乗り降り記録ブログ[駅ログ]

全国の鉄道駅の乗り降り記録を綴ります

#3839+3840 新横浜(2023.3.18)

綱島から東急新横浜線終点の新横浜へ。当駅で一旦下車し、改めて入場した後、今度は相鉄新横浜線で羽沢横浜国大方面に行けば、両社の新横浜線を乗り継ぐとともに、駅の方もそれぞれのカウントを加える形になります。

今回は、改札を出たところで東急の新横浜、入り直したところで相鉄の新横浜が乗降履歴に追加。一つの駅で二つの会社分という点では羽沢横浜国大(→駅ログと同じですが、東急と相鉄の新横浜開業はインパクト的にはやはり大きいものがあります。既存の新横浜が、横浜線東海道新幹線横浜市営地下鉄の三駅あり、そこに新たに二社分が増えたことで、さらなる拠点になった訳ですからそれは当然と言えば当然。JR、京急、東急、相鉄、市営地下鉄、横浜高速鉄道の6社局分ある横浜駅に引けを取らない駅になったと言えば、そのインパクトをイメージしやすいかも知れません。

新横浜着は14:24頃。14:30には後続の湘南台行きが来たり、2・3番線*1東京メトロ南北線に直通する赤羽岩淵行きが待機していたりというのを見物、撮影するなどしていたら20分近くが経ってしまいました。

湘南台行き「各停」。新綱島乗車時は急行でしたが、新横浜(相鉄新横浜線)からは各停に。14:16発のところ10分遅れでした。
こちらは海老名行き各停(新横浜14:26発→3分遅れ)
東急新横浜線側にある「新横浜トンネル」。新綱島から来た列車は勾配を下る感じで入線します。
綱島に向け勾配を進む列車。和光市行きの急行(新横浜14:33発)です。
1・2番線ホーム発車標。この一枚を撮った後に上階へ向かったため、14:46発、14:56発の運行状況は不確かです。東横線の「遅れが発生」は継続中。
横浜駅駅名標。新綱島~新横浜(SH01)は東急新横浜線、新横浜(SO51)~羽沢横浜国大は相鉄新横浜線になります。駅ナンバリングの数字は、東急側が起点、相鉄側が終点を示しています。
構内案内図など。北方向を上に見た時、東急・相鉄と東海道新幹線は平行し、横浜市営地下鉄が垂直に通る形。各社局の新横浜駅の位置関係を端的に示すと「±」やH(またはその横倒し)になることがわかります。
案内標示の一例。注目すべきは駅の階層で、地下4階から2階まであって、そのアクセスルートの段階が北、南で異なること。北改札側(左側)は、エスカレーターで1階ずつ上がるのに対し、南改札側(右側)は階を飛ばす直行タイプのエスカレーターが設けられているのがわかります。

ホームは地下4階相当に位置し、エスカレーターなどで地下3階、同2階と上がってはまた降りてみたりとやっているとまたまた何分かが経過。地下1階=改札階に来たのはホーム到着から30分後のことでした。

ホーム階(地下4階)の一つ上階=地下3階部。広めの空間があり、1・2番線(相鉄線方面)、3・4番線(東急線方面)の階段部と通じています。
地下3階部の発車標など(東急線方面)。たまたまですが、浦和美園埼玉高速鉄道)、志木(東武東上線)、西高島平(都営三田線)の各方面行きの急行が順に発車する時間帯でした。
三連エスカレーター(地下3階部)。開業日の混雑対策のためか、地下2階に通じるこちらの三連は全て「↑」の設定でした。(下りエスカレーターはこことは別の場所で稼働)

この時に通ったのは「北改札」。新横浜線は東の綱島、西の羽沢を東西に結ぶ印象が強かったのですが、正確には新横浜を中間に見た際、北東と南西を斜めに走る路線・・・となれば東側は北で、西側を南とするのは妥当と言えます。JRの新横浜駅への乗り換えを「南改札」メインとしているのは、その方角を示すだけでなく、新幹線や横浜線の駅が南に位置することも考えた上での設定と思われます。

横浜駅北改札
きっぷ運賃表。左が東急線、右が相鉄線ですが、両社分合わせるとかなりワイド。一枚では収まりませんでした。
「停車駅のご案内」も各社分があり、1・2番線(相鉄線)、3・4番線(東急線)で分かれています。デザインが各社仕様なのもポイント。

少々当惑しましたが、ともかくその改札を出場。改札周辺は北も南も大賑わいで、(予想していたとは言え)移動しにくいものがありました。記念グッズの類はとうに完売。そうなると紙券のきっぷが人気を集めるのももっともな話で、特に南改札側の券売機にはそれなりの列ができていて驚かされました。

横浜駅南改札付近。きっぷを買う人の列、改札を出入りする人の流れで、総じて混み合った印象。

地下1階からはいわゆる「ペデストリアンデッキ」のある2階へエスカレーターで直行。なお小雨が降る中でしたが、晴れて地上に出ました。改札通過から20分後。ホームや構内で50分を過ごしたことになり、これまた異例の長さとなりました。

