いよいよ!うめきた新しい大阪地下駅が開業! | よしひろ よしちゃん 鉄道写真館

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2023年2月13日に大阪の鉄道では1つ大きな動きがありました。

それは梅田貨物線の地下線化です!

●梅田貨物線とは
大阪港に隣接する貨物駅、安治川口駅と2013年に廃止された梅田駅(梅田貨物駅)と東海道本線を結ぶために設けられた貨物線です。

このほか東海道本線と大阪環状線をバイパスする役割も担っていて京都・新大阪から天王寺と関空・和歌山方面を結ぶ特急列車(はるか・くろしおetc)など旅客列車や回送列車も運行されています。


★吹田貨物ターミナル駅
梅田貨物線の起点は東海道本線の吹田貨物ターミナル駅で終点は大阪環状線の西九条駅です。

梅田貨物線とは通称で正式には、東海道支線で東海道線の一部となっていますが今回は梅田貨物線としてご紹介します。

吹田貨物ターミナル駅から新大阪駅までは東海道本線と並走します。



新大阪駅を出て上淀川橋梁を渡ると東海道本線から離れて行き阪急中津駅の下を通り抜け梅田スカイビルの前を通ります。






★地上時代の梅田貨物線
2023年2月13日までは、地上を走っていて東海道本線と比べ少し梅田の外れを走っています。

この線路の前には大きな更地があります。
これがかつて梅田貨物駅があった場所です。


●梅田駅(梅田貨物駅)とは
2013年まで大阪を代表する貨物駅でしたが老朽化と開発のため機能を現在の吹田貨物ターミナル駅と百済貨物ターミナル駅に移転しました。

正式名称は梅田駅ですか阪急・阪神・地下鉄などと区別するため梅田貨物駅と呼ばれていて当ブログでもこの読み方でご紹介しています。




★折り返しをする、おおさか東線の列車
梅田貨物駅が廃止され2023年2月11日までは梅田信号場として待避・留置設備があり、貨物列車の行き違いや新大阪駅が満杯になり折り返しができない、おおさか東線の列車などが、停まっていました。

なお、おおさか東線の起点は新大阪駅とこれからも変わりませんが、運行系統上は2023年ダイヤ改正後は、後ほど詳しくご紹介します。新しい大阪駅この地下駅が始発駅となります。

梅田スカイビル前を通り、大阪環状線の線路に近づいて行きます。




★浄正橋踏切
大阪の主要道路である、なにわ筋を踏切で交差し福島駅〜野田駅間で環状線と合流します。


★大阪環状線と梅田貨物線(野田駅から)
野田駅〜西九条駅間は、大阪環状線と並走します。

西九条駅手前に渡り線があり、特急列車はここで大阪環状線に入線し天王寺駅方面を目指します。


★西九条駅
梅田貨物線の終点です。西九条駅ではホームから離れた線路を使用します。ここから先、桜島線と線路が繋がり貨物列車は安治川口駅を目指します。

ということで!
簡単にですが、梅田貨物線のご紹介でした。

ここからは、うめきた新しい大阪地下駅をご紹介していきます。

先程も少しご紹介しました!
かつてJR大阪駅の裏側に梅田貨物駅がありましたが、大阪駅周辺の開発のため移転し梅田貨物線の一部を地下化しさらに駅をつくり、おおさか東線の普通列車が新大阪駅から延長し運行されるほか、これまで停車できなかった特急「くろしお」「はるか」が大阪駅に停まるようになります。

まだまだありますよ!
2030年に開業予定の、なにわ筋線の起点駅となりJR難波駅と繋がり関空などのアクセスが便利になる予定です。

一気にご紹介するとややこしいので、ここからは1つずつご紹介していきます。

①大阪駅周辺の開発



★2023年に撮影した旧梅田貨物駅付近
今じゃ考えられない方もいると思いますが、大阪駅の裏には大きな貨物駅があったんです。

ここが梅田で唯一まだ開発されていない場所とされています。

この街周辺をグラングリーン大阪として街開きは2024年夏から2027年に全体開業で、まだまだ工事中の地下に今春新駅開業ということになります。




★梅北地下道
ここが貨物駅だった頃、ヨドバシ梅田がある方からスカイビル側に向かう時は、長い地下道を通らないといけませんでした。

抜けた先は、ここも梅田なん?というくらい閑散としています。今後この辺りがどうなるのかも見どころです。

②新しい大阪地下駅が開業
これが一番メインですよね!

