祝! マイクロエース キハ40-500 飯山線色 入線!(+ちょっとあこぎな「鉄道本舗」) | キハでGo!

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こんばんは!

いつもの如く、あっという間に1週間が終り、今回は20日の月曜日に有休を取得しているので、火曜日の春分の日を入れて、怒涛の4連休!!

その4連休前夜である現在・・・とてもワクワクw

 

そんな中・・

少し前に届いており、開封してから内容を確認してそのまま放置していた入線車両。

先日のヤフオクで、まだ少し安めだったので被せられるかと思ったのですが、最後の5分でヤフオク障害によって入札ができなくなったため、無事に棚ぼた的に落札できた今回の商品w

発送の箱に貼られた2枚目のメッセージに交換を抱きつつ、開封!

 

シュリンク梱包に慣れつつある私ですが、こちらはプチプチで丁寧に梱包されていました。

今回はブックケース商品の落札ですが、このストアの評価を見ていると単品車両のケースでも同じサイズの箱を使って送料を一律1000円請求していると不評を訴える方がいますが、ちゃんと送料1000円って書いているので、仕方ないですよねw

 

ということで中身はケースも含めてきれいな状態であり、私の主観的な評価では「美品」の部類です。

付属品も揃っています。ただ前面行先幕のシールを見ると「キハ40(首都圏色)シール)」となっていますw

中身違いかと思いましたが、シールの入っている説明書袋は見た感じは未開封でした。

そこでググってみると、他の紹介されているブログに写っていたシールも同じ「首都圏色」でしたw

なのでシールの内容も「普通」(2種)「快速」「ワンマン」「快速ワンマン」の普遍的な5パターンなので共用シールのようです。

まぁケースペーパーの写真を見ると1段目の青地に白文字「普通」なので、問題ないようですw

 

簡単ですが、車両を見ていきます。

今回はキハ40と48が2両ずつ入っていますが、色は商品名の通り、「飯山線」色です。

飯山色は青と白のツートンに車両前方には黄、橙、赤の斜めストライプが青地に入っています。

そして写真の車両は飯山線の初期の頃の車両で前面の運転士窓の下と側面の青のところに「VOITURE AMITIE」と白文字で入っています。

フランス語で「友情の車(列車)」という意味で、フランス語・・・以前にも何かあったような・・・

そうそう、城端・氷見線を走行する「ベルもんた」でしたw(詳しくはコチラ

なぜフランス語なのかはどちらも不明ですがw

 

そしてもう一つのキハ40と48ですが、先ほどの「VOITURE AMITIE」の文字が消されており、飯山色の後期仕様となっています。

飯山線色は1991年から登場し、所属していたキハ52,58,40,48に塗装され、フランス語の文字も入りました。ただフランス語は1995年頃には消されて写真も文字なしになっています。

この飯山線色は以降、キハ110系に入れ替わっても採用され、1997年まで存続したようです。(さらに2017年の信州デスティネーションキャンペーンではキハ110に飯山色とフランス語を復刻させた車両も走行したようです。)

なのでこのセットは飯山色の登場時と文字の消える後期の両時代がセットになっています。

ただしM車は登場時のキハ40のみであり、登場時はキハ40の単行とキハ48との2連が楽しめますが、後期はM車が無いので、走行させるには登場時と連結する必要がありますw

まぁ文字を消し始めた頃の編成として文字ありと文字なしの編成があったのかもしれません・・・それでも飯山線でキハ40系の4両編成があったかどうかは・・・定かではありませんがw

 

模型としての造形は20年ほど前の商品なので以前の「急行色ふう」(詳しくはコチラ)と同じ金型であり、デカい窓などが気になりますw(ていうか、2017年の急行ふうでも同じ金型を使っていたとは・・・orz)

しかし塗装はきれいで、「Voiture Amitie」などの文字や所属表記などもキレイにプリントされており、20年前の商品でも「やはりマイクロエースは印刷がスゴイ!」と感じました。

そして側面だけかと思いきや三色ストライブは屋根上まで引かれており、ベンチレータとの塗り分けもキレイにされており、車両の造形はともかく、飯山色を十分に堪能できるクォリティーに関心させられました。

しかし・・・・

 

この商品、外観などは「美品」レベルでしたが、動作は「ジャンク」でしたw

1枚目はt車をお座敷レイアウトに載せてライトの点灯を確認しましたが、後期のT車は何とか手のひらプッシュでライトは付きましたが、左端の登場時キハ48は全くライトが付かず・・・orz

手のひらプッシュも「つ、つぶれるぅぅ・・」くらい押し付けていますw

そして2枚目の動力車はどうでしょうか・・・写真は載せただけの写真に見えますが、パワーユニットは80%まで回していますw

そう・・うんともすんとも言いませんでしたw

 

この状態で指アシスト(指で動力車を線路に押し付ける第二の補助ユニットw)をすると、何とかモーターの音がしますが、全く進みませんでしたw

普通はちょっと指でアシストすると走り出すのですが、今回は完全にダメでしたw

なので・・

 

鉄道模型のメンテナンス道具やパーツが入った元ワープロ用のキャリーバッグを出してきて、いつものミニ4脚机にウレタンマットとケミカルを用意し、分解整備をすることにw

 

まずは全く手のひらプッシュをしてもライトの付かなかった登場時のキハ48(T車)を分解!

