横浜を鉄道交通観光してみた! | よしひろ よしちゃん 鉄道写真館

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よしひろよしちゃんです。

今回は横浜周辺にある鉄道及び交通に関する遺構を見て回りたいと思います!

横浜周辺を散策するなら新幹線の最寄り駅は新横浜駅です。

★JR新横浜駅
接続路線は東海道本線ではなく横浜線となっています。

横浜線で東神奈川駅まで行くと東海道本線(京浜東北線)に接続します。

まずは桜木町駅に向かいましょう。
東神奈川駅〜横浜駅まで東海道本線(京浜東北線)で横浜駅から根岸線を利用し向かいますが、時間を合わせれば新横浜駅から横浜線・東海道本線(京浜東北線)・根岸線で桜木町駅まで乗り換えなし1本で行ける便もあります。

★新横浜駅→桜木町駅 普通乗車券
ICカード利用の方が安いんですが、事前にe5489で購入した乗車券を使います。

これは使用済記念印(無効印)目当てです!
鉄道発祥の地とデザインされています。

そう!皆さんご存知の通り、桜木町駅は日本で一番最初に鉄道が開業した路線及び駅であります。

あれ!?社会の授業で日本最初の鉄道は、新橋駅〜横浜駅間と習ったぞ!と思った方もいらっしゃるでしょう!

詳しくは、後ほど紹介しますが桜木町駅が初代横浜駅だったんです。現在の横浜駅は移転し3代目であります。

★JR桜木町駅
残念ながら関東大震災により鉄道創業期の駅舎などは、ほとんど残っていませんが現在の駅舎の入口部分には、当時の三角屋根が再現されています!

また以前にご紹介しました。
駅舎などは現存していませんが、鉄道創業期の蒸気機関車などが展示されているスペースが桜木町駅新南口にあります!

それでは、横浜周辺にある鉄道及び交通に関する遺構を巡りましょう。

★日本丸(初代)
1930年に兵庫県の川崎造船で建造された練習帆船で国の重要文化財に指定されています。

現在は桜木町駅付近の港(日本丸メモリアルパーク)にて保存と公開がされていますが、船舶安全法に基づく定期検査を毎年通しているので今でも現役の船であります。

梅小路蒸気機関車館に保存されているSLと同じような感じですね!

そして日本丸の後ろを見渡すと、鉄橋があります。

★汽車道
汽車道という遊歩道です。名前でわかる通り、廃線跡ですね。

先程下車した桜木町駅から線路があり、横浜港まで繋がっていました。

ここからは、この廃線跡を辿って行きます。

★汽車道


汽車道を歩くと横浜ランドマークタワー が見えてきます。

★横浜ランドマークタワー 
日本で2番目に高いビルであります。
そう。2014年にあべのハルカスができるまでは、日本一のビルでした。

確か近々、東京に300mを超えるビルが誕生するそうなので、あべのハルカスは2番目・ラウンドマークタワーは3番目になりますね。


★汽車道
15分程度歩くと海沿いまでやってきます。


★横浜赤レンガ倉庫


★横浜ハンマーヘッド クレーン
ここは横浜に行ったことがない方でも、テレビなどで見たことがある方多いと思います。

立派な煉瓦倉庫に当時は最新技術だったクレーンなど横浜港の発展に欠かせなかった機能を持っていた貴重な遺構です。




★汽車道
もう少しだけ、廃線跡を歩くと横浜県庁が見えてきます!


★横浜県庁
立派な建物で内装もレトロ調です。

そしてこの横浜県庁から海辺を眺めます。
いたって普通の港ですが、ここが日本史を大きく変えた場所だそうですよ!



★横浜港
この地が1854年にペリーが来航した場所だそう。
鎖国していた日本に開国を迫った歴史的瞬間は、まさにここだったんですね!

