モハ164-500番台は、切継ぎに伴う追加補修を終えたので、塗装作業に着手しました。


黄柑色(オレンジ色)から塗り始めるべく、前回にマスキングまでしていましたが、妻板面での発色をよくするためにサーフェーサーで下地を作ってから塗装することにしました。手順を変更し、緑2号から先に塗ることにしました。

 

元々の緑色に合わせて調色した塗料をエアブラシで部分的に吹き付けてみました。同じ色を再現するのはやはり難しく、良く見ると緑色の段差が判る状態です。

 

妻板上部の切継ぎ跡がまだ判りますが、連結すると見えない箇所でもあり、当初の欠損状態からは大幅に改善できましたので、これで良しとします。

 

扉の右下で、妻板との接合部分にあった△形の欠損は上手く解消できました。

 

側板の切継ぎ箇所で、窓下緑色の下半分がV字谷の様に凹んでおり、ペーパー掛けした際に削り過ぎたようです。平滑面に戻すには高等なパテ盛り修復技術が必要となり、これに拘っていると私の技術レベルでは難易度が高過ぎて、何時まで経っても終わりそうにありません。取り敢えず現状のまま、次に進むことにします。(続く)

 
リニューアルされたKATO製の165系現行製品では、このモハ164-500番台が急行「佐渡」の増結セットに入っています。