さらば和田岬線の103系 正式予告 | 金屋代かずおのお部屋

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周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

(まさかの事前告知引退)

 

3/10追記:

3/11午後〜3/13午前の和田岬線の運用に,103系は入りません.引退前最後の日曜日ではありますが,当日は撮影会が予定されています.

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/230309_00_press_wada.pdf

 

 

本日はJR西日本から,「和田岬線で 22 年間走ったスカイブルーの 103 系の勇退!」と称して,和田岬線の103系が3/18(土)に引退することが正式に発表されましたので取り上げることとします.昨今,普通列車用の車両の引退については特にセレモニーが用意されずに事後報告的に引退し,場合によっては記念のイベントやグッズも用意されないということが多かったのですが,和田岬線の103系においては和田岬線の列車本数の少なさ,播但線や加古川線では運行されるものの事実上の標準的な103系の完全引退であること,3/17(金)に完全引退した場合に最終列車が通常の通勤利用と相まって大混雑が見込まれることから設定されたものと考えられています.3/18は和田岬駅でセレモニーが行われる他,車両にはヘッドマークの装着,兵庫駅や車内には専用ポスターの掲示,さらには対象列車に出発合図が出せるセレモニーの参加権が目玉景品となる懸賞,103系(JR西日本のもの以外含む)の画像募集キャンペーン,NFTの発行など,近年の普通列車用車両の引退としては異例のキャンペーンが行われます.詳しくは以下のURLをご覧ください.

なお,最終列車が具体的にどの列車であるのかは公表されていません.セレモニーは9:40から実施されることと,当該セレモニーは最終列車に対して行うものではないということが公表されています.場合によっては「最終列車が到着した後の回送列車に対してセレモニーが実施される」ことも考えられます.和田岬線のダイヤを見ると,列車の運行時間中に車両を交換する時間は十分にあります.

※画像募集とセレモニー出発合図参加権は関係がありませんので,記事を修正しました.

 

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/230227_00_press_skyblue.pdf

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/230227_00_press_ralilisyashin.pdf

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/230227_00_press_103nft.pdf

  筆者の和田岬線103系の記憶

と,ここまでのみ書いただけではブログ記事化する理由はないと言えます.筆者の記憶を思い起こすこととしましょう.

筆者が最初に和田岬線を訪問したのは2009年のことでした.当時,いや,2001年の山陽本線全線電化時からこの103系は使われ続けていました.

 

その後はなかなか訪問できていませんでしたが,2020年ごろになるとこの103系には引退の噂が絶えず,ついに,「2022/10 WE銀河紀南」にて再訪することができました.

 

 

 

 

 
 

和田岬線用の車両は運用の都度明石から回送されてきます.新快速・特急・貨物に混じって列車線を爆走するシーンも名物でした.

 

 

 

 

 

結果として乗車は2022/10/21が最後となりましたが,いかにも和田岬線103系らしいシーンをカメラに収められて良かったと思っています.そして,たまに103系以外の車両が使用されることもあるなか,全て103系であったことは幸運であったと言えます.

 

鉄道模型ではグリーンマックス製品が存在しましたが,TOMIXの103系JR西日本仕様ではこの1本だけは欲しいと思っていました.買えて良かったです.

 

 

なお,現在はこの記事からさらに整備を行っており,結局,黒台車を生かして「兵庫←→和田岬」「神ホシ」を選択してパーツ交換・転写シートを転写する整備をしました.

 

時期が近づくと沿線は大いに賑わいます.関係者の皆様のご安全を祈ります.

 

  おまけ:筑肥線の103系

和田岬線の103系がなくなると,最後の103系の候補として筑肥線(筑前前原〜西唐津)の103系のトレンド化が進みます.車体は105系・119系・201系を踏襲していますが,モーター音や乗車体験はまさしく103系のそれです.

 

 

 

※この記事は「【特集】2023/3/18ダイヤ改正」として公開しています.なお,今後は時刻表3月号の記事は書かない予定です.スケジュールが厳しい上に,ダイヤの変化を読み取ることに時間がかかっているためです.