モハ164-500番台は前回で塗装可能なレベルに達した心算でしたが、最終点検したところ見落とした箇所があり、追加補修を行いました。

 

妻板上部の継ぎ目補修の仕上げが、前回からの残作業です。

 

ペーパー掛けして余分なサフェーサーを削り落し、切り継ぎによる溝が埋まりました。

 

最終点検を行った際に、不備のある箇所が見つかりました。

妻板と扉を接合した部分のボディ下辺に、▽形の欠損箇所がありました。
 
裏返して見ると▽形の欠損が明確に判ります。
 
先端を△に切った0.3mm厚のプラ板を、ボディ表面で面一になるように合わせて、裏面側から接着剤を流しました。
 
固着してからカッターナイフで不要部分を切り落として、補修作業は完了です。
 
 
ネット上で実車の写真を見てみると、回送運転台側の塗装に2種類あることが判りました。
回送運転台の妻面塗装が、製品のサロ152(KATOの旧製品)の様に緑2号一色のものと、同製品を塗り替えて作ったサロ112の様に黄柑色(オレンジ色)が妻面側に回り込んでいるものがあります。KATOの現行製品で登場したモハ164-500番台は、後者の塗装になっています。
 
この車両も黄柑色(オレンジ色)が妻面側に回り込んだ塗装にすることにしました。塗装は全体塗り直しではなく、接合箇所を含めた部分だけの再塗装にしますが、塗り替えない部分との色合わせには、また手間取りそうです。(続く)
 
リニューアルされたKATO製の165系現行製品では、このモハ164-500番台が急行「佐渡」の増結セットに入っています。