昔のアルバムから【31】 EF58(5) | 趣味のNゲージと鉄道写真

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「趣味のNゲージ鉄道模型」という名称で続けてきましたが、鉄道写真の記事を載せる機会が増えたことからブログ名を変更しました。
内容は自分への備忘記録が中心で、旧型車両の話題に偏る傾向があります。拙い内容ですが、ご覧頂ければ幸いです。

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こんにちは。

 

今回は、S58年12月~S59年1月頃に撮影したと思われる「東海道線EF58の荷物列車」の写真を載せてみました。いつものように、ほとんどNG集みたいな写真ばかりでして、お恥ずかしい限りですが、最後まで我慢してご覧頂ければ幸いです…。

 

 

EF5838(広島) 品川にて

東芝製の38号機。S27年4月の高崎線電化用として製造された流線形車体をもつ最初のグループ(35~39号機)の中の1両として、同年4月に落成しました。この38号機はパンタグラフが下枠交差型のPS22Bに換装されているのが特徴で、ツララ切りやホイッスルカバーと合わせて、形態的に面白い罐だと思います。PS22BをつけたEF58については、好みが分かれるところかも知れませんが、個人的には広島所属機らしくて好きです。写真は第2エンド側からの撮影ですが、正面ナンバーが若干下寄りになっているのも確認できます。この日は米原罐の代走で荷36レを牽引して東京までやってきた様です。59-2のダイヤ改正を待たず、1月に廃車となってしまいました。

 

 

 

EF58111(米原) 鶴見にて

荷36レを牽引してやってきたのは、米原の111号機。メーカーは川車+川重で、東海道本線全線電化用第2陣の中の1両として、S31年11月に落成しました。この111号機は、製造当初からパンタグラフのPS15化と屋根上モニタ窓のHゴム支持化がなされています。正面窓は最後まで原形小窓を保っていました。59-2ダイヤ改正では下関に転属し、同年10月に廃車となっています。後ろに写っているのはホキ2500でしょうか。何が牽引していたのかな…。

 

 

 

EF58118(米原) 根府川にて

東芝製の118号機。山陽本線姫路電化ならびに東北線宇都宮電化開業用の第1陣の中の1両として、S32年3月に落成しました。パンタグラフは製造当初からPS15が装備されています。正面窓は原形小窓のままでした。59-2ダイヤ改正では下関に転属、S60年2月に廃車となっています。この日は、荷36レを牽引してやってきました。荷物車の2両目はマニ36でしょうか、数少なくなった旧型の荷物車を見るのも、ゴハチ撮影の楽しみのひとつでした…。

 

 

 

EF58156(浜松) 根府川にて

列車番号不明。東芝製の156号機。山陽本線姫路電化ならびに東北線宇都宮電化開業用の最終グループの中の1両で、S33年4月に落成しました。この156号機は製造当初から前面窓と機械室中央側窓がHゴム支持となっており、形態的にもっとも完成されたEF58といえましょう。S59年2月に下関に転属し、S61年1月に廃車となっています。

 

 

 

EF5894(浜松) 根府川にて

列車番号不明。川車+川重製の94号機。東海道線全線電化用増備車の第1陣の中の1両で、S31年5月に落成しました。パンタグラフは製造当初からPS15を装備しています。正面窓については元々は原形小窓でしたが、後年の改造でHゴム支持化されています。この94号機はS59年2月に下関に転属して、同年9月に廃車となりました。ダイヤ改正まであと2週間ちょっとの根府川鉄橋、多くの鉄ちゃんで賑わっていました…。

 

 

 

なお、記載にあたっては「交友社 EF58ものがたり 下」を参考にさせて頂きました。

今回は以上です。本日もご覧いただきまして、ありがとうございました。