関西のJR在来線「トンネル携帯電話」3区間でサービス開始 湖西・山陰・阪和



JR西日本は3月20日、関西エリアの在来線のトンネル3区間で携帯電話通信サービスを開始したと発表した。

嵯峨野線の保津峡駅。【画像:Kissy/写真AC】

新たに携帯電話サービスの提供を開始したのは、湖西線・マキノ~永原~近江塩津、山陰本線(嵯峨野線)・嵯峨嵐山~保津峡~馬堀、阪和線・山中渓~紀伊のトンネル区間。湖西線と山陰本線は3月16日の始発からNTTドコモ・KDDI・ソフトバンクの3社がサービスを開始した。阪和線はKDDIとソフトバンクが3月16日の始発からサービス開始。5月下旬にはNTTドコモもサービスを開始する予定だ。

携帯電話サービスが導入されたトンネル区間の位置。【画像:JR西日本】

JR西日本は2016年までに山陽新幹線の全線で携帯電話サービスを開始。北陸新幹線のうちJR西日本が運営する上越妙高~金沢でも2019年までに導入を完了している。

在来線は関西エリアのトンネル区間で携帯電話サービスの導入が進められており、2018年3月までにJR東西線・京橋~尼崎や関西本線(大和路線)・JR難波~今宮、東海道本線・京都~大津、福知山線・宝塚~三田に導入。湖西線の山科~大津京と北小松~近江高島でも昨年2022年3月までに導入された。

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