JR東日本の特急型車両651系の最終日。
高崎駅で651系特急「スワローあかぎ」を見納めしてきた。

 

 

 


20時28分、高崎駅に651系特急「スワローあかぎ」5号が到着した。

最終日ということもあって、高崎まで記念乗車する人が多かった。

 

 

 

 


651系の行き先表示は今では珍しい回転式。
「スワローあかぎ」という列車名、「スワローサービス」という造語もこれで見納め。

個人的には「スワロー」という名称はなじめなかった。
それにしても驚いたのは、塗装がはげてサビが露出していることだ。
雨に打たれてサビが垂れたままになっている。
いかにも老朽化した車両という感じで痛々しい。

 

 

 

 


651系は高崎に到着後、車庫へ回送される。
ホームでは撮影する人が多かった。

 

 

 

 


毎年春になると引退車両に人垣ができる。おなじみの光景。

 

 

 

 


ゆっくり歩きながら車両を観察する。
所々にへこみがあり、はがれた塗装に上塗りしたり跡も見られた。
数年前、東京へ行った帰り、651系には何度も乗ったが、コロナ禍になって3年間東京へ行っていないので、651系を近くで見ることがなかった。
久しぶりに間近で651系を見て、これほどボロボロになっていたとは、最終日になるまで気が付かなかった。

 

 

 

 


グリーン車の下部側面にもひび割れがあった。

 

 

 

 


約10分という短い時間ではあったが、まさに老体にムチ打つかのように走っている姿にちょっと感傷的になってしまった。
外から見てこれほど老朽化しているのだから、実際に乗車している時の乗り心地はどうなのだろうか。


ともあれ、さようなら、651系。