2022年 秋の北海道旅行④留萌駅そばと黄金岬 | 風かおる 鉄の路

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主に私が乗車した乗り物関連(鉄道中心)、その他気になったことを綴っていきます。稀にお絵かき。

みんな…とんぼ返りしちゃうの…?

2023年3月で廃線となる留萌本線で留萌にやってきました!

ほとんどの乗客がここでそのまま来た列車に乗って折り返すようです。

なぜなら折り返しの列車に乗らないと次は3時間後。

長過ぎる待ち時間となってしまいます。

 

 

でも…でも…せっかく留萌に来たのに何もせず折り返すなんてもったいない!

そう思いませんか?

 

ということで、今回はあえてとんぼ返りせずに3時間後の列車に乗ることにします。

とんぼ返りしちゃうと有名な駅そばも食べられないですからね~

 

 

留萌駅のにしんそば

折り返しの列車が発車すると一気に駅舎内は閑散としてしまいました。

見た感じ95%くらいの乗客がとんぼ返りしちゃったようです。

 

留萌駅は立派な駅舎ですが、廃線後は複合施設を建てる計画があるらしく、取り壊されることとなっています。

もう見れなくなるこの駅舎。じっくり眺めておきたいですね。

 

まずは恒例の北の大地の入場券を購入!

厳冬を行く2両編成の留萌本線の列車がデザインされています。

 

裏側は留萌周辺の地図と観光スポットの紹介。

留萌は夕陽がきれいな街のようです。

 

改札口の横にはなにやら面白い物体が。

なんだろうこの横長の巨大物体…

 

これは数の子のオブジェだそう。

地元高校生と留萌青年会議所が粒の一つ一つまで作り込んだ力作なのだとか。

 

でも…あまりに巨大すぎて廃線後の行き場を失っているようで…

どうなるのでしょうか…?

 

待合室に入ってみると、留萌本線に関する展示があったので見てみることに。

 

まだ蒸気機関車だった時代の写真がいっぱい!

 

真布駅の写真も…!

雰囲気が今とあんまり変わらない…

 

SLすずらん号のヘッドマークも展示されていました。

 

 

そのお隣りには「普通旅客運賃表」。

ここ留萌駅のものではなく、以前恵比島から分岐していた留萠鉄道炭礦線(恵比島~昭和間)新雨竜駅のもののようです。

炭礦線の廃止が1971年のことなので、まだ羽幌線や深名線も現役時代。

羽幌・築別・幌加内・朱鞠内といった今では見られない駅名も見られます。

 

よく見ると北海道外の駅名も書かれていて、東京・横浜・大阪・名古屋・戸畑…

戸畑!?

なんで全特急列車停車駅の門司や小倉や黒崎を差し置いて戸畑が書かれているのか…謎です。

 

ちなみに博多までの運賃は…見えにくいですが4960円?

今の恵比島→博多(福岡市内)間の運賃が24750円(経由:留萌線・函館線・千歳線・室蘭線・新函館北斗・新幹線・新青森・新幹線・東京・新幹線・博多)なので隔世の感がありますね…

 

 

ここには留萌駅名物の…

 

留萌本線の展示の後ろにはそば屋があります!

これが鉄道ファンには有名な留萌駅の駅そば。

廃線まで半年を過ぎましたが…さっきみんな帰っちゃったので今日は立ち寄るファンの姿はありませんでした。

 

ここで食べるのは名物という、「にしんそば」!

 

あったかいおそばの中ににしんの甘露煮が入っています。

留萌といえばニシンの卵である数の子生産量が日本一。

そんな留萌のニシンを甘く柔らかく煮た甘露煮。

おそばとの相性は抜群!

今まで食べてきたにしんそばの中で一番の美味しさでした!

 

鉄道ファンの姿はないものの、時折地元客が来ていました。

地元客にも愛される駅そばなのですね。

ちなみにこのときは廃線後の駅そば屋がどうなるかわからなかったのですが、どうやら道の駅に移って営業するよう。

まだまだこのお味が楽しめそうですね。

 

 

留萌本線の廃線跡を見ながら

さて、まだまだ時間があるので留萌の観光地に行ってみたいと思います!

行くのは「黄金岬」という場所。

留萌駅からは2.5km離れていますが、あまり交通の便が良くないので歩いていくことにします。

 

まあ、2.5kmくらい歩けるよね?

 

ということで留萌の街なかをゆっくり歩いていきます。

 

駅前には沿岸バスののりばが。

かわいいキャラが描かれています。

これは沿岸バスの特徴で、その名も「萌えっ子フリーきっぷ」なるきっぷも発売されているのだとか。

 

 

さすが「萌えを留める街」。

 

 

歩いていくと、橋が現れました。

留萌港を渡る橋です。

 

渡りつつ横を見ると…

 

向こうにも橋が架かっています!

わかりにくいですが2本緑のトラス橋が架かっています。

そのうち手前側が留萌本線(留萌~増毛間)廃線跡の第十留萌川橋梁、奥側が留萠鉄道海岸線(→留萌駅構内側線)副港橋梁です。

手前に見える途切れたガーダー橋は鉄道のものではなく、道路橋だったもののようです。

 

もはや使われることのない3本の橋を見ながら歩いていきます。

 

しばらくすると沿岸バスの留萌営業所があり、バスが何台も停車しているのが見えました。

 

さらに歩いて行くと…

 

「けた下注意」の文字が書かれた大きなコンクリートの構造物。

これも留萌本線の廃線跡。

 

橋桁こそ撤去されているものの、よく見ると未だにレールがぷつんと途切れて残されています。

いずれは留萌より東側もこうなってしまうのですね…

 

 

留萌の名所・黄金岬

岸壁と停泊する船が見えてきました。

留萌港です。

 

留萌港は重要港湾にも指定されている港で、この地域の物流の拠点になっています。

 

その一方で留萌港は波の激しい港としても知られています。

留萌港の防波堤を越え、道が外海に面して走るようになるとその意味がわかりました。

 

今日は天気の良い日にも関わらずすごい強風と波が繰り返し打ち付ける音が絶え間なく続いています!

 

特に冬場は日本海からの西風と高波が凄まじく、「世界三大波浪港」のひとつにも数えられるほどなのだとか。

まだ秋の晴れた日でさえ歩くのが怖くなるような強風と波の音が響いているのでそのときの恐ろしさは推して知るべしといったところでしょうか…

 


↑冬の留萌港の波浪の様子を撮影した動画を見つけました。

灯台がなぎ倒されるほどの波浪だったらしく恐ろしい…

 

 

海岸沿いを進んでいくと、広場が見えてきました。

 

ここが目的地の黄金岬です!

 

波濤の門。

 

ここでも波と強風が襲いかかってきます。

 

なぜか岩場のほうへ行ける道がありましたが、通行禁止になっていました。

行く気など端からないですが(笑)

 

 

 

 

向こうには増毛方面の陸地も見えます。

昔はあの辺りまで鉄道が伸びていたんですね…

 

 

続きます。

 

 

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