先週土曜日ついに東急⇔相鉄直通線(東急新横浜線、相鉄新横浜線)が開業し、早速乗ってみました。
早朝の運行情報などを見ると、早速遅延情報があって最初から正常に運行されていないということで不安でしたが、10時過ぎになったら遅延情報もなく一応は正常な運行に戻ったようで安心して駅に向かいました。


今回は都営三田線の志村三丁目から乗車。券売機の運賃表も相鉄対応になっているのかと思いきや全然変わっていなく今まで通り日吉までの分しか記載されていませんでしたね。


そして相鉄直通の海老名行きを待って乗車。都営三田線から相鉄直通は日中だと30分おきに海老名行きが運行されます。また、早朝は相鉄まで乗り入れる電車が少ない割に新横浜止まりが思っていた以上に多い印象で、新横浜からの新幹線への接続を考慮しているのかと思いきや、ここからだと始発でも新横浜6:00発の新幹線には間に合いません。


そして、やって来た車両は今回の開業で直通運転を開始した相鉄21000系で、運行番号は31Gになります。今まで都営三田線の車庫にいるのを見たことならありますが、実際に乗れるようになるとついにこの日が来たと実感させられますね。
なお、海老名行きという聞き慣れない行先や相鉄の見慣れない車両に驚いている人も少なくないようでした。


電車はそのまま都営三田線を南下して東急目黒線に入りますが、都営三田線内では特に混雑はしていなかったのに東急で新線区間が近づくにつれて徐々に乗客が増えていき、東横線と並走する田園調布以降ではラッシュ並の混雑になっていましたね。
さらには日吉駅ではホームに人が溢れるほどの混乱になっていて、そのせいか駅直前で詰まって停止したりゆっくり入線したりしていました。
そして日吉からはいよいよ新線区間に入り、ここから地下に入って新綱島、新横浜に停車。
新横浜で運行会社が東急から相鉄に変わるほか、日中だと南北線直通が全て新横浜止まりになるため、上下線プラス中央に折返し線がある3線構造のホームになっています。
また列車種別は新横浜までは急行でしたが相鉄線内は特急になります。
新横浜を出ると埼京線との直通開始時に先行開業していた羽沢横浜国大に停車。日吉を出てすぐにトンネルに入ってからはずっと地下でしたが、羽沢横浜国大到着直前に一瞬だけ掘割になっている区間があって地上に出ます。
その後は羽沢横浜国大、西谷と停車しますが、西谷で相鉄本線に接続するまでは再び地下を走ります。


西谷からは相鉄本線を走り、二俣川、大和と停車して終点の海老名に到着。
乗ってきた電車は折り返しも都営三田線直通になり、各駅停車の西高島平行きになります。
そして改札を出ましたが、都営地下鉄+小田急だと800円台、途中の巣鴨~新宿がJR経由でも900円台なのに対し引かれた額はなんと1132円!3社に跨ることや新線の加算運賃で割高になるのは仕方ないのですが、思っていた以上に高いですね。
ちなみに大手町~海老名は972円ですが、他社と比較すると同じく都心から40km前後圏のつくばエクスプレスで秋葉原~みらい平が943円、都営浅草線+京成線+北総線で日本橋~白井が982円というのに近い値段になりますね。それだけに、定期代を新線経由に変更申請したら会社から許可されるのか不安視する人も多いようです。
また、ほぼ全区間乗り通した人がどれだけいたかは分かりませんが、海老名到着時は撮影者でごった返していて、人が増えればそれに比例してマナーの悪い奴も増えてしまい、罵声大会のような犯罪行為は見なかったけど周囲が見えていない人が何人かいたのが残念でした。


海老名駅で下車した後は駅前のビナウォークに寄りました。


連絡通路に、昔の小田急ロマンスカーと相模国分寺の七重塔を描いた自動販売機があったほか、ビナウォークの中庭にはミニチュアの七重塔があります。
相模国分寺は駅の東側にあったとのことで今は公園になっています。七重塔は奈良時代中期に創建されるも9世紀には既に焼失してなくなっていたようですが、この時代にして推定高さ65mを誇っていたとのことです。


その後は昼食にし、ビナウォーク1階にあるラケルに入り、ここの主力メニューの一つと思われる「KUKUチキンライスのモッツァレラチーズオムライス」を食べました。
オムライスにパンにサラダにじゃが芋丸々1個とかなり盛り沢山に見えますが、オムライスの量自体は控えめです。
また、店の制服がメイド服っぽいですが別にそういう店ではありません。
昼食後はビナウォークの反対側に行きましたが、そちらも新しめの商業ビルが建っていたりで賑わっていました。


また、小田急と相鉄の駅から少し離れて相模線の海老名駅があり、相模線の中では乗降客の多い駅になるものの小田急や相鉄に比べると小規模な駅舎です。
相模線より向こう側にはららぽーともありますが、時間の都合もあるので今回はそちらには行かずに海老名を後にしました。

復路は海老名から埼京線直通の各駅停車(E233系)で取り敢えず二俣川まで移動。
見慣れた車両なのに全然違う場所を走っていたり、車内表示器の画面も普段見慣れない相鉄方式のデザインで表示されているのが実に不思議な感じでした。
二俣川で一旦下車し、ここで湘南台発の東急直通列車を待ちましたが、混雑のせいで若干遅れていました。


数分遅れで到着し、これには東急5050系が充当されていました。副都心線、東武東上線直通の志木行きですが、ここで志木行きというのも不思議な感じですね。

なお、一瞬で元の正しい表示(赤で「各停」表示)に戻ったようですが、1枚目を撮影したときに種別表記が何故か白地の「普通」表記になっているのを撮った後に気付きました。


