侍ジャパン、凄かったですね。メキシコに勝って決勝進出です。その野球とは関係ありませんが、こちらは鉄道車両整備シリーズの第4段です。今回で車両整備は一応最後になります。

 

キハ40系は1977年から1984年に全国で888両が作られた比較的新しい近郊型気動車です。四国には両運転台のキハ40と、片運転台のキハ47が投入されました。2009年3月時点では、JR四国が国鉄から引き継いだ53両が全て健在だったそうなので、予讃線の海回り線でも、大いに活躍したものと思われます。こちらは2009年1月18日に小生が松山駅で撮影したものです。後ろに8000系振り子式特急電車が見えます。

 

全検を終えたばかりなのでしょうか。車体も床下もえらくきれいです。

 

こちらは2010年6月10日に、下灘から帰ってきたときに松山駅で撮影したものです。長浜経由で八幡浜に向かう列車ですから、下灘を通過します。

 

模型でこの編成を再現します。ちなみに現在四国でキハ40系が運用されているのは高松・徳島方面だけなので、下灘でこの列車をみることはできません。各地で盛大なお別れ運転のあったSLと違って、こういうシブいディーゼルカーは人知れず消えていくのでしょうか。

 

ネタ車はマイクロエースのこちらです。小生に珍しく新車ですが、銀座4丁目にあった天賞堂が閉店セールをやったとき、もともと2割引きだった値札のさらに4割引きで買ったものなので、大きな顔はできません。ちなみにトミックスから、さらに良く出来たものが発売されたらしいのですが、小生はそういう事情に疎いです。

 

セットはトイレ付の0番代が2両とトイレなしの1000番代が2両(うち1両はモーター車)の4両セットなので、2両編成で走らせようとすると、必然的に1000番代のモーター車と0番代のトレーラーの組み合わせになります。残った2両は、将来「伊予灘ものがたり」にチャレンジしようかなあ…。

 

こちらが新品の状態です。左側の0番代にはダミーのカプラーとジャンパー栓がついていますが、右側のモーター車はアーノルトカプラーがついているため、スカート部分がスカスカです。

 

屋根上はクーラーが塗り分けられています。0番代のほうにはトイレ用の水タンクが乗っています。

 

0番代の正面です。これにエアホースを追加してもよいのですが、難しそうなのでTNカプラーに交換しちゃいましょう。以前セクション本体を作っているときは自分でいろいろ工夫していたのに、車両工作を始めてからは、お財布の紐がかなり緩くなってしまっています。よいパーツが揃っているので、仕方ないですよねえ…。

 

左側の6364はキハ120用、右側の6357はキハ58用です。

 

トレーラー車にTNカプラーを取り付けます。

 

後位側から取り掛かります。キハ120用の短いやつです。

 

パチンとはめ込んで出来上がりです。長さも問題ありません。

 

前位側にはスカートと、ダミーカプラーのベースが付いています。

 

取り外してこちらを取り付けます。

 

長すぎたので、一番後ろの穴をカットします。

 

アートナイフで切り口をきれいにしておきます。

 

で、これでうまくいけば楽勝だったのですが、うーん、出っ歯になってしまいます。

 

穴をもう1つカットしましたが、これだと短すぎました。

 

結局取り付け穴を全部切り取って、ビスとナットで取り付けることにしました。

 

ずいぶん前に買った、手持ちのビスとナットです。長いビスしかありません。

 

カプラーとシャーシの両方に穴をあけます。

 

座席の部品がビスと干渉するので、穴を開けました。

 

やっと組めましたが、これだけで、かなりくたびれました。