NO.2813 試乗会以来の全線乗車です、西九州新幹線「かもめ」他、江北→武雄温泉→長崎乗車記録 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 

 去る令和4年9月23日、武雄温泉~長崎間に西九州新幹線が開通、これによりまして上の画像にもありますN700S系新幹線電車によります「かもめ」が運行を開始しております。

 

 西九州新幹線は、武雄温泉~長崎間69.6キロを結ぶ新幹線でありまして、距離からもわかりますように日本一短い新幹線でもあります。元々は、新鳥栖駅~武雄温泉駅間は従来の在来線の線路を使いまして運行されます「フリーゲージトレイン」として運行される予定でありましたが、「フリーゲージトレイン」の計画が頓挫した事もありまして、新たな新幹線電車でありますN700S系新幹線電車が導入するに至っております。

 

 これによりまして、新鳥栖駅~武雄温泉駅間もフル規格で結ぶ事になる訳ですが、佐賀県側が運行ルートがまとまらない事もありまして向こう10年以上は飛び地新幹線として存在する事にはなるようであります。本当に、これまでも当ブログでもご紹介しましたが、この区間をどうするのか、一日も早い解決を願う所ではあります。

 

 

 さて、私自身も西九州新幹線には昨年9月開業前の試乗会から乗車しておりますが、去る2月20日に開業後初めて、仕事関係の出張もありまして全区間の乗車も果たしておりました。今回はその模様に関しまして皆様にご紹介してまいります。

 

 

 先述のように、私は去る昨年9月の開業前に試乗会にも参加しておりまして、その模様は当ブログでもご紹介しておりました(NO.2741より3回ご紹介)。私自身、一足先に開業前に西九州新幹線に乗車する事ができておりましたので、早さも体感できまして良かったとも思っております。

 

 

 さて、ここからは長崎駅までの乗車の模様をご紹介してまいります。今回は最寄り駅より列車に乗車してまいりまして、乗換駅として江北駅へとやってまいりました。

 

 (今回乗車の817系電車肥前鹿島行き)

 

 

 江北駅では、日中811系電車の留置されました姿が見られておりますが、この時には5番ホームにキハ47形気動車の姿が見られておりました。

 

 このキハ47形気動車は、当ブログでもご紹介しておりますように「上下分離区間」で使用されております気動車でありますが、この時には先述のように、本来は日中留置のため中線にいないといけない車両が5番ホームに停車しておりまして、珍しい姿が見られておりました。

 

 (キハ47-8135)

 

 (キハ47-4509)

 

 この時には、中線で線路の保線工事が日中見られておりまして、画像のようにつなぎ目部分には油が差されておりました。そう言った事から、一時的に5番ホームに避難すると言った珍しい姿が見られておりました。

 

 

 さて、中線の先1番ホームでは、武雄温泉駅から運行されております「ふたつ星4047」がこの江北駅で折り返す事から、販売の準備がなされておりまして、「おもてなし」を行おうとする姿が見られておりました。この「ふたつ星4047」に関しましても当ブログでもご紹介しておりましたが、今後乗車してみたい列車でもあります。

 

 (「ふたつ星4047」)~詳しくはNO.2753参照

 

 

 また、この時にはJR西日本のキヤ141系検測車(第2編成)が、佐世保線から長崎線の検測を行うために江北駅に入線してきておりました。私自身も「キヤ検」に関しましては正直ノーマークでありましたので、何とか収める事ができまして良かったと思っております。

 

 

 さて、保線作業中でありました中線の作業が終わりまして、5番ホームにいました編成が引き上げ線を経まして中線に入ってまいりました。私自身もいつ移動するのかなと思っておりましたが、先述のように直後に「キヤ検」も入線するほどでしたので、このように収められて良かったと思っております。

 

 (停車位置に停車)

 

 また、直後にエンジンも切られました。この後は夕方18時過ぎまでこの駅で休む事にもなりまして、この日は1時間は短くなりましたが、それでも長い「昼寝」の時間に入る事にもなります。

 

 

 こうして、私は「ハウステンボス」・「みどり」15号に乗車しまして、次の駅の武雄温泉駅へと向かいます。この乗車時間はわずか10分間ではありましたが、この間に次の大町駅で「ふたつ星4047」が、複線区間ではYC1系気動車によります回送列車がすれ違っておりました。

 

 

 こうして、武雄温泉駅に到着しました。本来でしたら、この後の「リレーかもめ17号」でしたら新幹線「かもめ17号」に接続する事にもなりますが、一足先にこうして武雄温泉駅にてと言う事にもなりました。

 

 この武雄温泉駅では、西側に土産物などが販売されておりますコーナーが置かれておりますし、反対側にはフリースペースも置かれております。フリースペースに関しましては、開業日に収めておりまして、当ブログでもご紹介しましたが(NO.2748参照)、お土産コーナーに関しましては今回初めて収める事ができておりました。

 

 反対側の武雄温泉駅券売機です。こちらもその回でご紹介しましたが、自動券売機も1基しか置かれておらず、在来線ホームは寂しい印象でもありましょうか。尚、隣のみどりの窓口も新幹線口に移動しておりますので、より寂しい印象でもありましょうか。

 

 

