新城市(旧鳳来町)には、1950年代から1998年にかけて豊橋鉄道バスのほか、国鉄バス、遠鉄バスがこのあたりに路線網を築いていました。
しかし昭和末期には国鉄遠三線(三河大野ー宮口ー遠江二俣駅)廃止など昭和初期より築かれたバス路線ネットワークは途絶えてしまいます。
今回の実証運行では、やまや個人には再び奥三河エリアにバス路線網を築く試金石💎✨となって欲しい想いもあります。詳しくは後日のブログに書きたいと思います✍️。
長篠城址前バス停
2022年1月28日
このバス停は普段、新城市コミュニティバス:Sバスのバス停となっています。豊橋鉄道や国鉄バス廃止後、旧新城市・旧鳳来町ではコミュニティバスの運行を開始、現在でも新城市の広範なエリアにムラなく路線網を維持しています。事業者も豊鉄バスのほか豊鉄タクシー、新城市(鳳来総合支所地域課・作手総合支所地域課:一部西三交通に運行委託)と複数の事業者に委託、共同企業体で行うため廃止になりにくい点もあります。
新城市262
豊橋200は・262
日野2DG-HX9JLCE(2021年)
長篠城跡前
2022年1月28日
西三交通が委託運行する新城市コミュニティバスで使用される日野ポンチョ。この日は湯谷温泉もっくる新城線で使用されています。
新城市コミュニティバスのなかにはこのように委託運行するほか、デマンドバス(ネットや電話、FAXで予約する)など会社や輸送手段(バスやタクシー)の区別なく包括的に地域の足を維持している点が注目されます。この手法は愛知県北東部の路線バス維持で用いられ、隣の設楽町ではおでかけ北設豊田市山間部(足助・稲武地区)のおいでんバスなど自動車王国:愛知県と云われながらも名古屋市内の基幹バスやガイドウェイバスなど云われながらもさまざまな公共交通機関の新施策を立案実行しているのです。
長篠城址前バス停の
新城市Sバス:
湯谷温泉もっくる新城線時刻表
2023年1月28日
月曜日から土曜日まで1日4往復が設定されています(日曜運休)。湯谷温泉から鳳来寺山頂まで有料道路(鳳来寺山パークウェイ)を通ります。車輌の通行料💰は大型1,100円:普通車550円、GWや8月13日〜15日、紅葉シーズンは通行料金が倍額💰💰なので新城市としては是非とも乗って欲しい路線バスです。
Sバス時刻表の下に浜松新城リレー号の時刻表が掲示してあります。
東名ハイウェイバスと並ぶ山の湊号
もっくる新城正面
2023年1月28日
山の湊号は豊鉄バスが運行する高速バスで、名古屋市北部の藤が丘駅・長久手古戦場駅と新城を結びます。
この高速路線バスの珍しい点は、上記ブログ本文に掲載している通り、2016年2月、新東名高速道路:新城インターチェンジ開業に伴い、社会実証実験として車輌費・運行委託費は国の地方創生加速化交付金で賄われており、浜松新城リレー号の他にもさまざまなバスサービスを提供しています。
11/13~1/31 新城市観光地無料周遊バスを運行いたします! | 最新情報・お知らせ | 豊鉄バス株式会社:乗合バス/高速バス/契約バス~運賃・時刻検索~
2021年11月〜2022年1月まで、新城市観光地無料周遊バスの運行を行いました。
また、山の湊号と新城市コミュニティバス(Sバス)を利用して湯谷温泉♨️や鳳来寺への往復きっぷも発売しています。高速バスとコミュニティバスとのセット乗車券など積極的なバスを活かした地域振興に地域が、企業が、バス会社が期待を寄せています。