てつとお(ポケモンガオーレ、アニポケ、鉄道)のブログ

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E257系踊り子編成をあかぎ運用に入れないと運用が回りません! カツカツE257系!


こんにちは!
昨日、ダイヤ改正が行われました。今回はその中でも高崎線特急に注目します。やはり、今回のダイヤ改正の大きな話題の一つに高崎線特急の世代交代があげられるでしょう。使用車両が651系からE257系に、列車名もスワローあかぎからあかぎへ、草津から草津・四万へと変わりました。そんな、高崎線特急ですが、初日からあかぎ専用編成以外の車両の充当が確認されています。あかぎ9号に踊り子用編成が充当されたのですね。更に、臨時の草津・四万には、あかぎ編成としての改造(コンセント設置)が行われていない、波動用のOM‐52編成も充当されました。なんと初日からあかぎ専用編成では足りない状況が生まれてしまっています。今回は昨日の高崎線特急の使用車両を振り返ってみたいと思います。


昨日の車両の流れ

まずは、昨日の編成ごとの運用の流れを見ていきたいと思います。

運用数(休日):あかぎ→上り2本・下り2本 草津・四万→(定期)上り2本・下り2本|(臨時)上り→1本・下り→2本
OM-52:草津・四万83号
OM-53:あかぎ10号→草津・四万3号→草津・四万4号
OM-54:あかぎ8号→草津・四万1号→草津・四万2号
OM-55:草津・四万31号→草津・四万34号→あかぎ5号
NC-31:(昼間は踊り子3号→8号→東大宮入庫→出庫)→あかぎ9号

このようになっています。
ちなみに、休日なのであかぎは上下2本ずつしかありませんでしたが、平日になると定期便では、夜の下りは5本運行されます。そのため、夜のあかぎに関しては最低でも4編成は必要となります。そうなると、専属の3編成(OM53~55)では足りず、踊り子用のE257系か波動用のE257系を使用しなければ運用が回らない状態になっており、そういったことはダイヤ改正の前から判明していました。しかし、昨日は休日運用であったため、あかぎ号に関しては5500番台で賄える本数しか運行されていませんでした。それにも関わらず、踊り子用のNC-31編成があかぎ9号に充当され、高崎で終点となりました。その後、翌朝のあかぎ8号or10号の運用に就くことはなく、東大宮まで回送され、本日は踊り子運用に就いています。こういった一連の流れは、非常にスムーズに車両のやりくりが行われており、昨日の2500番台充当は突発的なものではなく、事前から計画されたもの、定期便であると思われます。つまり、平日・休日関係なく、夜のあかぎ号にE257系2500番台を運行させることが事前から予定されていた可能性が高いということですね。踊り子運用の兼ね合いから、固定のあかぎ号に導入されることになると思いますので、土休日はあかぎ9号で確定なのではないかと思います。(※追記、本日も踊り子3号→8号→あかぎ9号の流れで、2500番台NC-33編成のあかぎ9号への充当が確認されました。やはり、固定運用と見てほぼ間違いないと思います。)一方で、平日に関してはまだわからないですね。
そして、朝のあかぎ運用に就かなかった理由は、おそらく草津・四万運用に2500番台が流れてしまうのを防ぐためを思われます。朝に高崎から回送されたNC-31は本日、踊り子13号運用に就いており、高崎線運用はあくまでも東海道線運用の間をぬって運行されていることが分かります。こういったことから、日中に2500番台が高崎線に流れてしまうことは防がなければならないため、休日に関しては、あかぎには充当せずに、回送という措置が取られているものと思われます。そのため、草津・四万に流れずに、そのまま東大宮に返却されるあかぎ運用が設定される平日朝の上り便に2500番台が充当される可能性はあると思われます。(※追記 3/20の月曜日、前日のあかぎ9号で高崎停泊となったNC-33は、あかぎ6号新宿行に充当されました。やはり、休日と違い、平日はあかぎとして上るようです。)
更に、臨時増発の場合は、波動用の5500番台(OM-51と52)も充当させ、日中の草津・四万運用を乗り切るという事です。臨時便が走る場合、草津・四万は最大片道4本運行されますので、臨時列車は波動用車両に頼ることが前提として運用が組まれているのですね。



こういったことで、5両のE257系は高崎線特急用のOM-53~55編成だけではなく、NC31~34も併せて7編成で運用を回していくこととなりそうですね。OM編成に何かしらの都合で運用に入れない場合、OM-51,52が入るのでしょうが、これ本当に大丈夫なのでしょうかね…?故障でもしたら、運用が回らなくなる気がするのですが…。
こういったことからも分かる通り、高崎線特急専用の車両はOM-53~55しかいませんが、波動用のOM-51と52、更に踊り子用のNC-31~34も高崎線特急に充当することを前提として、651系を置き換えたと、改めてその姿勢がはっきりした形になりますね。
最初から波動用や他路線の車両を活用することを前提として運用が組まれる特急なんてものすごく珍しいと思いますが、それだけ651系の置き換えが急務だったのでしょうね。明らかにE257系体制を入念に準備して、今年の改正に導入したようには見えません。E257系体制はあくまでも暫定的で、今後本命の高崎線特急の後継車が出るのかもしれないなと、運用を見ていて感じました。
最後までご覧いただきありがとうございました!