【Bトレ サイズ】50系客車 キットの紹介と塗装方法
この記事は、【Bトレ サイズ】50系客車 キットと塗装方法を紹介しています。
50系客車 キットについて
実車の情報
1977年から製造された、普通列車用の一般形客車です。
登場の背景について
当時、普通列車で使用されていた客車は老朽化や陳腐化が進行し、新型車両の導入が望まれていました。
当時は動力近代化計画に基づき、旅客列車は客車列車から電車・気動車への置き換える方針となっていました。しかし、荷物・郵便輸送への配慮と、余剰機関車の活用、また組合側の要望により、動力近代化計画の方針とは矛盾するものの、やむなく新形式客車を開発することとなりました。
これにより開発されたのが50系客車です。
車両について
普通鋼製で車内はセミクロスシート。乗降口は従来客車同様に車端部にデッキ付きで配されましたが、通勤通学輸送向けに引き戸幅は1,000㎜となり、また従来の客車で問題視されていた手動扉から自動扉になりました。
車体断面は裾絞りのないストレートで簡素な構造で、車体妻面は連結・解放作業を考慮して3面の折妻構造となっています。
車体は交流電気機関車と同じ赤2号、屋根はねずみ色1号で塗装されていました。
本州向けの50形と北海道向けに耐寒仕様の51形にそれぞれ普通車のオハ、トイレ付緩急車オハフのほか、荷物車のマニ50形、郵便・荷物合造車のスユニ50形が製造されました。製造数は953両に及びました。
運用について
1978年3月より、大都市周辺の幹線・亜幹線を中心に朝夕の輸送力増強に用いられました。線区によっては10両前後の長編成で運用されました。1983年時点で34区に配置されました。
しかし、電車化の推進、非電化区間の気動車化により大量の余剰車が発生。さらに都市型ダイヤへの転換、貨物輸送の別会社化によりさらに余剰化が進行。製造後7年から12年という異例の若さで500両以上が廃車されました。
その後も廃車は続き、一般使用車は2001年にすべて廃車。定期列車は快速「海峡」の2002年の廃止とともに消滅しました。
キットの情報
キット外観について
50系客車50形のオハとオハフを再現しました。オハが座席普通車、オハフがトイレを装備する緩急車です。
ベンチレータと屋根の間の隙間まで表現しています。
対応シャーシについて
準備中
塗装例の紹介
以下に塗装方法を紹介します。塗装例ですので、塗料や塗装方法などはあくまで参考としてご覧ください。
使用した塗料
塗装例に使用した塗料は以下の通りです。
塗装工程について
車体本体の塗装
1.全体を灰色サーフェイサーで塗装します。
2.全体(屋根中央部以外)をあずき色で塗装します。
3.屋根以外をマスキングします。
4.屋根をねずみ色で塗装します。
連結ホロの塗装
1.灰色サーフェイサーを塗装します。
2.ねずみ色を塗装します。
組み合わせて完成です。
編成表
上図が、50系客車の編成例です。
牽引機には交流電気機関車やディーゼル機関車が用いられ、最短2両から最長13両という様々な用途で用いられました。
基本的に編成の両端は尾灯を備えるオハフ、中間にオハまたはオハフを連結した編成となっていたようです。
活躍した期間は短いですが、印象的な「レッドトレイン」の姿を模型でぜひ再現してみてください。
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