JR東海管内の関西本線(名古屋~亀山間)は近鉄名古屋線と競合する区間も多く、全区間電化されているだけでなく部分的に複線化もされていますが貨物列車は非電化の区間にも直通するためディーゼル機関車牽引で運転され、DD51が主に担当していました。しかし同形を置き換えるためにDF200が北海道からこちらへ移籍してきており、兵庫の川崎重工業で防音強化等の改造を行った上で運用に入れています。

 

(2019.11.3 桑名付近にて撮影)

 

 コンテナ列車を牽引するDF200-223です。関西本線の貨物列車を牽引するDF200は全て200番台で、100番台を種車に先に書いた防音強化等の工事を行った機関車ですが223は200番台への改造第一号で、2016年7月に川崎重工業を出場して愛知機関区に配置されました。ちなみに223の元の番号は123で、原番号+100としています。

 

(2019.12.1 桑名付近にて撮影)

 

 旅客列車待避のため停車中のDF200-205牽引のコンテナ列車です。こちらの種車は105で、原番号+100で205になりましたが塗装は100番台時代と変わっておらず、ディーゼル機関車らしさが出ていると感じられました。桑名付近を走る貨物はコンテナ列車のほかタキによる列車も見られますがタキの列車は塩浜に発着するので近鉄と併せて撮影するのに都合が良く、しかも塩浜の貨物駅は非電化で広々としているのでタキの撮影には持ってこいです。