日吉駅【神奈川県】(横浜市営地下鉄グリーンライン。2016年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
神奈川県横浜市港北区の北東端に広がる市街地に位置する横浜市営地下鉄グリーンラインの終着駅で、東急東横線と東急目黒線との接続駅、そして2023年春には相鉄・東急直通線(東急新横浜線)が接続する予定の、
日吉駅 (ひよしえき。Hiyoshi Station) です。
 
尚、写真は2016年訪問時のもので(一部は2008年、2019年撮影)、現在はホーム延伸などにより状況が変化しています。ご了承下さい。
そして、東急の日吉駅の記事につきましては以前UPいたしました⇒記事はこちら
  
 
駅名  
日吉駅 (G 10)  
 
所在地  
神奈川県横浜市港北区      
 
乗車可能路線  
横浜市営地下鉄:グリーンライン (正式名称:4号線)    
 
隣の駅  
中山方……日吉本町駅  
 
乗換可能駅  
東急電鉄:東横線目黒線……日吉駅まで徒歩5分  
   
訪問・撮影時  
2008年7月、2016年4月、2019年8月    
 
 

 

東急駅の東側、慶應義塾大学日吉キャンパス内にある1番出入口です。東口に相当します。
日吉駅周辺は起伏がある地形で、東急駅前からですと(上写真)、少し下りてから地下へ入ることになります。
階段・上下方向エスカレーター・エレベーターの設備があります。
尚、地下鉄駅独自の駅前広場はなく、東口は1番出入口付近の慶應義塾大学用地が事実上の駅前広場になっています。東急駅東口も駅前広場・ロータリーはありません。バス停留所は東口北側の綱島街道沿いにあり、正式なタクシー乗り場は西口にしかありません。
上写真は南東を、下写真は北西を望む。
 
 

東急駅東口(右手)より南を望む。
右側は地下にある日吉駅自転車駐車場(有料)の出入口(階段のみ)ですが、この出入口からでも地下鉄のコンコースまで行けます。
奥へ延びる綱島街道の反対側(左)の一帯は慶應大学日吉キャンパスで、その敷地内に1番出入口があります(写真奥)。
 
 

1番出入口(東急駅前側)より北西を望む。後方に1番出入口があります。
正面の綱島街道越しには東急日吉駅の駅ビルが鎮座しています。この駅ビルは東西自由通路を兼ねていて、東急線の改札口がある駅ビル内を通り抜けると駅西側へ出られます。
 
 

こちらは東急駅東口より東を望む。
後方に東急駅が、右手に自転車駐車場出入口があり、綱島街道を渡って右手には1番出入口があります。
綱島街道の東側一帯は慶応大学日吉キャンパスになっています。その裏手を東海道新幹線が通っていて、キャンパス東端部の直下をトンネルで抜けています。
 
 

こちらは東急駅の西側です。右手に東急駅西口があります。
写真奥の白いビルの1階に地下鉄駅の西口に相当する2番出入口があります。
階段・上りエスカレーター・エレベーターの設備があります。
西口には東急駅の駅前広場がありますが、非常に狭いです。バス停留所とタクシー乗り場があります。地下鉄独自の駅前広場はありません。
写真は北を望む。
 
 

上写真奥の地点より北を望む。右後方に東急駅西口があります。
2番出入口は西口から北へ延びる商店街「サンロード」に面して設置されています。
出入口前に歩道がありませんので、飛び出さないよう気をつけて下さい。

 

 

こちらが2番出入口です。東を望む。
 
 

「サンロード」出入口前より南を望む。左後方に2番出入口が、左前方に東急駅西口があります。
地下鉄駅は写真中央の地下にあり、東方向に延びています。
西口は所狭しと駅前広場があり、その駅前広場を中心に放射状に広がる狭い道路沿いに商店街が形成されています。
駅から離れると住宅街が広がっています。
 
 

 

地下3階にある改札口です。東を望む。日吉駅における地下鉄の改札口はこの1ヶ所のみです。
右手に1番出入口が、後方に2番出入口があります。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が多数並んでいます。レイアウトの関係で右2通路のみ奥にずれています。手前に並ぶ左側の各改札機は東急との乗換客の流動に対応しており、すぐ後方には東急線の地下改札口があります。しかし地下鉄~東急の乗換は一度改札外に出る形式になっているため、乗換の際は改札機に2度きっぷを通す、ICカードをタッチする必要があります。但し、東急線に地下改札口があるおかげで、地上に出ずとも東急と地下鉄の乗換が可能です。
また、左端から3番目が幅広通路で、右端には点字ブロック設置で車いす対応幅の有人通路があり、窓口に面しています。
改札口の右手前には自動券売機があり、改札内には自動精算機があります(いずれもICカードチャージ可能)。
トイレと多機能トイレは改札内にあります。
尚、地下鉄駅構内に売店・コンビニはありません。コンビニは2番出入口の外、東急駅西口近くに複数あります。
そして、地下4階にあるホームとの間には階段・上下方向エスカレーター・エレベーターが設置されています。
 
