もぐらの趣味部屋

管理人は多趣味な学生です (英語, 珈琲, 酒, 温泉, 写真, etc...)

かつて和訳書庫だった部屋を改装。
数多の趣味の一つである珈琲の記録をメインに更新していきます。

もぐら珈琲録 #8(エルサルバドル/イエメン/グアテマラ/ウガンダ)


#1 で基本事項や経緯について書いています。


  


<2022年12月~2023年1月>


🇸🇻 エルサルバドル ラス・ヌベス農園 SHG ブルボン


地域:エルバルサモ地区サンサルバドル火山周辺
生産者:ラス・ヌベス農園
精製方法:Fully Washed
品種:Bourbon
Roast:City(中深煎り)
Roaster:ROSSi Roastery and Cafe(静岡/静岡市葵区人宿町)


苦味  ★★★☆☆
酸味  ★★☆☆☆
果実味 ★★★☆☆
甘味  ★★★☆☆
ボディ ★★☆☆☆
香り  ★★★☆☆


[抽出方針]
Dripper:フラワードリッパー
温度:92℃
速度:普通(前半1/3じっくり→後半2/3速く)


ロッシのエルサルバドルSHG。


かなり前に飲んだ物よりややフルーティになっている(?)
カップに注いだ瞬間から爽やかな香りが。


柑橘系の果実味だけどトロピカルな印象。


キャラメルのような甘さと、ボディは控えめながらミルキーな感触もある。


アフターは明るくフローラルな香りが抜けていく。
複雑だけどクリーンで飲みやすい。



🇾🇪 イエメン "イブラヒム・モカ"


地域:バニー・イスマイル地区
生産者:小農家
精製方法:Natural
品種:Dawairi, Udaini他(イエメン在来種)
Roast:Full city(中深煎り)
Roaster:Daphne(東京/三田)


苦味  ★★☆☆☆
酸味  ★☆☆☆☆
果実味 ★★☆☆☆
甘味  ★★★★☆
ボディ ★★★☆☆
香り  ★★★★☆


[抽出方針]
Dripper:フラワードリッパー
温度:90℃
速度:普通(前半1/3じっくり→後半2/3速く)
その他:やや濃いめ(25g/300cc)


イエメンにハマり中。


今回は日本に年間3000kg(60袋)しか輸入されない貴重な "イブラヒム・モカ" というブランドのイエメンモカ。


産地はバニー・イスマイルで、"イブラヒムモカ"は最高級品らしい。


とにかく甘い。


苦味と同じくらい甘味がある珈琲はあれど、苦味が少なく、酸味も少なく、甘味が前に出ている珈琲は初めて。


スパイシー、スモーキーな風味が抜ける。
白ワインと表現している人もいて「確かに。」


ブドウやレーズンのような果実味もある。
どこか暗く、枯れている印象。


(出典: -自家焙煎・ネルドリップ珈琲-星霜珈琲店 公式ブログ)


🇾🇪 イエメン "ムニール・モカ"


地域:ハラウーン地方
生産者:小農家
精製方法:Natural
品種:Dawairi, Udaini他(イエメン在来種)
Roast:Full city(中深煎り)
Roaster:Daphne(東京/三田)


苦味  ★★★☆☆
酸味  ★☆☆☆☆
果実味 ★☆☆☆☆
甘味  ★★★★☆
ボディ ★★★☆☆
香り  ★★★★☆


[抽出方針]
Dripper:フラワードリッパー
温度:88℃
速度:普通(前半1/3じっくり→後半2/3速く)
その他:やや濃い目(20g/250cc)


これも年間60袋のレアもの。


イエメンのハラウーンという地域のものらしい。
別にヤーフェ・ムニールというものもあり混乱するが、こちらは恐らくヤーフェ産のブランドなのだろう。


イエメンはバニーマタル、バニーイスマイル、ハラーズ、ヤーフェと飲んできたけど、これはまた違う味わい。


"イブラヒムモカ" と比べて暗い印象。
暗いながらも甘みは優しく、紅茶とも違う珈琲らしい贅沢な風味。
高級なケーキとペアリングしたくなる(?)


アフターはスモーキー。ダフニ焙煎の特徴なのかな?


この複雑な味わいはイエメンこそ。


(出典: -自家焙煎・ネルドリップ珈琲-星霜珈琲店 公式ブログ)



🇬🇹 グアテマラ ブルブハ農園 SHB ティピカ


地域:ウエウエテナンゴ県サンペドロネクタ地区
生産者:ラ・ブルブハ農園
精製方法:Fully Washed
品種:Typica
Roast:French(深煎り)
Roaster:Satie coffee(広島/尾道)


[抽出方針]
Dripper:フラワードリッパー
温度:92℃
速度:やや早め(1/3ずつ均等に速度変えず)


苦味  ★★★★☆
酸味  ★☆☆☆☆
果実味 ★★☆☆☆
甘味  ★★★☆☆
ボディ ★★★★☆
香り  ★★★☆☆


グアテマラでは珍しいティピカ種。
サビ病に弱く、品種改良や強い品種に淘汰されつつあり生産量が少ない。


グアテマラのイメージはブルボンの柑橘系の果実味とキレのある苦味だが、これはかなり異なる印象。


キレのある苦味は健在だが果実味がややマイルド。


柑橘系というよりはベリー寄りで強くない。
林檎ほど爽やかでもないからプラムという表現が正しいのかな?


香りもしっかりしていて甘く香ばしい。ナッツも感じる。



🇺🇬 ウガンダ ブゴエ


地域:ルヴェンソリ山脈周辺
生産者:小農家
精製方法:Fully Washed
品種:SL14, SL28
Roast:City(中深煎り)
Roaster:OBSCURA COFFEE ROASTERS(東京/三軒茶屋)


苦味  ★★★☆☆
酸味  ★★☆☆☆
果実味 ★★★☆☆
甘味  ★★★☆☆
ボディ ★★☆☆☆
香り  ★★★☆☆


[抽出方針]
Dripper:フラワードリッパー
温度:92℃
速度:普通(前半1/3じっくり→後半2/3速く)


ウガンダのブゴエWSで精製されたもの。


このウガンダは柑橘系の果実味とキャラメルのような甘さが美味しい。
obscuraによるとベルガモットや焼きリンゴと表現されるらしい。難しい。


obscuraは全体的に浅い気がする。
一番深煎がこれだけど比較的ライトな味わい。


一時期いろんな所でウガンダを見かけたのに最近見なくなった。
ウガンダのスペシャリティは不安定だね。


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