「ランチパック」が西武国分寺線、JR中央線とコラボ | 書斎の汽車・電車

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 先日、スーパーでこんな食品を見かけました。

 ヤマザキの「ランチパック・オレンジとレモン」という商品なのですが、何やら電車の写真がありますね。

 

 クローズアップしてみましょう。

 「国分寺駅に並ぶJR中央線と西武鉄道国分寺線」とありますね。

 

 一体どうしたことかと思えば、「西武鉄道国分寺線の車体カラーをイメージしたレモンマーマレードとホイップをサンドしたパン」と「JR中央線の車体カラーをイメージしたオレンジマーマレードとホイップをサンドしたパン」のセットなんだそうです。

 

 鉄道とコラボというのはわかりましたが、レモンとオレンジといえば、JRの中央・総武緩行線と中央線(快速)じゃないの?という疑問がわいてきます。西武国分寺線というのは、少々意外です。

 実はこのコラボ商品、西武鉄道側から持ちかけたもののようです。なるほど西武国分寺線といえば、終日黄色い電車が活躍していますし、国分寺駅では写真のようにオレンジのラインカラーの中央線と出会います。また、東村山には山崎製パンの工場もありまして、何かと縁があるのです。

 

 そして、JR中央線と西武国分寺線といえば、実は密接な関係があるのです。中央線の前身である甲武鉄道と、西武国分寺線等の前身である川越鉄道は、兄弟会社といっていい存在でした。両社は車輛、運転面でも深いつながりがありました。

 それが大きく変化するのが鉄道国有化です。甲武鉄道が国有化されたのに対し、川越鉄道は国有化の対象から漏れ、両社は別の道を歩むことになりました。この時川越鉄道も国有化されていたら、JR川越線といえば国分寺~川越を指すことになったでしょうし、中央線の支線として、直通の「川越特快」やら、「ホリデー快速小江戸号」、さらには通勤客相手の特急「かわごえ」なんかも走っていたかもしれません。

 

 いささか「妄想」が過ぎました。「ランチパック」に話を戻しますと、今回のコラボ商品、西武鉄道各駅の売店「トモニー」等で今月いっぱい販売しているようです。肝腎のお味の方は、甘味と酸味が絶妙で、なかなかおいしかったです。