横浜駅2階出入口など。新たに開業した新横浜駅は幹線道路(環状2号)の下に位置します。新幹線へのアクセスルートは、地上に出たところでようやく明確になるため、時間はある程度かかる観あり。「ラクラク乗り換え」とまでは言えない気もします。
横浜駅開業記念幕。クルマを借りて大船方面に向かう時などに環状2号を経由していたため、駅の工事に伴う渋滞もちょくちょく。この「工事へのご協力ありがとうございました。」は少なからず響くものがありました
キュービックプラザには「開業おめでとうございます」の垂れ幕
こちらはJR新横浜駅での記念装飾。なかなか盛大でした。

この後は、JRの新横浜駅入口、駅ビル「キュービックプラザ」などを廻り、遅い昼食をとってから、新横浜駅北口東広場へ。「Shin-yokohama Line Market」なるイベントが行われていましたが、すでに終了間際につき、収穫は特にありませんでした。広場に近い出入口(3番)から地階に向かい、地下鉄の改札口などを経て、先の北改札に着いたのは16:15頃。次は相鉄新横浜線に乗って南西に向かうのですが、ホームの発車標を見ると、16:26発(海老名行き)、16:27発(湘南台行き)、16:46発(湘南台行き)とあって、何とも不思議な状態でした。

北改札付近には「新横浜駅デザインウォール」があり、駅周辺の地層が何となく学べます。「新横浜駅は地下約33mの深さがあり、上部が沖積層、下部が上総層群という地層の中に建設されました」とのこと。
「のるるん」&「そうにゃん」。北改札窓口で撮らせてもらいました。開業記念か常設かは不明です。
次に乗るのは相鉄新横浜線。ダイヤ乱れにより、16:26、16:27、16:46と発車時分は変則的。

相鉄線方面の運転間隔が空いていたためか、ホームは結構な人出。海老名行きはそれらの人をある程度乗せての出発(16:30頃)となりました。すぐに来るのがわかっていてわざわざ混雑した列車に乗る必要はありません。遅れる可能性が濃厚な中、その湘南台行きは正に1分差の16:31発だったので、驚くやらありがたいやら。車内は至って悠々で、快適でした。

程なく15分遅れの旨のアナウンスがあり、時刻表に従えば16:16発だったことがこれで判明。湘南台、海老名、湘南台の順になっていなかった理由もわかりました。と思っていたら、次のアナウンスで「この列車は本日に限りまして二俣川行きとして運転いたします」・・・正に二転三転です。

羽沢横浜国大へ向かう間、行先はまだ湘南台行きでしたが...

かくして、途中で行先が変わる、いわゆるレア運用の当該列車に期せずして乗ることに。次の羽沢横浜国大に着くと、あわただしく乗り込んで車内の案内表示を撮るファンがいたことからも、レア度が高めなのを実感しました。もともと羽沢横浜国大で降りるつもりだったので、こちらはホームに降り立ってからいろいろ撮る形に。車内ディスプレイの方は撮り損なったというのが正直なところです。

羽沢横浜国大に着いて側面表示を見ると「二俣川」に
発車標の方も二俣川に。もともとは16:20発の湘南台行きでしたが、発車時刻も16:39頃と大幅な遅れ。

という訳で、東急・相鉄直通線の乗り初めはこれにて終了。帰りは相鉄・JR直通線でと決めていたので、対面ホームに向かい、新宿行き(16:46発)を待ちます。

羽沢横浜国大駅ホームから見た新横浜方面。相鉄新横浜線の延伸開業は中央の羽沢トンネル区間が開通したことで実現。JR直通線は、その両隣の「横浜羽沢駅T」などを経由し、新横浜ではなく鶴見方面へ。

たまたまではありますが、新宿行きが先発だったのは救いというもので、仮にその次の池袋行きが先だったら、それをJR直通線と勘違いしてうっかり乗ってしまったかも知れません。新たな直通区間ができたことで、羽沢横浜国大も行先が複雑化したことをこの発車標は示しています。新宿、池袋と並んだ時、そのルートがJRなのか東急なのかを見分けるには、「次は・・・」の駅を読み取るしかなさそう。武蔵小杉も両ルートからアクセスできるため、「次はJR武蔵小杉」と出るようになったのもポイントでしょう。

羽沢横浜国大駅2番線の発車標。3/17まではJR直通分のみだったところ、東急線方面が加わったことで多様に。「次は・・・」のチェックが不可欠になりました。
同じく2番線の方面表示。「新横浜 東急線直通方面」「JR線(新宿 川越方面)」となっていますが、乗り違いを防ぐ観点ではもうひと工夫ほしいところです。

いろいろな意味で波及効果絶大と言える相鉄・東急直通線。次は、南北線三田線から新横浜をめざすプランを試してみようと思います。

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*1:線内折り返し用の番線で、新横浜発着の列車が主に使用。東急線側からの列車(新横浜止まり)の場合、2番線が降車ホームになり、折り返しで新横浜始発(東急線方面)になる際は、3番線が乗車ホームになります。