先程から何度もご紹介しています。上記①の開発にあたり線路を地上から地下にし新しい大阪地下駅も開業します。

これまで大阪駅から和歌山・関空方面の特急列車やおおさか東線を利用する際は、新大阪駅に行く必要がありましたが、梅田貨物線に地下駅ができることで大阪駅から乗車可能となります。

これを聴くと新幹線も大阪駅に来てくれればな〜!と思いますよね。


実は来る話もあったんです。詳しくは上記のページを見てくださいお願いします!

★梅田貨物線 旧線と新線



★新しい大阪地下駅
2面4線で21番線〜24番線となっています。
地上線から地下線に切り替わった2023年2月13日から2023年3月18日の約1ヶ月間、特急はるかorくろしお号に乗ると大阪駅を通過する貴重なシーンを見ることができます。


私は早速初日に乗車してきました。

感想ですが、話題になった襖型のホームドアは21番線にしかついていないこと。

従来の地上線に比べ地下線は大阪駅11番線(サンダーバード乗り場)に近く乗り換えがそこまで不便ではないこと。

かなり地下へ入るとき急勾配なこと。
そのため吹田貨物駅と安治川口駅を結ぶ一部貨物列車は補機を連結します。

このほか地下線を貨物列車が走るシーンを見れるのは、なかなか貴重ですよね。

せっかく地下化したのにアノ踏切は残った



★西梅田1番踏切
梅田貨物線の地下化で開発が進む1つに梅田周辺の交通渋滞緩和もあり梅田ランプ交差点付近にある渋滞の原因になっていた西梅田1番踏切は地下化で廃止されました。

しかし!
先程ご紹介しました。環状線福島駅前にある浄正橋踏切はこれまで通りなんですよ。あれも渋滞の原因となる踏切の1つなんですが。

③なにわ筋線の開業



★なにわ筋線工事の様子
新しい大阪地下駅からなにわ筋の地下を通りJR難波駅を結ぶ2033年開業予定の路線で開通すると、これまで環状線を走っていた関空快速など直線に行くことができ、所要時間が短縮されます。また南海電車も乗り入れる予定となっているんです。

なにわ筋線が開業すると大阪環状線は環状運転する普通列車のみとなるんでしょうか?気になるところ。

このほか新大阪駅から梅田貨物線を通り新しい大阪地下駅からUSJと2025年万博会場の最寄り駅となる桜島駅まで結ぶ列車も運行されるんだとか。




★梅田貨物線地上時代に試運転する323系



★新大阪駅〜桜島駅を直通する快速列車
実は新大阪駅とUSJを結ぶ臨時快速列車は過去に何度か運行実績がありますが、貨物列車や特急列車との兼ね合いで頻繁な運行が難しくすぐになくなってしまいましたが、今後は新しい大阪駅も開業しどうなるのか見どころですね!

今回は新しい大阪地下駅や梅田貨物線についてご紹介しました。

ところでこの大阪地下駅と呼んでいますが、この呼び方でいいのでしょうか?


★東京地下駅開業記念のオレンジカード
東京に地下駅が開業する際のオレンジカードには東京地下駅開業!と記載があったので今回もこのキーワードを使いました。

今もオレンジカード販売あったら面白いんですけどね〜

梅田貨物線周辺は開発が進み貨物駅がかつてあったという名残が消えつつありますが、まだ当時から残る物が少しだけあります。



★日本通運 梅田営業所
見た目だけでは、あまりわかりませんが1938年建築の建物だそう。

日本通運は1937年に日中戦争中の戦時経済統制の一環に戦時物資を円滑供給するため、自動車(トラック)にて貨物列車での集荷・配達業務を行う全国の通運業者を統合し日本通運法の下で国営企業として成立されたため、旧国鉄貨物駅の近くに営業所が今もある場所が多いです。

日通梅田営業所は日通発足の翌年ほぼ創業期に建てられた建物が今も現存し梅田貨物駅があった名残があります。

実は梅田周辺にもう一つ日通創業期からの建物がありましたが、うめきた開発で梅田スカイビル付近に移転し現存していません。



★日本通運 大阪支店
もっと綺麗に撮っておけば良かったと後悔しております。

日本通運の歴史を見てみるのもなかなか面白いです。




★京都:徳林麻(山科地蔵)
京都府山科区の東海道沿いには旧日通ロゴのきっかけとなった水汲み場があったり。





★物流博物館の資料
品川駅から徒歩15分の場所にある物流博物館には、日通の資料も数多く展示されています。


★日本通運のトラック


皆さんもうめきた散策や日通の歴史を見られてみてはいかがでしょうか?

ご覧いただきありがとうございました。
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