竜華機関区・EF58-42の画像をアップします。
1986. 1. 15 128レ 紀勢本線・和歌山駅 EF58-42(竜華機関区)
42号機は、正面窓は白Hゴム、外ハメ式尾灯、ワイパーはWP50と改造箇所が多い部類に入ります。
他に竜華機関区のEF58共通の改造箇所として、前照灯のシールドビーム化と元空気ダメ管(通称:P管)が増設されています。
貴重な未改造箇所としては、正面窓下部の手すりと前面ステップが取り付けられていません。
1986. 1. 15 128レ 紀勢本線・和歌山駅 EF58-42(竜華機関区)
その他未改造箇所は、側ハシゴが原型、パンタグラフが大型のPS14であるところです。
東海道・山陽本線からEF58が引退して以降約2年の間、EF58を撮影しに幾度となく紀勢本線へ出向きましたが、42号機が運用に入っているところに遭遇した事はありませんでした。
車両不調説や、ナンバープレートが盗難にあった説など色々憶測が飛び交っていました。
いよいよ阪和線・紀勢本線でのEF58の引退が迫り、EF58-66号機のさよなら運転の日、和歌山駅でついに定期運用に就いている42号機に遭遇する事ができました。
1986. 1. 15 128レ 紀勢本線・和歌山駅 EF58-42(竜華機関区)
お手製の「さよならEF58」のヘッドマークが取り付けられた42号機。
この撮影後まもなくして、阪和線・紀勢本線からEF58が引退し、42号機も1986年3月31日付で廃車となりました。
廃車後4ヶ月経った8月、鷹取工場が一般公開された時に前面部だけとなった42号機を見る事ができました。
ナンバーはEF58 44ですが、正面窓下部の手すりと前面ステップがない事から、これは42号機である事は間違いありません。
なぜ、番号が42から44に変えられたのかは謎でしかありません。
この前面部のみの車体は、大阪府内のとある企業に引き取られて、現存しているとの事ですが、その詳細は不明です。