NO.2818 日野車など複数メーカーが見られます、今回訪問時撮影、大分バス大分中央営業所路線車 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)


 今回ご紹介します大分バスと言いますと、導入車の割合が多いのは日野自動車の車でありまして、大型と言いますとブルーリボン・ブルーリボンIIなのに対しまして、中型となりますとレインボー・レインボーIIがメインとなっております。


 その姿も、平成初頭までは日野車体工業、以降はジェイバス架装車が多く見られておりまして、ジェイバス架装車に関しましては全国的にいすゞ車の割合が多い中で、大分バスでは日野車が多いのが特徴でもあります。


 また、他には西日本車体(西工)・富士重工架装車も見られております。ただ、これらボディ架装は製造が終了しておりますので、あとは徐々に台数が減るに至る事にもなります。

 (画像1、12917・SKG-KR290J2)

 (画像2、12718・U-RJ1HJAA)~平成7年式では少数派です


 (12678・U-HT2MLAA)


 (12717・U-RJ3HJCA)~数少ない西工58MCでもあります


 それでも、中には三菱ふそう・日産ディーゼル製の車も見られておりまして、後述のように少なからず見られているのも現状であります。特に三菱ふそうでは高速車ではよく採用している中で路線車は少数派でもありますので、そう言った違いが見られているのも特徴でもあります。



 さて、今回ご紹介しますのは、この3月に私自身7年ぶりに大分バス中央営業所に訪問しました(既に高速車は掲載済です)。その際に収めました一般路線車に関しまして皆様にご紹介してまいります。



 まずご紹介するのは、三菱エアロスター(42177・LKG-MP35FM)です。今回はこの1台のみ収める事ができましたが、実は大分バスでは2台のみしか自社発注で導入されていないエアロスターでもありまして、平成24年式のワンステップバスでもあります。それほど路線車ではエアロスターの割合が少ない事もわかりますし、それだけ貴重な車である事も伺わせる所ではあります。



 次は、西工96MC架装三菱エアロミディS(42173・PDG-AR820GAN)であります。このタイプも、やはり少数派でもありまして、大分バスでは2台のうちの1台でもあります。そんなこの車もワンステップバスと言う事で、低床化に光景している車でもある事が伺わせております。



 次からは、やはり少数派の日産ディーゼル車です。以下画像は22197(KC-RM211GSN)でありまして、平成10年に導入されたものでありますが、平成9年までは富士重工架装車で導入されていたのに対しまして、こちらは後述の日野車でも実績があります西工96MC架装でもありまして、2段サッシ窓が大きな特徴でもあります。尚、この車はワンステップバスではありますが、スロープが付いていない事もありまして、車椅子表示がないのがお分かりいただけます。



 次にご紹介します2台は、いずれも富士重工6E架装車であります。まずは22193(KC-RM211GSN)でありますが、この車は先述の西工架装車22197の前年であります平成9年式でスロープなしのワンステップバス、窓配置は2段サッシ窓となっておりますが、そんなこの車は大分バス自社発注車では最後の富士重工架装車の1台でもありまして、他に22194・22195の計3台が導入されておりました。



 次は、22206(KK-RM252GSN)であります。この車は元は西武バス→西武総合企画からの移籍車でありまして、平成14年式と富士重工架装車では末期の分類にもなります。そんなこの車は西武総合企画時代は、ショッピングセンターの送迎バスとして使用されていたものでありましたが、平成28年に廃車になりまして大分バスに移籍してきたものでありまして、富士重工自体がバス架装を行っておりませんので、今となればよく移籍してきたなと思う所でもありましょうか。



 ここからは、日野自動車の車に関しましてご紹介します。まずは富士重工架装車つながりとしましてブルーリボン(U-HT2MLAA)をご紹介しますが、今回ご紹介しますのは平成3年・4年各式の車でもあります。大分バスでは、30年を越えました現在も部品供給終了などによりまして他の事業者が富士重工架装車を減らす中、富士重工7E架装のブルーリボンを多く所有しておりまして、しかも日野ブルーリボンと九州内ではこの大分バスでしか聞かない組み合わせでもあります。


