きっぷが買えるようになったので偕楽園駅へ(ちょっと追記あり) | 1910番のどーでもいいブログ

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日常の出来事をテキトーに書きます。
趣味の鉄道・鉄道模型の話題が多いです。
小学生のころ、“しょうじょう”をたくさんもらった作文のうでを生かしていきたいとおもいます。
あまり期待しないでくたさい。


久しぶりに土曜日のお休みでしたので、今シーズンの営業が行われている偕楽園臨時駅へ行ってみることにしました。


5両のワンマン列車でした


さっそく偕楽園駅です。
ご存じない方もいらっしゃるかもしれませんのでちょっと説明すると、日本三名園のひとつである偕楽園の最寄り駅で、梅まつりの開催に合わせて例年2~3月の間の土休日だけ営業する臨時駅です。


偕楽園


県都水戸市の市街地にある駅で、常設化してもよさそうですが、『水戸駅前が廃れる』という地元の要望で通年停車ができないという噂も聞いたことがあります。
また、この駅は下り線(水戸・いわき方面)にしかホームがありません
これも『利用者を水戸駅へ誘致するため』に敢えて上りホームを設けていないという話もあるなど、かなり特徴的な駅となっています。


かいらくえん


で、そんなクセの強い偕楽園駅ですが、今シーズンから劇的な変化がありました。
この駅にも営業キロが設定されて、偕楽園駅発着のきっぷが買えるようになったのです!


偕楽園駅


昨シーズンまで偕楽園駅に営業キロは設定されていませんでした。
そのため偕楽園駅で下車する場合、乗車した駅から見て偕楽園駅の1つ先の駅(水戸もしくは赤塚)までの運賃が、乗車する場合は逆に下車する駅から見て1つ遠い駅(同)からの運賃が必要でした。
それが今シーズンから、偕楽園駅までのきっぷが直接買えるようになったのです。

実質値下げですが、昨シーズンまでは赤塚以南から水戸までのきっぷを持っていれば、本来は途中下車ができないきっぷでも途中下車させてもらえるという“温情”があったので、場合によっては営業キロ設定によって損することもありそうです。

精算窓口の横に記念のキロポストが置いてありました。
あくまで記念なので、正式なキロポストではなくただのオブジェのようです。


日暮里から113.5キロだそうです


駅の掲示には「九分咲」とあります。


ほぼ満開


駅を出ます。
以前は営業中のみプレハブ小屋が設置され、ホームと階段しかない駅でしたが、2016年にホームの嵩上げとバリアフリー化が行われています。

写真フォルダを漁っていたら、ひと昔前の偕楽園駅の写真が出てきましたのでお目にかけます。
撮影したのは2013年の3月で、ちょうど10年前です。


逆光ですが…


いろいろと懐かしいです。


こんな写真撮ってたんだなぁ…


そして10年後の現在の姿です。
小さいながらもしっかりとした駅舎があります。


現在の駅舎(またしても逆光)


で、ちょっとカメラを引くと…。


さらに逆光


駅前はものすごい渋滞です。
この道は駅前で行き止まりで、そのまま駐車場に入っていくのですが、「満車」の立て札が出されてまったく動いていませんでした。
駅前にはバス停もあり、渋滞を避けるために路線バスが対向車線を逆走してくる光景も風物詩です(笑)

渋滞を尻目にさっそく梅の木のお出迎えです。


梅の木


偕楽園とその周辺には、およそ3000本の梅の木が植えられています。
梅の木だけで100種類あるそうです。
みなさん写真を撮っていますが、ふだん花の写真なんか撮らないのでどう撮っていいのかわかりません…。


なんていう品種でしょう…?


次の列車までしばらくあるので、少し散策してみましょう。
駅前には大きな階段と鳥居があります。
ここは園内にある常磐神社の入口で、偕楽園としては“裏口”のような感じです。


常磐神社の鳥居


階段を登っていくと、バ、バス停…!?


バス停?


こんなところにバスが来るのかと思ったら、下にあるバス乗場の案内でした(笑)

このまま進んでいくと、常磐線を跨ぐ歩道橋に出ます。
橋の名前は「常磐線」!?


