2022/6/20(月)15:26 二本木駅
付近はもちろん急勾配が連続しているのですが、スイッチバック構造が維持されているのは、隣接する化学製品製造工場への専用線が分岐している関係もあるそうで。
運転士は反対側の運転台に移動するのかなと思いましたが、さながら車をバックさせるように窓から後方を確認しながらハンドル操作していました。
大正時代に建築された木造の雪囲いが残る引込線までバックした後は、再び前進してホームを左に見つつ大きなカーブで下っていきます。
しばらくすると高架路線が近づいてきて、北陸新幹線との乗換駅である上越妙高駅に到着。
やはり、ここで乗り降りする人が多かったですね。
妙高高原駅を出発して約1時間、直江津駅に到着。
直江津までは、山間部を走る妙高はねうまラインでした。
直江津からは、海沿いを走る日本海ひすいラインへと路線の名前が変わります。
車両も山をイメージした緑色から、海をイメージした青色にチェンジ。
進むにつれ車両の数が減り、ついには1両になりましたが、なんとか座席には座れました。
直江津駅を出発して次の駅に差し掛かると、右手に日本海が広がります。
大阪行きのトワイライトエクスプレスに乗ると、たしかこの辺りで海を眺めながら朝食を食べた記憶。
モグラ駅で有名な筒石駅に停車。
トンネル内に設けられたホームから地上にある駅舎まで、約300段の階段を上ることになる過酷な駅です。
一度は下車してみたい駅だったりします。
新幹線停車駅の糸魚川を過ぎて、古くからの交通の難所である親不知を越えると富山県入りです。
並行在来線も、県境を境にえちごトキめき鉄道からあいの風とやま鉄道に変わります。
直江津から付かず離れずだった日本海ともここでお別れ。
並行在来線になっても、車窓はJRの頃と変わらない長閑な車窓だったと思います。
県境の駅は市振駅ですが、えちごトキめき鉄道は2駅進んだ泊駅まで乗り入れていました。
新幹線開業で路線がぶつ切りとなり乗り換える手間が発生しますが、ここでも接続が考慮されていて乗り換え時間は僅かでした。
幅の広い、黒部川を渡ります。
上流は黒部峡谷、そしてかの有名な黒部ダムです。
富山で古くからある私鉄と言えば、地鉄ですね。
ちょうどミラージュランドの観覧車を通り過ぎる時に、地鉄の列車とすれ違いました。
富山は街並みや自然が美しく、食べ物が美味しい県です。
定期的に訪れたくなるので、時間があれば途中下車するようにしています。
夕食は、駅前にある寿司屋で海鮮丼をいただきました。
隣にある回転寿司と同じお店ですが、こちらは混雑なく比較的ゆったりとした店内。
海の幸をたっぷり堪能したら、後はスピードを上げて新幹線と特急で大阪駅に直行しました。
車内では、駅で買っておいた鱒の寿司とビールで旅を振り返ります。
次回は短いですが、子どもと2人で下関と門司を訪れた旅を書きます。
ではではノシ