2023年3月18日、東京近郊の電車特定区間でオフピーク定期券の発売開始。
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料金を調べる
JR東日本のサイトでも調べられるし、乗り換え検索サイトも対応してきている。
会社員時代に通勤していた経路で調べてみたら、1箇月定期でも14往復と1片道(29回)乗車すればICカード料金よりも安かった。2023年3月以前と比べて10%の値下げは魅力的である。
SuicaではICカードでもポイントがためられるが、定期券でもViewカードのポイントをためることができるので、ポイントはここでは無視して考えることにする。
他社線に乗り換える人は、他社線のポイントを貯める場合もある。地方から長らく私鉄に乗って、ターミナルで乗り換えてちょろっと山手線に乗るだけなら、PASMOと他社線クレジットカードのペアが第1候補だろう。厳密な損益分岐点は個別に計算してもらうしかない。
除外区間でないことを確認する
オフピーク定期券が買えない区間が存在するが、なぜか1か所にまとめて書かれていないのですべて読む。
ひとつめは、https://www.jreast.co.jp/offpeak_teiki/faq/である。
東武線ルールがわかりにくい。例えば、ピーク時間判定の事例としてJR東日本サイトで紹介されている「草加-東武北千住-(改札外徒歩)-JR北千住-品川」の区間はモバイルSuicaの購入画面で指定できるので、このルールは何をさしているのか。
ふたつめは、
https://msfaq.mobilesuica.com/faq/show/3881?site_domain=defaultである。
※下記のケースに該当する場合、オフピーク定期券の発売ができません。
① 発着駅がオフピーク定期券適用区間内であっても、経路が適用区間外の場合
② 連絡定期券で、「JR線+連絡会社線+JR線+連絡会社線」や「連絡会社線+JR線+連絡会社線」の場合
※ 上記を分割して2区間連絡定期券としての発売も行いません。
③ ご利用の区間を任意で分割するSuica分割定期券の場合
④ JR線と東武鉄道との接続駅が北千住駅となるもの、または、東京メトロ中野~北千住駅間もしくは中野~押上駅間を経由する一部の場合。
2区間連絡定期券、分割定期券が買えないのは仕方がない。分割のオフピーク定期券を認めてしまうと2区間目は入場時ピーク時間判定ができない。
分割定期については、こちら。
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モバイルSuicaを操作する
オフピーク定期券は通勤定期券限定の商品である。
モバイルSuicaとICカードSuicaが選択できる。ここではAndroidスマートフォンのモバイルSuicaアプリケーションで購入してみる。
みどりの窓口が激減しているので、必要がなければあそこに並ぶ気にはなれない。
操作手順
モバイルSuicaのトップ画面で、「定期・グリーン・チケット購入」ボタンをタップ。

「定期券」をタップ。

「通勤/オフピーク(時差通勤)定期券」を選択。

「次へ」をタップ。

乗降駅を入力。

「次へ」をタップ。

経路の画面が出るのを確認。
この画面例のように、複数出る場合は希望の経路を探す。

経路を選択して「次へ」をタップ。

使用開始日・期間選択の画面が出るのを確認。

使用開始日を選択。
ここで「オフピーク定期券に設定」のつまみを右にスライドすると、期間選択欄に書かれた運賃が変わる。
1箇月、3箇月、6箇月の中から購入したい期間を選択して「次へ」をタップ。

オフピーク定期券のご案内の内容を確認し、「同意する」のボタンをタップ。

購入確認の画面で、定期券面の内容を確認したら、決済手段のボタンをタップ。
「購入する」のボタンをタップ。

これで購入完了。おサイフケータイアプリで、モバイルSuicaをメインカードに設定するよう指示される場合がある*1ので、画面に指示が出たらそれに従う。