3年ぶりに開催されたヨコハマ鉄道模型フェスタ
その会場で先行販売の記念品として、久しぶりのKATO東急ネタとして5050系4000番台のQ SEAT車が製品化!
特典付きチケットをあっさりと購入出来ましたので、とりあえずレビュー的なものでございます。
パッケージ
ホビーセンターKATOブランドでは伝統的な赤箱に入りますが、奇跡的に東横線Q SEAT車の色合いとバッチリ合っています(笑)
お馴染みのKATOロゴの上には、東急電鉄公式のQ SEATロゴ
特別な製品であることはここで示しています。
商品化許諾元はKATO製品では初の”東急電鉄”に
前回までは”東京急行電鉄”でした。
上面と
下面
共通デザインですが、上面の右端はバーコードに対して、下面は諸注意と販売元&製造元の表記
左右面はこちらの表記
ここから開封する形になりますが、非常にキツキツで破損しやすいので要注意!(やらかした顔)
裏面は編成図やレタリングシートの案内など
説明書は入っていないので、実質的にこちらが説明書替わり
編成例
流石に帯の幅が違うので5173Fに足すのは宜しくないでしょう…4107Fは帯幅はセーフですが、特別企画品を潰すのは勿体ない
実質的には4109Fに足す以外の選択肢はないといえますが、後述しますがそれにしたって弄らなきゃいけないところは沢山
レタリングシートの貼り方解説
既存車両の番号を変えるためのインレタが付属しており、それの諸説明となります。
レディ・トゥ・ランに拘っているKATO製品では非常に珍しいといえます。
それでは開封してみます。
付属のインレタはこんな感じ
編成番号はQ SEAT付き5050系の第一陣となった4112Fを指定
車番&号車表記の変更と、近年追加となったベビーカーマークを足す形となります。
各レタリング共に、予備は1つです。
車輛の方
サハ4412号車とデハ4512号車の2両
増結セットBと同じく、発泡スチロールのケースに入っており、クーラー部分がややキツメ
ということで、車両の方を見てまいりましょう
4号車サハ4412号車
側面
塗装はインクジェット不使用、これは嬉しかったです(笑)
こちらは車番類を印刷済み
近年に合わせたベビーカーマークもしっかりとありますが、地味にこちらもKATOの東急シリーズでは初
ベース塗装は赤で、どうやらその上に銀を足している模様
ドア付近の淵部分に色が回りきっていないのは少し気になるかも…?
もはや伝説の一品となったGMの小田急1000形(赤)と似たような色合いですが、模型的にはやりづらかったりするのでしょうかね…?
分かりづらいですが、東急ロゴはしっかりと東急電鉄の
“TOKYU RAILWAYS”
へと変わっています。
この辺りも時代変化といえますね。
横浜方の妻面
こちらも銀を上から追加する形と思いますが、しっかりと綺麗に塗れています。
車内パーツのお話
「まさかロングシートそのままなんじゃ…?」と思っていたら、本当にそのままロングシートw
座席モケットに合わせて成型色が緑色に変更となりましたが、ちょっとうーん…な部分
これがまかり通ると、オールロングシートの東武50090型TJライナーとかも赤箱のホビーセンターKATOブランドで出そうな気がしてきましたw
屋根周り
実車と同様に灰色のまま、クーラー自体も従来品と一緒です。
続いて5号車のデハ4512号車
パンタ配管のある妻面側も銀塗装が綺麗です!
側面の印刷は先ほどの4号車サハ4412号車と同様
ドアの淵はとりあえず放置の方向で…
横浜方の妻面
妻面の塗装は綺麗で、流石と感じます(笑)
屋根周りは通常品と一緒
パンタグラフの上昇姿勢は初回品よりも良くなったように感じますが、微妙に改善されてそうです。
ということで、ホビーセンターKATO 東急電鉄5050系4000番台Qシート車2両セット のレビュー的なものを書いてみるでした!
記念品で2両だけながらも久しぶりの新規東急ネタで、新時代の到来を迎える東横線を象徴する製品となりました。
一般車と組み合わせて編成化したいところですが…
それがなかなかの曲者
4112F @妙蓮寺~白楽
4112F @武蔵小杉
実車の4112Fは既存の8両編成である5050系5166Fに、新造されたQ SEAT車である4号車サハ4412号車と5号車デハ4512号車を加える形で10両編成化されています。
5166FがKATOの5050系4000番台プロトタイプと一致していればよいのですが…残念ながら大分相違点
というか、5050系4000番台と一致しているのは細いタイプの赤帯のみで、他はざっと目に付く部分でも
・従来型スカート
・側面はダルフィニッシュ加工済
・先頭車へアンテナ増設
という3点が大きく異なります。
幾ら改番したところでなんちゃってタイプモデルにしかならず…KATO製品としては非常に珍しい「作る楽しみいっぱい!」な製品といえそうです。
スカートはY500系のAssyパーツ、ダルフィニッシュ加工は塗装表現、アンテナは当該パーツを設置で近づけられますので、そのうちしっかりと行いたいものであります。