※記事内の写真は2020年12月に撮影したものです。

 

虎ノ門ヒルズ駅はだいたい南北方向に伸びる駅です。駅出入口は駅北側(訪問当時は中ほど)に北千住方面、南端に中目黒方面があります。また、中目黒方面ホーム北側から銀座線虎ノ門駅とを結ぶ連絡通路が伸びていて、その途中にある出入口も利用できます。

虎ノ門ヒルズ駅は2020年6月に駅出入口、改札口が仮設の状態で開業しました。最終開業は2022年度の予定で、地上階、ホーム階(B1F)にある改札口はB2Fに移動し、出入口は駅の上に建設中の虎ノ門ヒルズステーションタワー敷地内に設置されます。

霞ケ関(北千住)

神谷町(中目黒)

 

1日乗降客数=約2万8000人(2021年度)

 

周辺にある他路線の駅(概ね500m以内)→銀座線虎ノ門

 

観察時の状況:休日、昼

 

~駅南側(A1出入口)~

 

↓A1出入口を北東に望む。茶色い建物がA1仮設出入口。改札口は地下にありますが、駅事務室も入っているので少し大きな2階建てです。正面右に建つのは2014年、虎ノ門ヒルズで一番最初に完成した森タワー。左は2020年竣工の同ビジネスタワーです。駅出入口の背後には4階建てと少々小ぶりな商業ビル「グラスロック」を建設中で2023年7月にオープン予定です。

 

↓上写真やや右(東)を望む。パッと見、雑居ビルが並ぶだけに見えますが左奥では虎ノ門ヒルズ森タワーに面しています。そして正面を跨ぐ橋の右側には同レジデンシャルタワーが2022年竣工しました(撮影当時は建設中)。

↑森タワー前に港区コミュニティバス「ちぃバス」の愛宕一丁目バス停があります。新橋駅と田町駅方面を結ぶ路線が通り、運行頻度は終日毎時2~3本です。

 

↓上写真右、国道1号線を望む。地下を日比谷線が通っています。道路両側には立派なビルがずらっと並びます。さすが都心。訪問時は休日ということで閑散としていました。時節柄というのもあるでしょうが。

↑少し先に都営バス虎ノ門三丁目バス停があります。新橋駅~渋谷駅の路線(渋88)が通りますが運行頻度は平日毎時2本、休日1~2本(45分毎)と都営バスとしては少なめ。渋88は新橋駅~渋谷駅を結ぶメイン路線である都01のルートと基本的に似ていますが、渋谷駅付近と虎ノ門付近でちょっとだけ別のルートを取ります。都01のサブ路線という位置づけなのでしょう。

 

↓上写真右を望む。こちらの広い空き地には虎ノ門ヒルズで最大の高さとなるステーションタワーが建設されます。2023年7月竣工の予定なのでもう形は出来上がっているのではないでしょうか。

 

↓上写真右端にA2出入口があります。こちらは地上部にはエレベーター乗り場と階段くらいしかないので平屋です。こちらは駅出入口背後に高さ266m49階建てのステーションタワーがズドンとできます。

※こちらの出入口は工事の進行に伴い移動しています。

 

↓国道1号線を北(上写真右)に望む。真下に虎ノ門ヒルズ駅があり、写真右端にA1出入口が見えます。道路を挟んで右にグラスロック、左にステーションタワーが建ちます。正面には両棟を結ぶデッキ(T-DECK)も建設されます。グラスロックはど真ん中が空洞になっていて、その中を通路が突っ切って、森タワーまでフラットにつながるようになります。

↑すぐ先に都営バスの虎ノ門二丁目バス停がありましたが、御覧の通り工事でゴチャゴチャしているからでしょう、撤去されています。工事が落ち着いたら戻ってくると思われます。調べてみたら2016年から休止しているそうです。

 

~駅北側~

 

↓駅の北にある虎の門二丁目交差点から国道1号線を南を望む。真下に虎ノ門ヒルズ駅があります。右の空き地にステーションタワー、左にグラスロックができる形ですね。A1出入口は現在、この交差点角(写真右)に移設されています。

 

↓上写真右を(環二通りを北西に)望む。道路は斜めに交差しています。こちらも大きなビルがずらっと並びます。そして今度はこの左にステーションタワーも加わります。

 

