12系1000番台は12系急行型客車を通勤輸送に対応できるように改造した車両です。
改造時にオハフ、スハフの車掌室に出入口が設けられて、側面の2本の白線も消されてしまいました。
関西圏では、紀勢本線や福知山線、山陰本線などが活躍の場でした。
広島圏では芸備線、北陸圏では七尾線などでも走っていました。
扉が狭く通勤ラッシュには向いてないのか冷房のない50系に置き換えられた線区もあり・・・
12系1000番台のオハフ13 1004です。
福知山で休車中の様子。
そう言えば、最近TOMIXの12系1000番台が再生産発売されたってことですが、初回生産で買ったまま忘れてた12系1000番台のことを思い出しまして・・・・今更ながらの登場となりました。初回生産がたしか5~6年前?再生産の需要があったのですね。
編成はスハフ12+オハ12+オハ12+オハフ13の4両です。
紀勢本線の再現をしたかったのですが4両では足りません・・・
大体5両編成で、中間にスハフ12が入ることが多かったので、スハフだけを追加したいのですが単品の設定はありません。
(単品設定はオハ12だけです)
芸備線や七尾線は1000番台で綺麗に揃った編成だったと思いますが、紀勢本線の場合は大抵0番台が数両混じっている場合が多かったので、0番台のスハフをしれっと混ぜておくとよいかもです。
スハフ12です。初期型の改造なので、屋根上のクーラー間の補強材も再現されています。
エンジンも別部品でグレー成型となっています。
特徴はやはり車掌室のドアですかね。
連結面にテールライトが無いのも初期型の特徴です。
側面から。初期車は側面エンジン上のルーバーも小さいです。
<参考>
12系0番台のスハフ12です。白帯の有無で随分イメージが変わりますね。
オハ12はエンジンも無いので床下もあっさり。
そしてオハフ13です。スハフからエンジンを取っただけみたいな。
同じですね。
オハフ13のほうは、製品状態でダミーカプラーが装備されています。(交換用台車も付属)
スハフとオハフの床下を比べてみます。
エンジンが無い以外は同じかと思っていましたが、結構違いますね。
オハフは水タンクが無い!トイレが閉鎖されているからいいのか。
スハフもトイレは閉鎖されてたはずですが水タンクは残っています。
実車はどうだったのかな?
車内は両車端の2ボックス分がロングシートになっていたはずですが、模型での座席は急行時代のままです。
まあ外から目立たない部分ではありますが、惜しいところです。
スハフ12の0番台と1000番台を並べてみました。
付属の車番インレタですが(2017年生産のVer1)
スハフ12: 1004~1008、1010~1012
オハフ13: 1003~1005、1007~1012
オハ12: 1006,1007,1010 ,1011,1013,1016~1021,1023
他にJRマークとバラ数字が若干入っていました。
今回の再生産品はインレタの内容が変わっているかもしれません。
牽引機はDD51かDE10、紀勢本線ならEF58か末期はEF60というところでしょう。
12系1000番台は全車がJR西日本に引き継がれました。
そう言えば、同じ12系の改造車で12系2000番台が東日本にいました。
こちらは2両~3両ぐらいの短い編成を電気機関車が牽引していたのが面白かったですが模型的にはいい編成かもですね。
どうせなら12系2000番台も製品化すればいいと思いますがどうでしょうか?
写真は12系0番台の綺麗な編成で1000番台は混じっていませんが、紀勢本線の普通列車です。
牽引はEF58で、機関車次位はマニ50、その後ろに12系5両が続きます。
中間にスハフ12が挟まっています。紀勢本線はホームがカーブしている駅が多く、ドア操作の時に編成中央から列車全体を見渡せるようにしていたのだと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。