各駅停車なので二俣川を出ると特急は通過していた鶴ヶ峰にも停車して西谷から新横浜線に入り、新横浜で下車。


なお、新横浜線の電車は相鉄線内が各駅停車でも特急でも大部分が東急線内急行になり、乗ってきた電車も新横浜からは種別が急行に変わりました。
新横浜駅は2面3線あるとはいえホーム幅が狭く、撮影者が多くごった返しているため先頭で撮るのはほぼ不可能でしたし、階段やエスカレーターに向かうだけでも一苦労でしたね。
なお、元々横浜市営地下鉄ブルーラインが通っているところ、さらに下に新線を作ったためホームが非常に深く、エスカレーターも途中の踊り場で折返して乗り換えながら地上へと出ました。
そして改札を出るとすぐに地下鉄の改札があるので、ホームまで深くて遠いけど乗り換えは比較的楽かもしれません。
また、記念に切符を買おうという人が多いのか何故か券売機に気が遠くなりそうな長蛇の列ができていましたが、あまりにも列が長いので並ぶ気は起きませんでした。


券売機上の運賃表を見たのですが、隣の駅までの運賃は羽沢横浜国大まで230円、新綱島までは250円と、初乗り運賃の高さで悪名高い埼玉高速鉄道をも上回る初乗り運賃でした。黒字転換で値下げに踏み切った北総鉄道のように数十年後には加算運賃が廃止されるのかもしれませんが、運賃の高さが乗客数の伸び悩みに繋がったり色々と課題を残す恐れもありそうです。


そして、高架上にある新幹線との乗り換えは距離的には長いけど改札を出て案内に従って真っ直ぐ上がれば新幹線の改札が見えてくるので、余程大きい荷物を持っていない限りは乗り換えは思ったよりは苦ではなさそうですね。
また、駅前広場では新線開業を記念したイベントが開催されていて、沿線各地の特産品の販売などが行われていました。
天気が良ければゆっくりと見たいところでしたが、この日に比例して馬鹿にしたように雨が降ってくれたせいで屋外のものはあまり見られませんでしたね。


また、天気が良くて時間があれば新横浜駅の特徴ともいえる何故か異様に田舎っぽい駅の裏側(篠原口)を散策したかったのですが、さすがに断念せざるを得ませんでした。
ところで新横浜駅といえば、新幹線の駅であり横浜線と地下鉄で横浜市中心部へのアクセスは良いけど東京方面へは在来線だと乗り換えが必須になるというのが唯一にして最大の弱点だったかと思うのですが、今回新線が開通したことで都心へ乗り換えなしで行かれるようになったことでそういう弱点が解消され、今後はこの裏側とかも大きいマンションなどが建って都市化が進むのかもしれませんね。
そして駅ビル内などで小休止をしたかったのですが、駅ビルや駅周辺に飲食店は多いも、カフェとか軽食系の店が異様に少なく、駅ビル内にスタバがあるもこの手の店が少ないせいか気が遠くなりそうな長い列ができていましたね。
その後は地下の改札に戻ると、新線開業に合わせて改札前にオープンしたミスドがあり、下車したときは長蛇の列ができていたので入る気が起きなかったのですが、このときは列が短くなっていたし空席もあったので入って一休みしました。
外では新線開業記念のセット(特にそういう記載やグッズ販売はないけど)も売っていましたね。


これから夜に参加するオフ会に備えてガッツリ食べるのは控え、チョコファッションとアイスコーヒーのみを注文。


ミスドで小休止後に改札に入りホームに降りたところ、ちょうど南北線から直通の新横浜止まりが到着したところで、しかも2本しかない東京メトロ9000系の最終増備編成でした。なお、東京メトロと都営地下鉄の車両は全て相鉄乗り入れ非対応なので新横浜止まりになります。
9000系といえば、初期車以外15編成分の8両化用の増結中間車を新造すると言っていましたが、1年以上前に第9編成用の増結車2両だけが登場するもそれ以外の中間車が全く登場しないばかりか増結する気配すらなく、何の音沙汰もないままとうとうこの日を迎えてしまいました。
その後は、「品川延伸までに全編成を8両化する」という計画が発表されていますが、この様子だと9000系を8両化するのは中止にし新車で置き換えるという方針になるのかもしれませんね。比較的新しい最終増備編成はすぐには置き換えないと思いますが、第9編成用の中間車は置き換えないであろう9122~9123Fの8両化ないし新形式の19000系(?)中間車に転用ということになるかもしれませんね。
隣のホームには相鉄から直通の電車が到着し、そちらを撮ったり乗っていく人は沢山いましたが、新横浜止まりだと全く注目されないのかガラガラのままで出発したのが印象的でした。何だか、上野動物園でパンダ舎が物凄く混むのにそれ以外の動物があまり注目されない状況に似ていると思ったのは、私だけでしょうか。


なお、今回乗った南北線直通の電車は新横浜方面からだと数少ない東急目黒線内各駅停車で、途中で相鉄から都営三田線直通の急行に抜かれるのですが、次の移動先が錦糸町でこの後に南北線から半蔵門線に乗り換える都合があるので、そのまま乗っていきました。


そして永田町で半蔵門線に乗り換えるため下車しましたが、反対側に来た電車がちょうど南北線からだと朝夕のみになる相鉄直通でしたね。

夜は錦糸町の「大衆酒場焼売のジョー」で開催されるオフ会に参加するため半蔵門線で移動し、ここで飲んだり食べたりして楽しんできました。

今回の日記、その他写真は、こちらにもアップしております。
(1)http://blog.livedoor.jp/silkroad_vx/archives/18650457.html
(2)http://blog.livedoor.jp/silkroad_vx/archives/18650728.html
(3)http://blog.livedoor.jp/silkroad_vx/archives/18650830.html

 

 

 

 

 

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