 

2番線側壁にある駅名標です。電照式です。
白地でシンプルなデザインです。ラインカラーのグリーンは駅ナンバリング部分に使用されています。
尚、地下鉄グリーンラインにおいて駅ナンバリングは2008年の開業時より導入されています。
駅番号は中山駅から順に付番されていて、日吉駅は「G 10」です。
 
 

地下鉄グリーンラインの日吉駅は島式ホーム1面2線の地下構造で、地下4階にあります。東急駅の直下、概ね東西方向にホームが延びています。
右(南)が1番線、左(北)が2番線で、いずれも中山方面です。乗降別などに区分されておらず、基本的に交互発着で、両側のホームを概ね均等に使用しているはずです。
ホーム有効長は開業時より4両分でしたが、2022年9月より6両運転が開始されたため、それに伴いホームが6両分に延伸されました。開業時よりホームドアが設置されています。ホーム幅は広いですが、階段部分やES部分は狭くなっています。
そしてホーム上にはベンチと公衆電話が設置されています。飲料自動販売機の有無は不明です。
写真は2番線より終端方を望む。
 
 

こちらは1番線より中山方を望む。
グリーンラインは鉄輪式リニアモーター駆動方式を導入しており、車両やトンネル、駅設備が小さいです。ホームにおいても天井が低いです。
 
 

ブレてしまいましたが、2番線より中山方を望む。2008年撮影。
当時は中山方にホーム延伸準備スペースがありましたが、今は整備されてこの部分にも電車が発着しているはずです。ホーム端の先には両渡り線があります。
この先、起伏に富んだ住宅街の中を西へ走り、やがて左へカーブして道路地下ではなく民有地地下を南西へ走ると日吉本町駅へと至ります。
 
 

1番線より終端方を望む。
引上線は設置されておらず、少し先に2線とも車止めがあります。
これより先、「横浜環状鉄道」の一部として鶴見駅までの延伸計画がありますが、すぐには延伸されません。
横浜市営地下鉄ではブルーラインの「あざみ野」~新百合ヶ丘の延伸が優先されており、グリーンラインの延伸計画は後回しになっていますが、果たして実現するかどうか…。
 
 
あとがき  
私が横浜市営地下鉄グリーンラインの日吉駅で下車(乗車)したのは2008年、2016年の計2度です。2008年はグリーンラインの乗りつぶしのため、2016年はグリーンラインの車窓風景撮影および全駅確認のため、終着駅ゆえにいずれも改札を出ています。市の中心部からは離れていますが市街地であるため地下駅です。構内は島式ホーム1面2線で、東急の駅の真下で直行する形で配置されています。駅前ですが、地下鉄が乗り入れる前から東急の駅前として成熟しており、西側には田園調布と同じく放射状に道路が整備された市街地が広がっていて、東側一帯には慶應義塾大学日吉キャンパスが広がっています。
  
新宿駅からですと山手線内回り(品川方面)または埼京線、湘南新宿ライン、相鉄・JR直通線に乗り渋谷駅で下車し、東急東横線の各駅停車に急行(通勤特急以下)に乗り換えて日吉駅下車すぐです。特急にご乗車の場合は武蔵小杉駅で下車し、東横線の各駅停車または目黒線電車に乗り換えて日吉駅下車すぐです。あるいは新宿三丁目駅から東京メトロ副都心線の渋谷・横浜方面行き電車に乗っても到達できます(特急の場合は武蔵小杉までで下位種別に乗換)。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り新横浜駅で下車し、横浜線上り(快速or各停)に乗り換えて菊名駅まで行きます。そして東急東横線の上り電車(特急を除く)に乗り継いで日吉駅下車すぐです。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅近くに複数のコンビニがあります。飲食店もチェーン店を含めて駅前に多数あります。事前に用意しなくても大丈夫です。
  
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。横浜市営地下鉄グリーンラインを乗り鉄の際は、日吉駅ですぐに乗り換えたりせずに、一度は駅も観察してみて下さい!
 
(参考:横浜市交通局のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)