常磐線


本当の名前は「偕楽橋」で、常磐線を跨いでいるという意味でした。
橋の上からは偕楽園駅がよく見え、下り線(左側)にしかホームがないのがよくわかります。
上り線側にも一応スペースがあり、過去には上りホームが設置されたこともあったようです。


偕楽園駅の全貌


で、振り向くとこの景色です。
撮り鉄には有名な撮影地で、このアングルで撮られた写真を見たことがある方もいるのではないのでしょうか?



例のアングル


1910番は撮り鉄ではないので、ここで電車を待ったりはしません。
そもそも今の時期は通行人が多いので、橋の上で長時間立ち止まるのは危険です。
撮影するならマナーを守って行いましょう…。


そして肝心の偕楽園ですが、入園券を求める行列が最後尾がわからないくらい伸びていたので、今日のところは入るのはやめておきます…。
以前から何度も申しておりますが、鉄道が趣味のブログなのでご了承ください…。


さて、駅に戻り、次に来た列車で水戸駅まで来ました。
ここまでは普段通りSuicaを使って来ましたが、せっかく営業キロが設定されたので、「偕楽園」の名前が入ったきっぷを買おうかと思います。
水戸駅の運賃表も偕楽園駅が記載されたものに更新されていました。


水戸駅の運賃表


指定席券売機で「かいらくえん」と打ち込もうとしますが、『該当する駅がありません』ときました…。


なん…だと…?


臨時駅なので券売機では出せないようになっているのでしょうか…。
そういえばJヴィレッジが開業したときもそうでした。


※2023/ 3/11追記
指定席券売機の「乗換案内から購入」から検索すると購入できるみたいです。

と、いうわけで窓口で購入しました。
駅員さん、1910番をマニアと見たのか、特に何の説明もなく発券されました(笑)


みどりの窓口で発券


先に書いた通り、偕楽園駅には上りホームがありません。
なので水戸駅から偕楽園駅へ行くには、一度偕楽園駅を通過して赤塚駅まで行かねばなりません。


偕楽園は臨時駅なので隣は水戸になってます


ここで途中下車をしなければ、折り返して偕楽園駅に向かっても問題ありません。
一般人からすれば不便極まりないですが、乗り鉄からすれば長い距離に乗れてお得な感じでしょうか(笑)

下りホームの端まで行くと、運転士へ向けた「偕楽園停車」の表示があります。
誤通過はマズいですが、誤停車の危険は??とも思います(笑)


たぶんシーズン中はずっと掲出されてます


余談ですが、数年前まではこの位置には柵がなく、ホームの先端に同じ表示がありました。


2年前


ちなみに、日中の普通列車はすべて5両編成です。
ホームの端っこのほうで待っていると、大変恥ずかしい思いをすることになるので注意が必要です。
そんな人いないって…?

そして再び偕楽園駅に戻ってきました。


ワンマンじゃない5両編成


相変わらず駅前の道路は大渋滞です。
午後になってさらに混雑してきたので、次の列車で再び水戸駅まで戻って今回の旅の目的は達成です。
せっかくなので、使ったきっぷを見てみましょう。


今回使用したきっぷ


偕楽園駅用の無効印がちゃんと用意されており、黄門様御一行をモチーフとしたものになっていました。
混雑して忙しいところ、わざわざ押印して頂いて申し訳なかったです。


申し訳ないので勝手に宣伝です。
今シーズンの偕楽園駅は、3月26日までの土休日のみ、9:17着のひたち3号から16:33発の普通列車までが停車します。
鉄道を使えば都内からでも余裕で日帰りが可能です。
週末どこへ行こうか迷っているなら、ぜひ偕楽園へ!
梅の花も今がいちばん見頃です!
渋滞のない鉄道でお越しください!!
車で来ると後悔しますよ。


最後は梅と千波湖と渋滞と絡めたE531系の写真で締めたいと思います。


スマホのカメラなのでこれで許して


では、今日はこの辺で…。