[ 国立公園鉄道の探索 ]
日南線の車窓から
日南線(南宮崎~志布志 89km)は、2022年9月の台風14号による豪雨の影響で、大隅夏井~志布志間の海沿いの崖上を走る区間で築堤が被災して、一部区間運休となりましたが、3月15日に全線復旧しました。
復旧直前までは、福島今町駅(南宮崎起点77.14km)で折り返し運転をしていました。
今回は、復旧直前の日南線の車窓行となります。
北郷(南宮崎起点32.4km)~内之田(37.09km)~飫肥(39.78km)間では、
広渡川沿いを進む区間があります。
日南駅(南宮崎起点43.77km)に到着しました。
向こう側のホームは今は使われていないわけですが、
背後に樹木が生い茂り自然公園のようになっていました。
樹林帯の隣側には日南王子製紙の工場があります。
宮崎駅発のこの列車は油津駅(45.99km)が終点となります。
ここで福島今町行のキハ40に乗り換えます。
油津~大堂津(南宮崎起点50.28km)間では白い砂浜が見渡せる海岸線を走る区間があります。
日南の景勝地・七ッ岩(ななつばえ)も望まれます。
日向大束駅(南宮崎起点68.61km)で列車交換があり、少々停車時間があったので
駅に降りてみました。
一つ手前の榎原駅(南宮崎起点60.46km)との間に山越え区間があり、ここで日南線の最高地点(103.4m)を
越えてきました。
連続する急勾配区間を走り終えて「ここで小休憩を」、といった趣もあります。
日向大束駅は標高約32mのところにあります。
木枠の駅の扉は半分ほど開かれていました。
福島今町駅に到着しました。
2面2線の結構大きな構内のある駅です。
ここから代行バスといいますか、代行タクシーで志布志へ向かいました。
公衆電話もしっかり設置されていました。
志布志湾を眺めながら進んで行きます。
代行タクシーは、県境を跨ぐと鹿児島県最東端の駅・大隅夏井駅前に停車しました。
この駅にも公衆電話は設置されていました。