東京モノレールでは、2024年3月の実施に向けて、鉄道旅客運賃の変更認可申請を行ったことを発表しました。

鉄道旅客運賃の変更認可申請について|東京モノレール

概要は以下のとおりです。

【改定予定日】
2024年3月

【値上げ幅】
・普通旅客運賃
平均改定率11.5%

・通勤定期旅客運賃
現在の実施運賃からの平均改定率は25.2%
(現在の上限運賃からの場合、16.1%)

・通学定期旅客運賃
家計負担に配慮して運賃据え置き

【主な区間の運賃比較】
浜松町〜羽田空港(第1・第2・第3ターミナル各駅)
1円単位:
(現行)492円→(改定)519円
10円単位:
(現行)500円→(改定)520円


その他詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



羽田空港アクセスの主要路線である「東京モノレール」ですが、同路線も新型コロナウイルス感染症の影響により、2018年度には年間約5,000万人の利用者であったものが、2021年度は約2,500万人と半減してしまいました。
その後回復基調にあるものの、出張のテレワークや新しい正割様式が定着することから、コロナ前の需要水準に戻るのも難しく、同社によりますと、2022年度は7割弱の利用に止まっているとのことです。

そんな中、同社でも運賃の値上げを実施することを発表しました。
実施は2024年3月と、約1年後の実施となっています。

今後、旅行や出張の需要はある程度戻るとはいえ、流石にコロナ前まで、というわけにもいかないでしょうし、バリアフリー投資の必要等、鉄道を取り巻く環境も変化していることから、値上げはやむを得ないところ、といえるでしょうか。

この値上げに伴い、割引きっぷの価格も改定の可能性がありますので、1年後の実施ではありますが、気をつけたいところと感じたニュースでありました。




【関連ニュースサイト】
東京モノレール、2024年3月に運賃を改定 - 鉄道コム
東京モノレール、2024年3月に運賃改定。普通運賃は区間最大45円値上げ 通学定期は据え置き - トラベル Watch



【関連ブログ】
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