JR京都線・JR神戸線の普通電車などで活躍する207系は京都方から4+3の7両編成を組み、貫通編成の321系と共通運用で使われていますが最近は体質改善工事を受けた編成も増え、更なる活躍が期待出来ます。中間に入る先頭車は前面に転落防止幌が取り付けられていますが先頭に立つことは可能であり、車庫内での編成組み替え時や103系の代走で和田岬線の運用に入る際に活用されています。


(2021.6.17 茨木にて撮影)

 普通尼崎行きに充当される207系1000番台です。撮影した列車はS7(先頭はクハ206-1021)ほかの7両編成ですが全車が体質改善工事未施工で、太い文字の行先表示(LED)に90年代中〜後期のJR西日本一般車らしさを感じます。


(2021.6.17 茨木にて撮影)

 後ろの4両はT14(クモハ207-1014ほか)でした。T編成の京都方先頭は下枠交差形パンタを2基搭載するクモハ207ですが通常は連結面側の1基のみを使用し、乗務員室側の1基は剛体架線を使用するJR東西線(京橋〜尼崎間)通過時や霜取りに使用する程度なので地上で2パン上昇状態が常に見られるのは京橋と尼崎近辺に限られ、茨木や高槻では見ることは出来ません。

 あと最後になりますが和田岬線103系置き換え用としてオール1000番台の6両編成(X1)が誕生し、JRグループダイヤ改正が行われる18日からの営業開始に備えて現在試運転が行われています。