ライトユニットは1枚目の通り、ちゃんとユニットだけで確認した結果、点灯しましたw

しかし2枚目の通り、台車に付いている導電パーツの汚れが半端ない・・・今まで結構な数のマイクロエース製品を分解清掃・整備してきましたが、台車の導電パーツがここまで汚れているのは初めてかもw

なのでT車については車輪は「ユニクリーナー」で磨き、台車と床下に付いている導電パーツは「ピカール」(液体金属研磨剤)で磨き上げました。そして導電パーツにはいつもの「接点復活王」を薄く塗布します。

車輪も黒染めなので分かりにくいのですが、クロスで磨くとかなりの汚れでしたw

 

登場時のキハ48は1枚目の通り、線路に載せて20%ほどのパワーパック出力で点灯。(電球なので少し電圧を上げないと十分に点灯しないのは仕方がないですw)

これで気を良くした私は後期のキハ40と48も同様の作業を行い、2枚目の通り、左のキハ40はテールライト、右のキハ48はヘッドライトを点灯させ、満足w

 

ラスボスは登場時のキハ40(M車)です!

こちらもサクッと分解すると床下座席パーツの裏に貼られた導電用の銅版がかなりの変色汚れ!!

さらに動力台車を分解すると同じく導電パーツの変色と汚れに加えてギアもいつもの「中華グリス」が乾いて固まっていましたw

そりゃ変な音はするし、走行もできませんわw

 

こちらも導電パーツを「ピカール」で磨きました。(1枚目がビフォ・アフターで床下座席パーツは上、台車パーツは左がピカール後ですw)

今回はT車もM車もピカール磨きが半端なく時間が掛かりました・・・orz

そして同じく「接点復活王」の塗布を行い、動力台車には「ユニクリーンオイル」を薄く差して、手動でギアを回して馴染ませました。

2枚目はPWM制御のパワーパックで常点灯させた状態です・・・さて走行の方は・・・・

 

見事に走行するようになりました。

商品自体は20年前のものなので多少の引っ掛かりは仕方ないのですが、それでも十分な走行ではないでしょうか?

4両にかなりの時間が掛かりましたが、何とか走行可能にまでできましたw

 

今回はヤフオクのストア出品で「鉄道本舗」( bunbunjaleco )で購入していますが、商品説明では「動作確認をしていません」でした。なので実際に動かなくても問題はないのかもしれませんが、このストアはちゃんと動く商品は「動作確認済」としており、動作確認ができる環境があるにも関わらず、不動品などは「動作確認をしていません」という言葉で商品説明を明確にしていません。

おそらく「不動品」と入れると値段が上がらないことを危惧して「動作未確認」で曖昧な表現をしていると思われますが、鉄道模型を中心に扱っているストアとしては信用に足らない店舗です。

なので私個人としては、今後もこの店舗を使う際は

「動作確認をしていません」は「動かない不動品」ですと捉えて高値入札をしないように注意したいと思いますw

個人出品でパワーパックなどが無くて確認できないなら仕方ないにしても、確認できるにも関わらず、言葉を濁らせて出品するとは・・一つのテクニックなのかもしれませんが、「あこぎなテクニック」であり、信用に値しないしません。

私のように分解清掃・整備(といっても簡単ですがw)ができる人ならいいですが、できない人にしてみたら、トンデモナイ商品ですからね・・・・

でわでわ

 

今回の飯山色ですが、眺めていると・・・

私:「どこかでこの色の車両を見たことがあるな・・・」

となんとなくデジャブ感(既視感)がw

もしや鉄模愛好会のAさんと同じくダブり購入したかと思って、鉄模棚を探って出てきたのが1枚目の車両!

かなり以前に鉄模愛好会を通じて鉄道模型を引退される方の車両を安くで譲っていただいた中の一つに飯山色がありました。

こちらTOMIXのキハ58系でした。

キハ58+28の2両セットで、塗装はキハ40系と同じです。そしてこちらも飯山色の登場時なのでフランス語も入っています。

 

キハ58系とキハ40系は飯山線では同時に運用されていた時期もあったので、1枚目のように両形式の並びはあったと思われます。

写真で見る限りでは同じ色合いに見えますが、TOMIXの方は青が「いかにも青」でマイクロエースの方は青ですが、「やや紫がかった青」といった感じです。

よく見るとわかるのですが、どちらも特に印象の悪さは感じないので、私の中で勝手に

「キハ58系とキハ40系の青の色合いには違いがあったのでしょうw」

と思い込むことにしておきましたw

でわでわ

 

ネットではTOMIXのキハ58とキハ52の飯山線色は出てきますが、マイクロエースの方は出てこず。

しかし私のようにヤフオクでは時々、出てくるので根気よく待つと良いかも。

それかTOMIXがキハ40系の飯山線色を出すのをさらに根気よく待つのもw