そして1859年に横浜港が開港すると現代までいろんな技術や文化などが発展していきます。

★横浜港
2023年現在の横浜港の様子です。
今から164年前に開港し150年前にここ横浜から鉄道がスタートし昔の人からすれば、この地がここまで発展することは、考えられなかったでしょうね〜


★日本郵船氷川丸
横浜港には先程ご紹介した日本丸のほかにもう1隻、貴重な船が保存及び公開されています。1930年竣工で太平洋を横断する貨客船として活躍しました。

こちらも国の重要文化財に指定されています。

日本丸に比べかなり大きな船です。
先程触れませんでしたが、日本丸及び氷川丸は入館料金を払えば船内を見学することもでき共通券も販売されているそうですが、船長室から機械室まで全て公開されていて短時間で見れる内容ではないので、今回は入館しませんでしたが、今度は行ってみたいですね。

鉄道及び交通からは離れますが

★等身大ガンダム
氷川丸のお隣には等身大ガンダムがありこちらも大人気ですね!

桜木町駅から約1時間程歩き続け、お腹が空いてきました。

横浜中華街で昼食にします!





★横浜中華街
1859年に横浜が開港と同時に外国人居留地が造成され、多数の外国人の雇い人が来住し特に広東省出身者が多かったほか、横浜と上海・香港などの間に定期船航路が開設され中国人貿易商も来住し居留地の一角に中華会館、中華学校などを建てられ、後の横浜中華街となっていきました。

初めて開港した場所なのでたくさんの発祥の地があります!

★日本における新聞誕生の地
ここで新聞が誕生したんですね!
東京寄りの鉄道発祥の地、新橋から近くの場所にはラジオ放送発祥の地があります。また次回以降に詳しくご紹介します。

しばらく紹介する機会がありませんでした。
久しぶりの更新だと思います。
横浜中華街のお隣にある横浜外国人墓地に鉄道記念物があります!



★エドモンド・モレルの墓 (横浜外国人墓地)
鉄道記念物に1962年制定されました。

イギリスの技術者で、イギリス植民地で鉄道建設に携わり1870年4月9日に横浜港に到着し、明治政府にも鉄道技術主任として雇用された日本の鉄道の礎を築いた人物です。

結核により1871年11月5日に死去。残念ながら日本の鉄道開業を見ることは、なかったのです。


★横浜外国人墓地
普段は関係者以外立ち入ることが、できないそうですがエドモンド・モレルの墓は公道から見ることができます。

またエドモンド・モレルのほかにも鉄道技術者の墓が横浜外国人墓地にあり準鉄道記念物に登録されているものもあります。

桜木町駅から海沿いを歩き中華街を通って根岸線石川町駅まで来ました。

ここから根岸線に少しだけ乗り、根岸駅を目指します。

★石川町駅→根岸駅 普通乗車券
またまたICカード利用の方が安いんですが、事前にe5489で購入した乗車券を使います。

もちろん使用済記念印(無効印)目当てです!
これもなかなか面白いデザインです。
3つの塔みたいな建物これはなんでしょうか?

それでは根岸駅から少し山登りくらい急な階段と坂道を通ると見えてきます。

ここが日本の競馬発祥の地とされています。
日本競馬も横浜開港により西洋から入れた文化であります。



★旧根岸競馬場(観覧席跡)
江戸幕府が外国人居留地内(根岸)に居留外国人のための娯楽施設として常設の洋式競馬場を1866年に開設。1937年に横浜競馬場へ改称し1943年に閉場しました。

閉場しましたが旧根岸競馬場の観覧席跡が残されています。写真の建物は1929年に建てらたものだそう。

近くには馬の博物館があります。
競馬好きには、堪らない場所でしょう。

そして来た道を折り返し急な階段と坂道を15分程歩いてJR根岸線に戻ります。



★JR根岸駅
さあここで、根岸駅についてご紹介します。
1964年に桜木町駅〜磯子駅間が根岸線として開通したときに開業した駅であります。

当駅は旅客以外に貨物駅でもあり駅裏側にはタンク車がずらっと並んでいます。

これは日本最大級の製油所ENEOSの根岸製油所がありタンク車日本一の出荷量だそう。

関西本線の四日市駅にも規模が大きいタンク車のターミナルがありますが、こちらの方がデカいんですね〜


★DD15形16号機


★NDD56形
また根岸駅はJR貨物だけでなく神奈川臨海鉄道(貨物線のみ)もあり、普段はあまり目にしない機関車を見れることもあります。

それでは根岸駅から根岸線に乗り東海道本線と接続する現在の3代目横浜駅へ向かいます。

★根岸駅→新日本橋駅 普通学割乗車券
同区間を最短経路で行くと37.1kmで料金は650円。所要時間は1時間弱でありますが、今回は小田原駅と新幹線経由にしています。