 (12661)~平成3年式


 (12676)~平成4年式


 (12681)~平成4年式



 次は、西工架装車であります。まずは、平成9年に96MC架装車として最初に導入されました1台でもあります12748(KC-HT2MLCA)であります。この車に関しましてはB-II架装のツーステップでありまして、2段サッシ・中ドア4枚折戸と言うのが大きな特徴でもあります。



 次は、B-I架装のレインボーであります12758・12760(いずれもKC-RJ1JJCA)であります。この車は先述の日産デイーゼル車22197と同じ平成10年式でありまして、装備はワンステップバス・スロープなしとやはり22197に準じた装備となっているのがわかります。それにしても、フロントスタイルだけでは日産ディーゼル・日野と見分けがつきにくいのがわかるのではないでしょうか。

 

 (12758)

 

 (12760)



 こちらは、B-I架装の12834(PKG-KV234N2)であります。大分バスでは平成20年代に西工96MC架装のノンステップ車を導入しておりまして、一時は佐伯営業所にも所属しまして大分~佐伯間の急行にも使用されていた車もあったほどでしたが、この車に関しましては大分市内メインでの活躍となっております。尚、この西工架装車のノンステップバス自体も九州では他に熊本2事業者でしか見られませんので、貴重な域である事には間違いないようでもあります。



 ここからは、日野レインボーの日野車体(現・ジェイバス金沢)架装車(12699・U-RJ3HJCA)であります。日野車体架装車は、西工架装車に改まるまでは、純正に当たります日野車体架装車でもありますが、この車は平成6年式ではありまして同年式は8台導入されておりましたが、現在はわずか2台しかいないそうでありまして、廃車が進んでいる事も伺わせております。



 次は、レインボーIIであります。現在大分バスでは中型の主力車両として位置付けておりますが、最初に導入されました車(12822・PA-KR234J1)は以下画像のように2段上下式のヘッドランプとなっておりまして、見た目からもいすゞエルガミオみたいな印象である事には間違いないでしょうか。 



 次からは、角目1灯のタイプであります。これらはいずれもワンステップバスとなっておりまして、掲載の車はいずれも形式はSKG-KR290J1でもあります。やはりいすゞエルガミオにも存在します角目縦2灯と1灯とでは大きな見分けがつきやすい事が伺えるのではないかと思います。


 (12879)


 (12889)

 

 (12904)



 次は、大型のブルーリボンIIであります。このタイプの導入は、平成24年より導入されておりましたが、前半がワンステップバス、後半にノンステップバスでの導入となっておりまして、導入年式によりましてこれら車の形式もそれぞれ異なっております。尚、ブルーリボンという事で、レインボーIIに準じてヘッドランプは角目1灯であるのも特徴でもあります。


 【ワンステップバス】

 (12865・LKG-KV234N3)


 (12874・QPG-KV234N3)


 (12875・QPG-KV234N3)


 【ノンステップバス】

 (12883・QKG-KV234N3)


 (12894・QPG-KV234N3)



 そして、現行スタイルのノンステップバスでもありますレインボー(12936・2KG-KR290J3)であります。今回このスタイルは画像1の12917と2台しか収める事ができませんでしたが、この車に関しましてはEDSSが装備されていない事から末尾に「3(EDSS付きは「4」になります)」が付いておりますが、それでもAMT車となっておりまして、最近導入された車両としての姿を見せております。



 今回は、7年ぶり訪問の大分バス中央営業所で収めました路線車両に関しましてご紹介しましたが、やはり日野自動車の割合が多い事が伺えるのではないかと思います。それほどメインのメーカーとしての位置付けがなされている事がわかりますし、それに加えまして他の日産ディーゼル・三菱ふそう、ボディ架装に関しましては今は存在しない富士重工・西日本車体工業まで見られているだけに、それほど様々な車が見られている事が分かるのではないかと思います。ただ、やはり古参車両はいずれは徐々に減って行く事にはなりますが、それでも元気な姿を引き続き見せていただければと思う所ではあります。