「偕楽園カーブ」の写真を初めて見たのはまだ小学生に入学する前だっただろうか、自宅にあった鉄道図鑑で紹介されている「ひたち」の写真だった。
凜々しいボンネットクハを先頭にして駆け抜ける485系、偕楽園の梅をバックにその様子が見開きで掲載されていた。
幼い頃に目にしたこの写真が、今でも思い起こされるくらいだ。子供なりに国鉄特急「ひたち」の格好良さを認識したに違いない。
ガキンチョの自分にとって、我孫子から水戸といったらとんでもなく遠く思えたものだったが、あれからン十年も経てば地元の我孫子から水戸なんてすぐそこ、愛車を一時間ちょいも走らせれば、偕楽園なんてあっという間だ。
なのにどうして、撮り鉄を趣味にしているのにここへ足を運ぶことが長らくなったのか、恥ずかしく思うと同時に不思議でならない。
この日は「晴れ」という天気予報を信じて午前4時に起床、すぐさまクルマで偕楽園へ向かった。
前日まではあいにくの天気だったが、常磐道で拝んだ空模様で思わず口元が緩む。
見事な快晴ではないか。
この日は特急「水戸偕楽園蘇我号」がE653系K70編成でやって来ることがわかっていた。
その他にも収穫があればいいな…と思い現地に向かったが、結果は大当たりだった。
梅のシーズンがピークを過ぎていたのはちょっと残念だったが、撮れ高としては良い方でしょう。
当日同じ目的を持って現地で並んだ同業者と楽しくお喋りして時間を潰したり、偕楽園近くの歩道を散歩コースにしているであろう地元の老夫婦からあたたかい応援の言葉をいただいたりと、近くの紅梅を愛でながらほっこり撮り鉄を楽しむことが出来た(*´▽`*)
【写真1】
230319 OLYMPUS E-5+ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm SWD 1/320 F8.0 ISO320 AWB を編集及びリサイズ
E501系、K702編成。
E501系の5連運用がそろそろ怪しいそうだが、10連だって水戸以南で見られなくなる可能性もあるのでは…。
何はともあれ記録できるうちに撮っておこうと、現場での準備半ばで急いでシャッターを切った。
【写真2】
230319 OLYMPUS E-5+ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm SWD 1/1000 F8.0 ISO200 AWB を編集及びリサイズ
E531系、K425編成。
土浦以北の10連運用、雲行きが怪しいそうではないですか。
10連であることが判りづらいが、今では常磐線の主力であるE531系を記録。
(この日は大量に記録できた…)
【写真3】
230319 OLYMPUS E-5+ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm SWD 1/1000 F8.0 ISO250 AWB を編集及びリサイズ
E657系、K13編成。51M「ときわ51号」。
【写真4】
230319 OLYMPUS E-5+ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm SWD 1/1000 F8.0 ISO200 AWB を編集及びリサイズ
E657系、K12編成。3M「ひたち3号」。
今が旬のE653系リバイバルカラー。
スカーレットブロッサムは初めての撮影だった。よっしゃよっしゃ。
情報を持っていなかったのだろう、この編成が来る直前だというのに三脚を用意していて撮影の機を逃している同業者が一人いた…。
【写真5】
230319 OLYMPUS E-5+ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm SWD 1/1000 F8.0 ISO200 AWB を編集及びリサイズ
E657系、K17編成。53M「ときわ53号」。
こちらも今が旬のE653系リバイバルカラー。
こちらは二度目の撮影となったグリーンレイク。よっしゃよっしゃ!!
【写真6】
230319 OLYMPUS E-5+ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm SWD 1/1000 F8.0 ISO200 AWB を編集及びリサイズ
E653系、K70編成。「水戸偕楽園蘇我号」。
この日の真打ち、今となっては大人気のE653系K70編成。
国鉄色の人気ってスゲエな(^^;
(230319訪問)
テーマ:鉄道