 在来線口から新幹線口へ移動しまして、新幹線口の券売機を収めました。この券売機は、新幹線と在来線共通の券売機でありまして、券売機も青の自由席向けが1台、指定席向けが1台の計2台となっております。尚、先述のようにこれまでは在来線改札口の所にありました「みどりの窓口」もこの横に設けられておりまして、こちらも営業時間内(7時30分~19時30分)ではありますが指定席券の購入が可能となっております。

 

 

 これから改札口に入ります。新幹線は「かもめ17号」、在来線は「リレーかもめ」・「みどり」の案内がなされておりました。尚、佐世保線「みどり」の案内は「リレーかもめ」としてのW愛称となっておりますので、その列車が運行されます夕刻からの10番ホーム停車時刻が見られますが、W愛称でない列車の場合でしたら先述の在来線ホームへ移動する事にもなります。

 

 (「リレーかもめ」とのW愛称の「みどり」の時刻も表示)

 

 

 改札に入りまして、そしてホームへとやってまいりました。こちらもご紹介しておりますように、新幹線と在来線と同一ホーム乗り換えが前提となっておりますので、新幹線「かもめ」の発車ホームは11番ホーム、在来線「リレーかもめ」系統は10番ホームからそれぞれ発着するようになっております。尚、12番ホームは基本的に使用する事はありませんが、団体としての場合では使用される事はあるようであります。

 

 (駅名標(在来線側))

 

 (全て「かもめ」は11番ホームです)

 

 

 さて、既に「かもめ17号」は「かもめ16号」として武雄温泉駅に来ておりましたので、早くにホームで収める事ができておりました。ただ、清掃作業を行っておりましたので、すぐに新幹線の車内に入る事ができませんでしたが、発車20分前には車内に入る事ができておりました。

 

 (「KAMOME」ロゴ)

 

 「かもめ17号」の行先表示であります。この列車は次の停車駅が諌早駅ですので「次は 諫 早」と表示されている事がわかります。尚、「かもめ」に関しましてカラーが複数存在しておりまして、嬉野温泉駅通過以上(嬉野温泉駅・新大村両駅通過含む)の速達タイプは赤各駅停車タイプは青で表示されるようになっております。

 

 

 こうして、車内に入りました。「リレーかもめ17号」がまだ来ておりませんでしたので、車内はがらんとしておりましたが、実は指定席に関しましては満席との事でありまして、平日にもかかわらず利用者が多くいらっしゃる事を伺わせておりました。

 

 (指定席座席)

 

 (自由席座席)

 

 所で、試乗会・開業直後にはシートカバーがありませんでしたが、上の画像にもありますようにシートカバーが自由席・指定席とも設けられておりました。やはり、シートカバーの有無だけでも違う印象さえも感じさせられる所でもありましょうか。

 

 こちらは案内表示器です。試乗会時にもご紹介しましたように、よく見ますと2段式であります。これまでは1段式しかなかっただけに、N700S系新幹線電車ならではな部分が見られております。

 

 所で、今回乗車のY3編成では、ショーケースには長崎県大村市の特産物などが見られております。中央にありますマスコットキャラクターが「おむらんちゃん」、他には「大村ずし」や「へこはずしおこし」の姿が見られているのがわかります。このうち「大村ずし」はこれまでもいただいておりますが、本当においしいお寿司でもあります。

 

 

 こうして、「リレーかもめ17号」が10番ホームにやってまいりました。この日は885系電車SM2編成でありまして、ほとんどの乗客がこの列車に乗車してきていたようでした。

 

 (10番ホームに入線)

 

 同一ホームの乗り換えシーンです。10番ホームに入線しました「リレーかもめ17号」から「かもめ17号」に乗り換えるシーンが見られておりまして、ほとんどの乗客が乗り換えられておりました。しかも、指定席への乗客が見られておりましたが、やはり、指定席が満席と言われるだけありましょうか。

 

 

 さて、「かもめ17号」に乗車しまして、10分ほどで大村湾を見る事ができます。試乗会時には、残念ながらうまく収める事ができませんでしたが、今回はフェンスがありますが、何とか大村市内も画像の姿を収める事ができておりました。

 

 (別の位置)

 

 

 こうして、「かもめ17号」は長崎駅へとやってまいりました。諫早駅しか停車しない、今回乗車しましたこの列車の武雄温泉~長崎間の所要時間はわずか23分でありまして、本当にあっという間でもあります。

 

 (長崎駅留置線付近)~奥にYC1系気動車

 

 

 こうして、わずか23分で長崎駅に到着しました。本当に、新幹線利用となりますとあっという間だなと言う所ではあります。やはり、車窓もトンネルもありましたので収めにくかったというのもありますので、正直仕方ない部分でもありましょうか。また、電波もWi-Fiが導入されている割には入りが悪かったというのは残念ではありましたが・・・。

 

 

 今回は、試乗会以来の西九州新幹線全線乗車に関しましてご紹介しましたが、ちょうど最速列車に乗車したというのもありますが、本当に武雄温泉→長崎間も早くなったという印象でもありましょうか。さらに博多~長崎間まで考えるとなりますと、より早くなった事は間違いない所ではあります。しかし、それでも博多~武雄温泉間は在来線ではありますので、あまり所要時間は変わらない事は仕方ない部分ではあります。とにかく、これまでも当ブログでもご紹介しましたし、それに加えまして冒頭でも述べておりましたように、やはりいつまでも中途半端ではいけないとは思いますので、一日も早い武雄温泉駅以東の解決を願う所ではあります。