DEC741形 / 天神川駅から | 安芸もみじ / Photos, Historys, Trains - Hiroshima JAPAN

DEC741形 / 天神川駅から


エトセトラを向洋駅で撮影するために、雨上がりの夕方RedWing-227系に乗っていたら、電車庫へ事業用車がたくさん止まっているのが見えました。

帰りはすっかり暗くなっており、翌2月11日は朝の上り列車を撮るために再び向洋駅へ向かったのですが、昨夕と同じ場所に事業用車たちは止まっていました。

帰りまでそのまま居てね。と思いながら、帰路の途中で立ち寄ってみたのが、今日UPした写真たちです。




向洋駅から一旦広島駅まで戻り、広島駅から天神川駅まで上り列車へ乗車して、RedWing-227系の車窓越しでの撮影です。

まず見えるのは上下や横に歪んだレールや、枕木の沈下を補正するための車両 マルチプルタイタンパー。

マルチタイタンパーが線路の保全業務を行う時、追従して走るモーターカーと平台車両。




次に見えてきたのもマルチプルタイタンパーで、先にいたのは 08-16/32形でこちらは2020年から導入された新型です。

MTT-7028形ですが、広島へ新旧のマルタイが揃って臨駐していたとは、少し嬉しい出会いでした。

そして最後に見えてきたのが、今日の記事の主役 DEC741形です。




天神川駅に着くとホームにはカメラを持った数人の方々がおられました。

駅から線路沿いに行けば、遠目から望遠で撮れるかな?と思っていたのですが、どうやらこれから九州へ向かって旅立つようです。

なので撮り歩きは予定変更して、このままホームで一緒に待機してみる事にしました。




DEC741形は、国鉄から承継した443系 電気検測用車が老朽化したことにより誕生した車両で、2021年10月22日に報道関係者向けに公開され、11月1日より運用を開始しました。

443系の代替導入車ではあるものの、電気検測だけではなく線路設備の検査も行う総合検測車として設計されています。

443系は急行形の457系電車をベースに特急形の485系フェイスを組み込んだ、直交流50・60khz対応の3電源型の電車で、架線検測と信号検測を行ってきました。




DEC741形はこれまで通り電気による駆動方式ですが、電源は架線からではなく搭載した発電機から受給する、電気式気動車となっています。

従来からの架線検測と信号検測に加えて、電気設備撮像装置と電気設備測定装置、そして地上に設置するAI画像解析装置も搭載して、地上検査作業の車上化による合理化も実現した高性能次世代機となっています。

そして待つこと約20分、ソロリソロリと最徐行でDEC741形は現れました。




ブツ切り留置のRedWing-227系の横を通り抜け、ホームの裏にある引き込み線へ入線。

折り返し直ぐに発車すると、同じく徐行で転線してRedWing-227系とキハ47形の間をゆっくり進んで行きました。

この後、信号待ちをして広島駅へ入線したのでしょう。

JR西日本の所有車両ですが、443系と同じく九州まで出張し、今ごろはJR九州の全線を検測していることでしょう。



虎の子でありながら画質が悪くて使い辛かった、2枚組みのコラージュにAI補正をかけて、文字も追加して再掲載してみた193系と443系。

元の画質が悪すぎたり画像が小さいと、細いパーツや小さいパーツは、補正で欠損することがあるのですが、損得を考えると使って再掲載は悪くありません。

最後に今回の九州遠征の記事と、ツイッターでの走行シーンをUPされている方々がおられたので、リンクを貼らせて頂きました。


さて、もし莫大な予算をかけての保線作業を怠った、らどうなるのか?

アメリカはオハイオ州のローカル線を行く貨物列車の映像が、ツイッターに貼られていたのでリンクしてみました。

まるで未舗装の山道を走るトラックが、轍にハマったみたい機関車がもがきながら進んでいますが、マルタイや検測車を運用しないと線路はこうなりますという、見本のようなアメリカの鉄道の1シーンです。


そしてこれは昨夜なんですが。

姫路駅の地上駅だった時代の、103系と443系をガラケーで撮影されたそうです。

320pixなのでAI補正は効かなかったのですけど、無断で手動の色補正してみたのですが、ダメって言われなくて安心しました。

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