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2023.03/24 [Fri]
帯状疱疹の痛みの経過と症状の変化、完治まで
2月19日に帯状疱疹を発症して、21日後に完治しました。
このブログに検索でたどり着いた方のために詳しい症状の変化について、書いておきます。
帯状疱疹とは
帯状疱疹は、過去に水ぼうそうにかかった人が、体内奥深くにひそんでいたウイルスが、ストレスや疲れ、病気などのきっかけで免疫力が落ちてきたとき、ひょっこり顔を出して、神経を攻撃する病気です。
神経は左右別々の組織なので、必ず体の片側にだけ出ます。赤い湿疹が脇腹や胸の下や背中に現れるので「胴巻き(どうまき)」と呼ばれることもあります。
湿疹はかゆみや痛みを伴うそうですが、私は湿疹そのものは特になんでもなく、体のもっと奥のところが痛みました。
年齢に関係なく発症しますが、80歳までに日本人の3分の1が罹患すると言われています。
60歳をすぎると罹患率が上がるので、加齢も発症のきっかけの一つのようです。
次男は、2歳のとき水ぼうそうにかかり、5歳の時に帯状疱疹にかかりましたので、お子さんでも発症することもあるようです。
帯状疱疹の発疹について
私の場合は、右胸の下5センチ四方ぐらいと右脇腹に3センチ四方ぐらいに赤い細かいぽつぽつとした発疹が現れました。右胸の発疹は、3日目ぐらいには倍ぐらいに広がりました。最初からかゆみや痛みは発疹そのものにはなかったです。また、水ぶくれになることもなく、だんだんと赤みが薄れて3週間後には完全に消えました。
帯状疱疹の痛みの経過
1日目、右の肩甲骨の下から胸にかけて、筋肉痛のような痛みがありましたが、まだ帯状疱疹とは思っていませんでした。
2日目、朝になって、チクチクヒリヒリする痛みがあり、鏡で見たら、右胸の下と脇腹に赤い発疹もできていました。
「もしや、これは・・・・」と思い、かかりつけ医に行ったら、やはり帯状疱疹でした。
「1週間きちんと薬飲めば治りますよ」「プールも疲れない程度ならいいですよ」と
言われて少し安心しましたが、初診料と1週間分の薬で4000円以上でした。
バルトレックスという薬を1日3回、1回2錠ずつ飲みました。
3日目、体の奥から断続的にズキン、ピリピリ、チクチクという感じの不快な痛みが襲ってきました。がまんして日常生活は送れますが、じっとしているときは、特に強く感じました。寝てしまえば痛みで起きるということはないのですが、痛みが気になってなかなか寝付けない状態でした。
ネットで検索するとあたためると楽になるとのことでしたので、下着の上からホッカイロを貼ってみたら、確かに痛みは少しやわらぎました。
この状態が2.3日続きましたが、医者から鎮痛剤は処方されませんでした。
6日目、薬が効いたのか、わりと楽になりました。チクチクする痛みの間隔があき、痛みの強さも前日の半分ぐらいになったような気がしました。それで、プールにも行って、水中ウォーキングだけしました。LINEを通じて、みんなが私の帯状疱疹のことを知っていて「早かったね~」と驚かれました。治るのに1ヶ月以上かかったという人が多く、やはり初期症状で見分けが付かず、治療が遅れた人もいました。
このころ朝は、けっこう痛みを感じましたが、日中はあまり痛くない時間も増えていました。しかし、その夜は、前のような痛みが復活しました。
1週間後から2週間目ぐらいまで、
このまま、どんどんよくなるのかと思ったら、1週間目ぐらいからは、痛みの強さも痛みの来る度合いもあまり変わらない日々が続きました。眠れないほど痛いということはありませんが、体を動かすたびにチクンチクンと不快な痛みがありました。家事や運動をしていると気にならないぐらいの痛みですが、じっとしているとやはり不快でした。
1週間後に薬は全部飲み終わりましたが、やはり、体の奥からくる不快な痛みがあったので、家にあったロキソニン系の薬を飲みはじめました。薬が効いているときは、かなり痛みは和らぎましたが、薬が切れてくると痛みが復活していました。2週間目ぐらいまでは、1日1回、鎮痛剤を使用しました。
2週間目から3週間目
痛みの変化は、あまりないように感じていましたが、振り返ると少しずつ痛みを感じない時間が増えていました。2週間目まではほとんど変化がなかった発疹もこのころからどんどん色が薄くなりました。3週間目にはすっかり治りました。
痛みと発疹の経過グラフ
下は帯状疱疹の痛みの変化と発疹の様子をかんたんにグラフにしたものです。
私の場合は、3週間で完治しましたが、高齢者だと1ヶ月かかるのが普通のようです。
発症してから薬を飲み始めるのが遅れると、発疹がおさまってからも長い間(半年とか)痛みが残る場合もあるそうです。
帯状疱疹のいろいろな症状について
まわりにたくさん経験者がいましたので、いろいろな体験談を聞きました。発症部位は、頭、胸、背中、足など、いろいろでした。特徴は、体の片側に出るということです。発疹がほとんどなく、痛みだけの方もいました。発見が遅れて入院した人もいました。最初の診断でヘルペスと言われ、別の医者にかかって帯状疱疹と診断された方もいました。治った後も神経痛が長く残ったという人もいました。
帯状疱疹経験者からのアドバイス





このブログをずっと読んでいただいている読者には、いまさらの内容ですが、帯状疱疹について検索してたどり着いた方のためにまとめ記事を書きました。
下はこのブログの3月のアクセス数ですが、訪問者数のほとんどは検索から来ている人です。
下のように固定の読者のアクセス数より、圧倒的に検索からのアクセスが多いのです。
それも最新の記事ではなく、かなり以前の特定の記事にアクセスしていることが多いです。
私も帯状疱疹の闘病中、帯状疱疹の痛みの経過について知りたくて、いろいろ検索しました。
おおざっぱな経過は、医療記事に出ていましたが、詳しい経過を記したブログはあまり見つかりませんでした。それで、同じ目に遭った方の参考になればと思い、記事にしました。
帯状疱疹闘病中や、まだ帯状疱疹を経験したことがない方の参考になれば幸いです。
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せっかくの桜の時期なのに雨模様のお天気が続いていますね。
こういう天気を菜種梅雨(なたねづゆ)というそうです。
日本には、お天気を表すいろいろな言葉がありますね。
体調管理にご注意ください。
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Re: モモコさん
割と早く完治したのでよかったです。
水ぼうそうは小さいときにかかることが多いので
自分より親が覚えている場合が多いようです。
水ぼうそうにかかっていない場合は、帯状疱疹を発症している人には近づかないほうがいいですよ。