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【北海道「開かずの踏切」廃止】何分閉まるか計測 苗穂駅迂回路はどこ[2023ダイヤ改正(10)]

2023年3月23日

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北海道の鉄道と言ったら本数の少ないローカル線ばかりで、踏切による道路交通の阻害とは縁がないように思います。

しかし、いくらそのような路線が多いと言っても、札幌近郊の都市部は別。特に札幌〜白石は道内唯一の複々線区間であり、その途中にある踏切は「開かずの踏切」として知られます。

 

それがJR苗穂駅西側に位置する、東9丁目踏切です。

JR函館本線とJR千歳線の線路4本と、苗穂駅に隣接する車庫への回送線5本と交差するこの踏切。2023年3月23日15時をもって廃止され、ここを通行することはできなくなりました。

 

今日は朝8時〜9時のピーク時間帯に1時間滞在、そのうち何分閉まっているか観察し、踏切廃止後の代替道路を訪れてみます。



まずは札幌駅から函館本線普通列車に乗車。

しばらくは高架線を走っていまして、函館本線が千歳線を挟んでいる状態です。

 

苗穂運転所や苗穂工場があるために高架から降り、問題の東9丁目踏切が現れました。

 

そして2018年に移転、橋上駅舎化された苗穂駅に到着です。



苗穂駅から歩くこと8分ほど、東9丁目踏切にやってきました。

札幌厚生病院の立体駐車場から観察、屋上は関係者のみになっているので、2階の角から見させていただきました。

 

それでは朝8:00になったので計測開始。ちょうど列車が通過して閉まっていた頃だったので、37秒ほどから始まります。

 

この1時間通過していった列車については全て動画で撮影し、YouTubeにまとめています。気になる方は是非そちらをご覧ください。

 

8時から9時でもまだ通勤通学の波が大きいもの、函館本線・千歳線両線共に多くの通勤電車が行き交います。

 

これに加えて特急列車の本数も多く、札幌駅を同時発車するために並走バトルを楽しめる場合も。

 

1本、苗穂運転所へ向かう回送列車が来ました。おそらく倶知安〜札幌で電車と連結されていた気動車。

運転所へ入るためかなりゆっくりとしたスピードで、それが遮断時間を伸ばしています。

 

9時になりまして、計測終了。1時間のうち何分遮断器が降りていたのでしょうか。



結果は…

42分03秒でした。1時間のうち3分の2閉まっており、18分しか通行できないことになります。

 

何度も触れていますが、函館本線と千歳線という列車本数が多い複々線上にあるのが一番の要因。

 

しかも苗穂運転所や苗穂工場が隣接しているため、入線する回送列車もゆっくり走行。これらの施設は地上に作るのが現実的で、高架化ができませんでした。

 

また2018年に苗穂駅は札幌方に移転しており、駅に普通列車が到着した時点で閉まっているのも、大きな要因です。



この東9丁目踏切は、2017年1月27日に踏切道改良促進法に基づき、「改良すべき踏切道」に指定。

これによって2023年3月23日15時をもって、この踏切は廃止されました。

 

ここが通れなくなるなら、他に線路を越える道路が必要です。今度は新しく作られた迂回路をご紹介します。

 

まずは自動車で線路を越えるルートです。

踏切から西へ向かって進みまして、線路は段々と高架に登っていきます。

 

その途中に存在するのが、東8丁目アンダーパスです。

これまでも歩行者・自動車共にここを通って、南北の移動が可能でした。しかし、この道からアンダーパスの入り口まで少し戻らなければならず、やや不便な状況です。

 

また、鉄道高架がまだ十分上り切っておらず、この真下を自動車が通るのは不可能な高さです。

 

そこで、自動車が通れるくらい高架橋が高くなったところまで、道路が伸ばされたのでした。250mに渡って高架と並行するこの道路は3月16日に開通したばかりです。

 

ここで広がっているのは2020年8月に閉店した、ホクレンホームセンター跡地です。今回開通した道路は、その用地を利用しています。

 

真っすぐ進んで突き当りの丁字路、左へ曲がれば高架の下を通って南側へ抜けられます。



歩行者については、苗穂駅自由通路を利用することが見込まれています。

この自由通路については、3月10日にショッピングセンターArioへ直接繋がりました。

 

まだ営業時間前なので静かですが、接続部分にはバルーンアートによるお祝いがされています。

 

連絡通路からはトイザらスへ接続しているそうです。

 

ショッピングセンター経は苗穂駅(改札からではなく駅舎北側端)から250m、この連絡通路を通ることになります。

 

橋上駅舎は多くの線路をまたいでおり、苗穂運転所、工場を眺めることができました。

 

踏切に支障はしていませんが、ちょうど261系特急列車の入換作業中です。

 

地元の方も結構眺めている方がいらっしゃって、色んな楽しみができる駅のようです。



今日で廃止された、北海道で一番の開かずの踏切。

高架化などで簡単に解決できない土地柄ですが、安全のためにも不便を最小限にした上で、踏切を撤去できてよかったと思います。

 

非常に危険なのでこれからはあの場所を通ること無く、新たにできた迂回路を行き来しましょう。

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

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