鉄道開業150年キャンペーンも3月末で終了します。2022年10月頃にもっと鉄道創業期関連の記事を更新しようと思っていたんですが、その頃コロナに感染しできなかったので、この3月末までに鉄道150年にふさわしい内容を可能な限り掲載したいと思います!

ここまで、たくさんの横浜周辺にある鉄道及び交通に関する遺構を見て回りました。

ここからは横浜を出発し少し遠回りをして東京付近まで鉄道に関する遺構を探していくと共に鉄道に深い関わりがある駅に途中下車を行い下車印をいただくことにしました。

首都圏エリアは大都市近郊区間の区域が広く大回り乗車は楽しいかもしれませんが、乗車券の期間が区間内どれだけ長距離でも当日限りであるほか途中下車ができないデメリットがあるんです。

例えば、長野県松本市にあるJR松本駅と福島県双葉郡にある浪江駅は、500km以上離れていますが、同じ大都市近郊区間(東京近郊区間)であり乗車券の有効期限は当日限り下車前途無効となります。

しかし近畿圏と異なり東海道新幹線の東京駅〜熱海駅間は大都市近郊区間外となるため今回購入した乗車券の有効期限は2日で途中下車可能となっています。


先程も少し紹介しましたが、根岸線は古い路線と新しい路線が混在しています。

●横浜駅〜桜木町駅間
1872年
(鉄道創業期に開業)

●桜木町駅〜磯子駅間
1964年
(同区間開業時に上記くらいは東海道線から根岸線に変更されました。)

●磯子駅〜洋光台駅間
1970年

●洋光台駅〜大船駅間
1973年


★JR横浜駅(3代目:現在の駅)
現在は横浜市の中心に3代目横浜駅があります。

これは東海道本線を横浜から西に延伸するときに桜木町駅(初代横浜駅)を切り離してスムーズに行けるよう新たに設けられたのでした。

鉄道創業期は港と首都を結ぶ役割を担っていましたが、その役割は西に結ぶ路線へと変わることになったので、桜木町駅は現在、根岸線として少し東海道本線から離れた存在になっていたのです。

横浜駅で下車印をいただき途中下車。

この後、しばらく西に進みますがこの内容はまた次回以降に。ついに私も東海道本線を制覇したので、また詳しくご紹介します。

●途中下車した駅

東戸塚駅
大船駅
平塚駅
小田原駅
(海)品川駅
高輪ゲートウェイ駅
新橋駅
東京駅

全て鉄道史に欠かせない駅であります。

ちなみにJR東日本区間内では、途中下車は普通に自動改札機を通せば入出場できるんですよね。

使い慣れている西日本は自動改札機では途中下車が3回までしか、できず4回目からは窓口またはインターフォン対応が必要になります。

もう一つ異なる点は、西日本なら出場時窓口またはインターフォン対応でも出場しても自動改札機で入場できるんですが、東日本の場合は窓口出場し自動改札機を通すと「出場記録なし」と表示され通ることができないようですね。

東京駅に到着し夕食を東京1番街で横浜名物をいただきます。

★横濱 崎陽軒(シウマイBAR)
もう皆さんご存知。シウマイの崎陽軒です!
1908年に桜木町駅(初代:横浜駅)で売店営業を開始した歴史ある駅弁屋であります。

駅弁は何度か皆さんにご紹介していますが、東京駅や横浜周辺には崎陽軒が運営するレストランがあり、出来立てほやほやのシウマイを食べることができます!

今回は横浜周辺にある鉄道及び交通に関する遺構をご紹介しました。