↓上写真正面のグレーのビルの裏でも建設工事が行われていました。こちらにはオフィスがメインの複合ビルができるそうです。虎ノ門ヒルズとは関係ない模様。

 

↓2つ上写真右を(国道1号線を北に)望む。隣は霞ケ関駅ということで、少し進むと官庁街となります。それに関連してか協会や社団法人なども集まっています。

 

↓上写真右後ろ(南東)を望む。正面にそびえるのは虎ノ門ヒルズ森タワー。虎ノ門ヒルズ駅と虎ノ門駅の連絡通路が地下を通っているので両駅と地下で直結しています。

 

↓建物の下を環二通りが通っています。道路はここから地下に潜り、新橋駅南側をそのままスルー、築地市場跡地で地上に出ます。訪問時は地下区間は新橋まででしたが、2022年12月に地下区間が全通しました。

 

↓上写真やや左を望む。左奥で都道301号線愛宕下通りに突き当たります。

 

↓上写真左奥の横断歩道から上写真右方向を望む。右の自動ドアが虎ノ門ヒルズ駅B1出入口です。わかりづれぇ(笑)。大きな看板もなく、非常にわかりづらいです。

 

↓上写真左に進み、愛宕下通りを北に望む。高層ビルが所狭しと並び壮観です。これが本当の都会の空の狭さですねぇ。一番手前左側が虎ノ門ヒルズビジネスタワーです。

↑左下のバス停は東急バスの西新橋二丁目バス停。東京駅南口~等々力操車所を結ぶ路線が通ります。この路線は珍しく山手線内側にガッツリ乗り入れる民間バス路線です。訪問当時の運行頻度は昼間毎時2~3本程度とあまり多くありませんでしたが、今月のダイヤ改正で毎時2本と、さらに減ってしまいました。

 

↓上写真背後を望む。こちら側は、右の森タワー前にゆとりがあるので閉塞感が少しやわらいでいます。左のスペースの地下を環二通りが通っていて、ここから地上部にも同じく環二通りが伸びています。車道は片側1車線ですが、歩道がとても広く歩きやすいです。自転車レーンも整備されています。


↑左下のバスは西新橋二丁目バス停に停車中。

 

↓ビジネスタワー1階にはバスターミナルがあります。訪問当時は晴海方面とを結ぶ東京BRTのみ乗り入れていましたが、現在は羽田空港のリムジンバスも乗り入れています。

東京BRTは新橋駅を経由して勝どき、晴海とを結ぶ路線バスです。運行は京成バスです。BRTといいつつも専用道はなく全区間一般道を通ります。本数は昼間毎時4本とそこそこで、平日朝夕は区間便も加わって新橋~勝どき間は7~8本になります。

現在はプレ運行中で、今後、有明、お台場方面へ延伸されるということですが、東京オリンピック後というおおまかな延伸予定時期から大きく遅れている状況です。

 

~駅構内~

 

↓仮設ということで、地上とホームの間はエレベーターと階段のみ。薄暗いのはカメラの設定をミスったからです。すいません。

 

↓こちらはA2出入口(写真)につながる、北千住方面ホーム中ほどにあった改札口。現在は北寄りの地上に移転しています。

 

↓北千住方面ホーム。訪問時はまだ開業から半年だったので床もきれいでした。左側は吹き抜けのステーションタワー地下部分を見下ろせるようになるようです。これは期待ですね。

 

↓ホーム端には非常時用の待避スペースがあります。今後の新駅にはこういうスペースが設置されるようになるのでしょうか。

 

↓こちらはA1出入口につながる、中目黒方面ホーム南端にある改札口。階段、エレベーターを1階分上がれば地上なので便利・・・ですが、工事が完了すると改札口はホーム階下に移動し、地上へは一旦下に下りてから上がる形になります。こちら側は反対ホームと同じように、グラスロック地下の吹き抜けを見下ろせるようになるようです。

 

↓こちらは中目黒方面ホーム北端にある改札口。奥に銀座線虎ノ門駅と森タワーに直結する通路が伸びています。虎ノ門駅までの距離は400m超とだいぶ離れていますが、銀座線渋谷方面と日比谷線中目黒方面はなんとフラットに乗り換えることができます。一方、北千住方面は基本的に地上乗り換えとなります。おとなしく銀座で乗り換えた方が良さげ(笑)。

 

おわり