昨日のヨコハマ鉄道模型フェスタの目玉である東急電鉄5050系4000番台Qシート車2両セットを入線整備しました。

ホビーセンターカトーのパッケージは赤ですが、ちょうど東横線のQシートのボディと同色で、パッケージの「Q SEAT」のロゴがパッケージに馴染んでいます。



パッケージの後ろが説明書になっています。

編成例や既存の製品に組み込む時の例とレタリングシート(以下:インレタ)の転写方法などが書かれています。

特別企画品の4107Fを車番を変更するのはもったいないですし、5173Fには前面に8両編成を表す「8Cars」のステッカーが印刷済みなので、通常品の4109Fに組み込むことにしました。



ヨコハマ鉄道模型フェスタで、東急とKATOとカツミから発表があると、昨年の秋頃から噂が流れていましたが、発表されたのは登場したばかりの東横線のQシート車をKATO製で記念品として製品化するとのことでした。

Twitterで発表された時に、「既存のKATOの東急5050系は車番印刷済みなので、マスクインレタ式の車番インレタ」を付属品に加えて欲しいと私はレスしました。

会場で受け取って車両を確認しようとすると、まさか本当にマスクインレタ式車番インレタが入ったので、私は驚くとともに大喜びでした。

KATOブースで担当者の方にインレタのことを聞いてみると、私のTwitterのレスを読んでくれていて、KATOと東急とカツミの打ち合わせでインレタの付属を議題に上げてくださり、KATOとしては異例のインレタの付属が決定したそうです。



車内はQシートの椅子の色に合わせてグリーン成形ですが、ロングシートなのは現在まだクロスシートとして運行していないので構いませんが、座席の背ズリが再現されたハイバックシートタイプではないのは残念です。

KATOの担当者の方によると、今回はロングシートモードですが、今後はクロスシートモードや、相鉄直通改造したアンテナを設置した製品も考えているとのことです。



早速入線整備をしました。

4号車の4412号車です。

ドア注意・優先席・側窓「開」・携帯電話マナーの表記類をトレジャータウンのインレタを転写しました。

Qシート車とハイバックシートを採用した車両は、車内の非常設備のステッカーが窓に貼られているので、世田谷総合車輌センターの東京メトロ用の急停車注意表記のインレタで再現しました。

室内灯はQシート車は、蛍光灯が電球色なので、模型も純正の電球色を使いましたが、室内が緑色成形で、窓ガラスパーツもUVカットガラスを表現するためにかなり緑色なので、室内灯を付けた感じは要調整かもしれません。

また、側面ドアの戸当たりゴム・クーラーに墨入れ・色入れしました。



こちらは、5号車の4512号車です。

塗装はインクジェットではないので、ザラザラ感が無くのが好感が持てます。

また、東横線のQシート車はドアが銀色のままで、ホームドアに見えない窓下の「Q SEAT」ロゴが無く、また社紋は通常車両と同じ位置ですが、鉄道部門分社化後の「TOKYU RAILWAYS」になっています。

なお、墨入れは4号車同様ですが、5号車はパンタグラフに色入れしました。



赤いラッピング・車端部の黄色いライン・妻面の銀色と見事な塗り分けです。

なお、KATOの5050系は貫通扉に窓ガラスが入っていないので、透明プラ板を裏から貼りました。



インレタで、4112・4012号車に改番された先頭車です。

実車は5166Fに2両のQシート車を入れて10連の4112Fにしたので、実車のスカートが前期型なのに対して、模型は後期型の強化型スカートなのでタイプではありますが、走らせればQシート車の入った編成の雰囲気が楽しめるでしょう。



マスクインレタですが、下地の銀色も転写しやすいですし、ボディの銀色にかなり近い色なので、3000系(2代目)までのプレート式の車番みたいには見えません。マスクインレタは、最初のマスクインレタは転写しやすいのですが、マスクインレタの上に転写する車番が転写しにくいインレタがサードパーティ製には見かけますが、マスクインレタの上に車番のインレタを転写するのも難なく綺麗に転写できました。

サードパーティのインレタは、様々な内容は魅力的ですが、転写のしやすさがバラバラですし、TOMIXのインレタは転写はしやすいものの、「座布団インレタ」と揶揄されているインレタは転写しやすいものの、転写後は座布団と言われている車番や表記のまわりの部分が気になります。

それに比べ、異例のKATOのインレタは、今までで一番転写しやすく、見た目もシャープなものでした。インレタもやはりKATOクオリティでした。



このQシートセットですが、側面の種別・行先ステッカーは付属していないので、既存製品のステッカーのあまりを使う必要があります。

また、グリーンマックスの小田急1000系の赤い箱根登山鉄道塗装に似ているQシート車ですが、模型は塗装がの品質が雲泥の差です。



車両ケースに入れた4112Fです。



ここからは、グリーンマックス製の大井町線のQシート車と比べてみたいと思います。

まずは、6000系(2代目)のQシート車ですが、私はクロスシートモードを購入しました。

6000系は5000系列と中間車は同等なので、KATOの5050系とグリーンマックスの6000系のQシート車の両方をお持ちの方は手に取って比べてみることをおススメします。

グリーンマックスのQシート車は、6000系・6020件ともにインクジェットなので、塗装のザラザラ感が気になります。

6000系のQシート車だけは、社紋の位置が違うのが特徴です。

6000系は5000系列と同等で、印象的な先頭部と大胆な塗装が幸いして、暗黒時代のグリーンマックス製品と言われている5000系列の中では、KATOの5000系列発売後も定期的に販売されています。

KATOの担当者の方によると全く製品化の予定は無いそうですが、KATO製品の6000系も見てみたいものです。



最後に6020系のQシート車です。

私は6020系の当時時仕様のセットを持っていたので、クロスポイントの単品を買いましたが、グリーンマックスブランドのセットがクロスシートモードなのに対し、クロスポイントの単品はロングシートモードと差別化しています。

ただ、ロングシートモードですが、Qシート車の座席の特有の背ズリが表現されている点は、今回のKATOの5050系4000番台のQシートにも採用してもらいたいところです。


クロスポイントなので、改番してもタイプな点がスカートをはじめとしてたくさんありますが、3年ぶりのヨコハマ鉄道模型フェスタの記念品がKATOの東急の車両というのは、東急ファンとしては嬉しいところでした。




ヨコハマ鉄道模型フェスタの様子については、下記をご覧ください。

https://ameblo.jp/umeda-hk01/entry-12787667934.html