秩父鉄道全駅間歩き1(羽生-武川) その8・星渓園と東武熊谷線の線路跡を通って | 駅から駅まで・旅のあしあと

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その7からの続き

 

-石原(14:09着・14:20発)-

 

 

熊谷駅から線路の南側を進んで、上熊谷駅を通過しました。

 

鎌倉町通りから少し小道を進むと、星渓園の入口にさしかかりました。

江戸末期から明治初頭にかけて造られた回遊式庭園とのこと。

 

 

 

開園時間内であれば自由に入場できるので、入ってみました。

 

庭園の中央にある池は人造池ではなく、

江戸初期に起きた荒川の決壊によってできた湧水池のとのこと。

熊谷中心市街を流れる星川、そして忍川の水源がここなんだとか。

 

 

 

そんな池のほとりに別邸を建てようとしたのが、この庭園の起こりなんだとか。

こちらは1930年に建てられた積翠閣。

 

あまり広い庭園ではないので、

5分もあれば一回りできてしまいます。

 

 

 

あ、こっちが正面だったのね。

 

 

 

というわけで、さらに西へ。

この道も昔は中心市街へ続く賑やかな道だったのかな。

 

 

 

道なりに進むと高崎線の線路に沿う形となり、

秩父鉄道の線路から離れてしまいます。

 

ここいらで高崎線を渡っておくことにします。

 

 

 

そこからさらに西へ進むと公園のような場所に出ました。

公園は細長くずっと続いていて、どちらか言うと遊歩道のような感じ。

 

 

 

そこから進むと、少し広くなりました。

遊歩道はさらに続いているようですが…これはいったい。

 

 

 

正体はこちら…といっても、これは実物ではありませんが。

 

実はこの緑道、東武熊谷線の線路跡です。

東武熊谷線は熊谷と妻沼(めぬま)を結んでいた路線です。

軍需工場への工員輸送を目的に1943年に開業。

利根川を渡って東武小泉線と接続させる計画でしたが頓挫し、

路線自体も1983年に全線廃止となってしまいました。

 

右下に刻まれている「かめ号」とは、

熊谷線を走った列車に与えられた愛称だったそうです。

この遊歩道も「かめの道」と呼ばれています。

 

 

 

公園を抜けると、石原の駅前通りに出ました。

昔からの駅前通り感が出てますね。

 

 

 

石原(いしわら)駅に着きました。

 

 

 

ホームは1面2線の島式。

ここは通常通りの左側通行。

 

新幹線の高架との間に留置線が設けられています。

貨物輸送が盛んだった頃の名残かな?

 

 

 

次の駅へ向かいます。

まずは駅前の道を西へ。

 

 

 

突き当たりを左折して、新幹線の高架へ。

 

 

 

しばし新幹線の高架に沿って歩きました。

 

古い建物もチラホラ見かけますが、

まだ熊谷市街地が続いていますね。

 

 

(その9へ続く)