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新横浜線が開通したので乗ってみた

先週の土曜日に相鉄新横浜線と東急新横浜線が開通し、これらを介した直通運転が始まった。そんななか先日、武蔵小杉駅から横浜駅まで出る際、ふと魔が刺して開業路線を経由してみることにした。

ホームに上がると、ちょうど相鉄に直通する「急行海老名行き」の目黒線が入線するところだった。発車標には「海老名」「新横浜」の文字が並び、直通運転が始まったことを実感する。行き先は一気に増えたが、既存の東急目黒線内のユーザーの視点からすればただの延伸と同じで、これまで通り基本的に日吉までは行くので、実際のところそこまで変化はないだろう。東横線は相変わらず「元町・中華街」がメインなので、聞き慣れない行き先が来たら別の方面に行くから注意しておくぐらいか。惜しむらくは、パターンダイヤが大きく崩れてしまったところ。

急行海老名行きとしてやってきたのは東急5080系。相鉄線内の「急行 海老名」は消滅したが、東急線内では当たり前のように表示される。

日吉から2駅目で新横浜。新横浜線の部分は紫色が割り当てられている。ここら辺、路線名が細かく分断されていて面倒な面はある。

新横浜から先は特急。相鉄線内の横浜口の優等は夕方からほとんど快速になっており、特急は直通メインの種別となる。

日吉まででほとんどの乗客が降り、閑散としたなか新規開業区間に入る。ほとんどがトンネルであるため、車窓については特筆すべき点はないが、かなりのアップダウンのある線形となっているようだ。駅間距離も長く、快足を飛ばしていた。

日吉から2駅で新横浜に到着。数分の停車があったため、少しだけホームの観察。新横浜行きだったら次の電車を待ちがてら少し改札外に出て新駅の様子をみても良かったが、今回は直通に乗っているし、次の電車まで待つのが面倒だったのでパス。

乗車中の列車。ここから相鉄になるため、表示が特急に変わっていた。

入れ替わるように、中線に停車していた新横浜始発の西高島平行きが発車していった。相鉄に乗り入れられない、東急以外の車両はここでの折り返しが基本。

反対側のホームには、相鉄線から目黒線へ直通する東急3000形が入線してきた。3000形も登場から20年以上経つが、8両編成化もされ、まだまだ活躍するようだ。

羽沢横浜国大までの未乗車区間を乗り、そしてそのまま乗車して西谷駅に出た。西谷駅からは相鉄本線に乗り換えて横浜駅に出る。

相鉄線の上りホーム。こちらは行き先が東横線・目黒線に限らず、JRや地下鉄、東武線にもまたがるため、案内はどうも賑やかである。とりあえずは種別に使用する色を乗り入れ先で区別しているようだ。

東横線に入る列車が入線。この日は相鉄車両の運用に出会わなかった。

そして横浜に向かうのに乗車した快速。こちらは相鉄に昔からある車両で、変貌を遂げる相鉄線の空気に圧倒されることなく、バリバリの現役として存在感を示している。パワーウインドウやセミクロスシートは残っているのだろうか??

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・今回見た限りではどの列車も閑散としており、利用客が増えるのはこれからといったところだろうか。定期利用客の切り替えのタイミング、開業を前提とした新春からの住居選びなどを考えると、本格始動は4月に入ってからだろう。JRと東急の2つに乗り入れて多彩な経路を確保しながら、実態は閑散としていたら格好つかないので、賑わって欲しいところ。

・車両運用の制約が多いなか、運行系統を複雑にし過ぎている感が否めないように思う。東急線側は田園調布〜日吉が方向別複々線だし、相鉄線側は二俣川と西谷で対面乗り換えできる構造なので、直通系統を相鉄本線(または相鉄いずみの線)〜東急目黒線に絞るなど、もう少しシンプルにしても良いのでは?と思う。ただ、本数の割り当てが減ったとしても列車を選べば様々な目的地にずっと座って行ける、というメリットも理解はできる。この点は需要を見極めながら最適化されていくことだろう。

・相鉄側からの乗り入れは案内上難しい面もあるが、直感的には「JR線方面」「東急線方面」の情報をもっと目立たせた方が良いようにも思った。ただ、乗換案内の普及で「〇〇行きに乗って、ここで〇〇線に乗り換え・・・」といったように行き先ベースで乗る列車を判別する例も多いだろうから、現状に落ち着くのかもしれない。

・昔住んでいたエリアから新幹線に乗ろうと思ったら、どうしても東横線→菊名→新横浜と出る感じだったが、乗り換え無しで新横浜に行けるのはかなり便利に感じた。菊名の乗り換えも便利な方とはいえ面倒だったので。

(おしまい)

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