台湾新幹線を運営する台湾高速鐵路公司が、JR東海の最新車両であるN700Sをベースにした12両編成・12本を導入することを決定したと、3月15日に報道されました。

 台湾新幹線、JR東海「N700S」の導入発表…12編成で1240億円(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース

 

日立・東芝の日本連合の提案が採用され、現行車両700Tと同様に日本国内で製造した車両が輸出されることになる模様です。なお、現行700Tは元祖700系をベースに開発されましたが、現地事情に合わせて設計変更されており、外観上の差をNゲージ製品で比べてみます。

共にKATO製で、700系と台湾高鐵700Tです。(注:700系の前面窓・前照灯カバーは欠品)

 

先頭形状が全く異なり、側面に乗務員室扉がないのも700Tの大きな特徴ですが、車体長やドア間の側窓配置は同一です。(実は700系はボディしか保有しておらず、700Tの下回りを借用して撮影しましたが、ピタリと嵌っています)

 

700系には屋根上に空調機器が2基搭載されていますが、700Tでは床下搭載なのか屋根上には見当たりません。

 

700系の空調機器は凸状に少し浮き出ていますが、700Tは完全にフラットです。

 

 

これから製造される新型車両も同様に、N700Sベースながらズバリ同じではない外観形状になるものと思われ、形式も N700ST などになるのでしょうか。また、現行700Tは川重・日車・日立で製造されましたが、新型車両の製造はどの会社が担当するのか、次の記事を拝見すると各社事情もあるようで、趣味的には興味深いところです。

 台湾新幹線、日本製車両の導入を発表!N700S系か - 鉄道プレス (207hd.com)

 

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