(1/80の鉄道模型がアナログ&デジタルで走行)
明日3/26まで,防府市青少年科学館「ソラール」にて,「走る!鉄道模型展」が開催されていますが,ようやく見に行くことができました.
この展示の目玉は「DCC」を活用したプログラム運転の実演になります.したがって,線路脇には電子機器,手作りの信号機が,
そして車両にはDCC信号を受けるために必要なデコーダ,スタッフの手元にはパソコンがあります.エンドレスやポイント・トゥ・ポイントでの配線で列車を交換させての運転が実演されていました.
また,これと対比する形で通常のDC(直流)運転の走行も披露されていました.
車両としては1/80の鉄道模型としては比較的入手しやすい,KATO・TOMIX・天賞堂のプラ製品から,主に山陽・山陰地区で使用された車両が選ばれています.科学館らしい列車の制御方法の説明のほか,登場する車両の説明も詳しく用意されています.ちなみに,このキハ181系の模型にはウェザリングが施されていますが,トンネル・勾配が多い山口線ならではの汚れを表現したと説明されていました.山陰本線を中心として運行した車両とは汚れ方が異なっているとのことでした.
この展示が行われている場所は「ソラール」に入館した左手側の「回廊展示室」であり,通常は「太陽のシアター」が上映される他,壁面には宇宙・地球の歴史が描かれる螺旋状に昇る順路となっています.ということは,
展示の様子を上から眺めることができる,というのもポイントです.
なお,展示には過去の山口線の画像・映像や「SLやまぐち号」のポスターも含まれていました.
近年,この鉄道模型展は恒例的に行われており,再びデジタル運転の実演が見られる機会があることを期待します.「ソラール」の皆様,ありがとうございました.
※走行展示を行っていない時間帯にジオラマに近づくことはできません.
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(2022年の展示)