兵庫県尼崎市、こんなとこでも狂言をやっていたとは・・・。
阪神電車尼崎駅から歩いて5分ぐらいのところにある大覚寺で、毎年、節分に奉納上演されるセリフなしの大覚寺身振り狂言。この狂言を知ったのは2年前。昨年の節分にも訪れようとしていたのですがコロナで中止。今年は開催されるようなので行ってみました。
阪神尼崎駅を降りて、まず、前から気になっていた尼崎城へ寄り道。
小ぶりですけど、おそらく鉄筋の要塞でしょう。市役所なんかもこういう建物にしたらいいのになぁ。
右が大覚寺。
立派な舞台です。
大覚寺身振り狂言は6演目あるようですが、この日は5演目が上演されました。
この日、2回目の節分厄払という演目の画像です。
後家さん
舞台まで約1メートル、撮影しやすいです。お客さんは全員立ち見で後方から狙うなら一段ぐらいの脚立が欲しいと思う。お客さんの帽子や老人老婆の後頭部をかわすために。
節分でイワシの頭を飾る。においで魔よけ。
時間にも寄りますが、演者を自然光で撮影できるのも意外な感じ。舞台両側は境内の中なので背景に近代的なものが写らないのがいい。
あの枡の刻印、筆記体のリットル表記ですね。時代的に一・八升の方がしっくりしてそうですが。
赤鬼
赤鬼とも気づかず酒を呑ます後家さん。目当ては赤鬼の打ち出の小槌。女も相当なもんです。
正体を現した赤鬼に豆をぶつけて鬼退治。
この大覚寺身振り狂言、京都の三大狂言みたいに知名度は、あまりないようですけど楽しめます。寒い中、立ちっぱなしは、ちょっとつらいですけど。