午後1時14分に由仁駅を発車した、岩見沢発苫小牧行普通列車(1468D)は、午後1時24分、三川駅に到着。
朝であればマイナス10度。手袋をぬぐと指先が思うように動かなくなるが、澄み切った空気の中で列車を待つのは、気持ちがいい。
※写真1・2:乗っている列車の1本前の苫小牧行普通列車(1466D・午前9時42分)です。
午後1時32分、列車(1468D)は追分駅1番ホーム(右側)に到着。これで岩見沢~苫小牧間は、全区間コンプリート!
ミッション終了です。
2番ホームには、石勝線・新夕張発千歳行普通列車が、1468Dとの待合せのため停車。
さて・・ここから、どうしよう?
※写真3:何度も見たこのシーン。2018年夏はキハ40だったが、今はキハ150。このシーンも、いつまで見れるのかな?
折角なので、もう一度、追分~岩見沢間を乗ろう。今度は進行方向の前方を眺めたいね。
午後2時3分、苫小牧発岩見沢行普通列車(1469D)が、追分駅に到着。
おっ!車両前方の入口付近(特等席)には誰もいない。ラッキ~!
※写真4:運転士さんが交代して、午後2時5分発車。定時運行、お疲れ様です。
車両後方からの眺めも好きだが、雪煙の影響を受けない前方からの眺めは格別だ。
追分駅から次の三川駅までは、複線区間。栗山駅までの約18kmは、ほぼ直線が続く。
線路は続く~よ、ど~こまでも~♬
カンカンカンカン・・踏切通過。
その踏切は、これです!
うわ~いいね~!
青い空、白い雲、しばれ感が伝わる樹木、黄色が映える踏切、人通りの少ない砂利道、そして木箱の上に積もる雪・・もう言うことなし。
思わぬ所で、こんな素晴らしい景色に出会うとは・・ありがとう、今日の運命に感謝!(田舎の踏切好きより)
※写真5・6:室蘭本線・追分~三川
朝の静寂な三川駅。
キハ150が近づいてくるが、「ガタン~ゴトン~♬」の走行音は雪に吸い込まれ、静けさは変わらない。
心に残るシーンだね。北国の冬のローカル線には、いろんな魅力がある。
※写真7・8:乗っている列車の1本前の岩見沢行普通列車(1467D・午前9時22分)です。
三川駅を過ぎると、進行方向左側には美しい雪原が続く。5月~9月は田園風景なんですよ。
※写真9:身近なところに絶景あり(由仁~栗山)
列車は「侍ジャパン」栗山監督のホームタウン・栗山町の栗山駅を発車し、トンネルを通り抜け、
雪原の中を走り、
国道12号線に架かる橋を右に曲がると、
函館本線(左側・複線)と合流。
午後2時50分、岩見沢駅に到着です。
あら~ 追分駅では整っていた車両後方のお顔が、岩見沢駅では雪化粧。
岩見沢に近づくにつれ、雪が多くなるね・・お疲れ様でした。
※写真10~14:室蘭本線・志文~岩見沢
ず~と立って乗っていたせいか、それとも、今日のミッションを完了したせいか、どっと!疲れが出てきた・・苦笑
今日は、普通列車一日乗り放題の「一日散歩きっぷ」なので、岩見沢駅で少し休憩した後、もう少し「乗り鉄旅」を楽しもうと考えていたが、満足したので札幌駅に帰ろう。
と思ったら、おや?1番ホームに列車がいるぞ。しかも、大好きなキハ150の0番台! なんてこった・・
頭の中は「札幌に帰ろう」。でも、心は「乗れ!」。どうしよう?
キハ150・0番台の魅力は、何といっても大きな窓。
函館本線(山線)や富良野線で活躍していて、倶知安町在住時には何度も乗り、車窓の景色を満喫した思い出の車両なんです。
※写真15・16:岩見沢駅1番ホームと富良野線・美馬牛(びばうし)駅に停車中のキハ150・0番台。なお、富良野線のキハ150は、2023年3月18日からH100(DECMO)に車両変更とのこと。残念・・泣
午後3時5分、岩見沢発苫小牧行普通列車(1470D)発車。
乗ってしまった・・
車内の様子です。疲れていたせいか、写真も斜めです。
カーテンが特急列車のような感じで、いいんですよ。空調設備もグッド、夏も快適!
※写真17:車窓からの眺めはいいのに、座ったせいか睡魔到来。乗った意味なし(岩見沢~栗山)
午後3時28分、栗山駅を発車。
そうか!立てば眠たくならないな!
いつもの特等席(車両前方立席)に移動しよう。
それでは、特等席からの動画をどうぞ。
日が傾いてきたね・・夕張川鉄橋通過!
【撮影時間:56秒(栗山~由仁)】
いい景色だね。夕暮れは、どんな景色が待っているのだろうか?
午後3時44分に三川駅を発車した列車は、夕陽を浴びながら南へ進み、
雪原の乾いた雪は、北西からの季節風に乗って東へ運ばれる。
このシーンも、心に残るね・・
※写真18~20:今日3度目の岩見沢~追分間だけど、乗ってよかったです(由仁~追分)
列車は直線区間を終えて、まもなく追分駅に到着。到着までは動画でどうぞ。
なお、道内のローカル線で活躍するキハ150などの車内放送は女性ですが、全国的に珍しいそうです。優しさと暖かみがあっていいな~ 夕焼けの冬景色に聞くと、なおさらそれを感じるね。
ジー!キンコンキンコン・・ATS(自動列車停止装置)を鳴らして、まもなく停車。
【撮影時間:57秒・56秒。2番ホームに到着です(三川~追分)】
列車は午後3時55分、追分駅を発車。
日没時間は午後4時10分。だいぶ日が落ちてきたので、ここからは座って、ぼんやり外を眺めていこう。
午後4時2分、安平駅に到着。ちなみに、早来町と追分町が合併して、今は安平町です。
季節風に乗って石狩湾から雪雲が入ってくると、急に天気が変わり「1470D」もこのように。
※写真21~23:石狩湾からの雪雲は岩見沢エリアに流れるのが常だが、風向きによっては、安平町にもやって来る。(安平駅)
安平駅を過ぎると外はどんどん暗くなってきたが、安平駅と次の早来駅から子どもたちが乗って、車内は明るい雰囲気。冬休み期間中だけど、何かあったのかな?
そんなことを考えているうちに時は進み、午後4時23分、列車は沼ノ端駅を発車。次の駅で降りるので、車両前方へ移動しよう。
お~、夕焼けが期待できるかも・・
午後4時32分、列車は苫小牧駅に到着。
キハ150-0番台でなかったら乗ってなかったし、美しい景色に出会うこともなかっただろう。今日の運命に感謝です。
今日のラストシーンは、苫小牧駅1・2番ホームからの夕焼け。
空気が澄んでいて、とても美しいね・・
煙突の煙や灯りとのコラボも、苫小牧駅らしい雰囲気を醸し出している。
※写真24~27:室蘭本線・沼ノ端~苫小牧
苫小牧駅で今日の旅を終えるとは、まったく思っていなかったけれど、このような夕焼けで旅の終わりを迎え、最高の一日でした。
(終わり)
※追伸
「北海道ローカル線旅日記!冬の室蘭本線」をご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
3月に入り気温が急上昇。いつもなら春のドカ雪があるのですが、今年はそれもなく、春に近づいていきそうですね。
旅日記の冬シリーズも今回で終了し、次回からは夏シリーズの始まりです。お楽しみに!
今後もどうぞ、よろしくお願いいたします。🙇