東急8500系の引退

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1月に投稿するつもりで下書きに入れたまま忘れていました。もう2ヶ月経ってしまいましたが勿体無いので公開します。

堀切駅にて

 1月25日に東急8500系の最後の編成である8637Fが長津田工場へ廃車回送されました。かなりショックです。

8500系について


永田町駅にて

 8500系は1975年に8000系をマイナーチェンジして登場しました。製造理由は新玉川線の開業と半蔵門線との直通運転です。メインの田園都市線の他、東横線(80年代まで)、大井町線にも投入されました。


 後期に製造された車両は、東急車輛製造が開発した車体構造の「軽量ステンレス車体」が採用されました。この構造により側面のギザギザ(コルゲーション)を省略して軽量化できますが、8500系後期車の場合は何故かギザギザがありました。

 一部の編成には以下の内容の更新工事が施行されました。

  1. 座席モケット交換
  2. 車内3色LED式情報案内装置の設置
  3. ドアチャイムの設置
  4. 行先表示器を3色LED又はフルカラーLEDに交換
  5. 排障器の設置

しかし未更新のまま2020年まで残った編成もあります。


 一部の車両は秩父鉄道、長野電鉄、KRL Commuterに譲渡されました。秩父鉄道車は昨年に旅で見て、このブログでも紹介しています。

記事はこちら

僕の8500系の思い出


 8500系は僕にとってとても馴染み深い車両です。といっても馴染み深いのは大井町線の方。習い事で幼稚園の頃から引退した年までずっと定期的に利用していました。黄色い長い座席や両開きの貫通扉が印象的でした。

 いつの間にか消えていたと思ったら、2018年に9020系に置き換えられていました。9020系も登場当初はレアだったので9000系とどっちが来るんだろう...と予想したりしていました。同車は元•田園都市線2000系で、更新工事施工後に大井町線に転属し、その1ヶ月後に9020系に改番しました。二子玉川駅の花火大会に行くときに2000系のまま大井町線を走る姿を見たので、その後9020系を見た時は9000系にも更新工事が施工されたのかと勘違いしてしまいました。



引退翌日の様子

 引退した翌日、廃車待ちの長津田工場のある恩田駅に行きました。


PVにしてYouTubeにあげましたので内容はこちらを是非見てください。

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 車内から恩田駅の南端に8637Fが切り離されて置かれていました。

 東急テクノシステムに保存されている8606Fは建物内に移動していたのかみられませんでした。

 カットボディらしいものもありました。車番が「8500」になっており、本物なのかレプリカなのかよく分かりませんでした。

 さらに1つ前に廃車された赤帯編成の先頭もいました。

 周りには廃車発生品らしきインバーターやクーラーが置かれていました。悲しいですね。