昨年夏に、余剰となっていたE231系・中距離電車用の中古動力ユニットを、ボディだけ入手したモハ72920番台に装着していました(→こちら)が、最新製品のモハ72920番台用の動力ユニットをオークションで入手出来ましたので、更新(交換)することにしました。
現状は、台車こそDT20を装着していますが、フライホイールなしのM-9モーターを搭載した動力ユニットで、更に座席表現が中距離電車のセミクロスシートになっています。
奥側が現状の動力ユニットで、手前がフライホイール付でM-13モーターを搭載した最新のモハ72920番台用の動力ユニットです。こちらに交換して現行製品レベルに改善します。
現状のフライホイールなしのM-9モーターを搭載した動力ユニットは、切り継ぎ加工したモハ72920番台(左側)に転用することにしました。
転用するにあたって、モハ72用のモーターカバーを装着してはありますが、制御器CS5・接触器CB8の旧式であり、モハ72920番台では新造車用の制御器CS10・遮断器CB7となっており(→こちら)、モーターカバーを取り換える必要があります。
新造車用の制御器CS10・遮断器CB7となったモーターカバー(上側)も、オークションで入手しました。
旧式機器のモーターカバーは、動力ユニットの床下面にマイナスドライバの先端を挿し込み浮かすだけで取り外すことができました。新造車機器のモーターカバーの内側にある矢印マークと、動力ユニットの矢印マーク(丸穴の左側)の方向を合わせて、モーターカバーの中央角穴と動力ユニット床下面の凸部を合わせて指で押さえれば、簡単に嵌めることができます。
最後は、床上でクロスシートの背摺りが表現された部分(12箇所)をニッパーで切り落し、平ヤスリで目立たない程度にヤスリ掛けをして仕上げました。
ロングシート仕様のモハ72920用が完成しました。
一方、切り継ぎ加工したボディで気になる箇所があります。
先般の投稿(→こちら)で、パンタ配管とハシゴを取り付け直しましたが、ハシゴの形状が製品のプラ製と異なることもあって、取付位置が少し上過ぎて下端のバランスが悪く、見映えが悪くなっています。取付穴も穴径が大き過ぎて目立ちます。
ハシゴの取付穴を0.5mm下方に開け直して、全体のバランスを改善しました。取付穴の穴径もφ0.4mmに小さくしてみましたが、これでも目立っています。ハシゴはまだ接着しておらず、取り外すことが出来ますので、もう一工夫してみることにします。
更に、避雷器からの配管も妻板に追加しておきました。φ0.3mm真鍮線の片端をL字形に曲げて、妻板に開けたφ0.4mm穴に挿し込んで接着してあります。
切り継ぎ加工したモハ72920番台にも、所定の下回りが準備出来ました。
切継ぎ加工したボディに、サーフェーッサーで下地処理をしてから塗装することにします。(続く)
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最新仕様のモハ72920番台製品