キハ85系による特急「ひだ」は、3月18日のダイヤ改正で大阪発着も含む定期列車の全てを新型車両のHC85系に置換えられることになっています。これに先立ち、大阪発のキハ85系特急「ひだ25号」を山崎駅で撮影すると共に、念願のKATO製のキハ85系4両基本セットを入手して、特急「ひだ」の大阪発着の3両編成を再現できるようになりました。更に、勢い付いて増結セットも入手しました。
特急「ひだ25号」 2025D 大阪発、高山行 (2022.12.3 島本~山崎)
大阪発着の特急「ひだ」の3両編成を再現。(→こちら)
ところで、大阪発着の特急「ひだ」は、繁忙期には前面貫通形のキハ85を前部に増結した4両編成で運行されており、これも再現できるようにと、キハ85-1100番台が入っている増結セット(新品未使用品)も、ついに入手してしまいました。
基本セット(品番10-1404)と同じ第三世代の製品(2017年発売→こちら)の5両増結セット(品番10-1405)です。
上から、①’キハ85-1105,②’キハ85-1109,③’キハ84-7,④’キハ84-303,⑤’キロ85-5で、全ての車両がT車です。添付の説明書とシールは、基本セットと同一品が入っています。
車両を車種毎に見てみます。
前面貫通形のキハ85-1100番台(基本セットと共通)は、①’キハ85-1105,②’キハ85-1109 の2両です。
中間車のキハ84-0番台(基本セットと共通)は、③’キハ84-7 です。
中間車のキハ84-300番台(車販準備室と車椅子設備がなし)は、④’キハ84-303 です。
キハ84-0番台(奥側)とキハ84-300番台(手前側)です。種別・行先表示は、0番台では扉左側に一括表示の角形(キハ85系の標準形)となっていますが、車販準備室の設置を止めて定員が増加した300番台では客室窓上に分離した形で設置されています。
前面非貫通のキロ85(全室グリーン車)は、⑤’キロ85-5 です。最後の2両(④’と⑤’)は、この増結セットで初めて製品化された車両になります。
早速、大阪発着の4両編成を組成してみました。
前面貫通形のキハ85-1100番台を1両を増結した繁忙期の4両編成です。
前面貫通形の先頭車が連なるこの姿が、非常に魅力的です。
近年のキハ85系の特急「ひだ」の編成は、3両編成と4両編成を基本として運用され、単独または組合せにより運行されています。基本セット(4両)と増結セット(5両)を使用して、3両/4両編成を再現してみました。
組成の基本になるのは4両編成です。
【編成4-1】最初は、半室グリーン車を含む4両編成です。
岐阜方 ①キハ85-7+②キロハ85-9+③キハ84-12(M)+④キハ85-1104 高山方
【編成4-2】半室グリーン車を含み、両先頭車とも前面貫通形となる4両編成です。
岐阜方 ①’キハ85-1105+②キロハ85-9+③キハ84-12(M)+④キハ85-1104 高山方
【編成4-3】普通車のみの4両編成です。
岐阜方 ①キハ85-7+③’キハ84-7+③キハ84-12(M)+④キハ85-1104 高山方
次は、付属編成となる3両編成です。
【編成3-1】大阪発着編成でも見られる普通車のみの3両編成です。
岐阜方 ①キハ85-7+③キハ84-12(M)+④キハ85-1104 高山方
【編成3-2】全室グリーン車を含む3両編成で、増結セットが本領を発揮します。
岐阜方 ①’キハ85-1105+④’キハ84-303 +⑤’キロ85-5 高山・富山方
高山本線の岐阜~高山間では4両編成を単独か他編成と組み合わせて運行されており、高山で切り離しが行われ、高山以遠には単独編成で運行されています。また、繁忙期に3両/4両編成の高山方に増結される前面貫通形のキハ85は、②’キハ85-1109 を連結することで再現可能です。
【編成3-3】最後に、普通車のみの3両編成での増結例を示します。
岐阜方 ①キハ85-7+③キハ84-12(M)+④キハ85-1104+②’キハ85-1109 高山方
更に、先行入手している第二世代の2両(→こちら)も加えることで、編成のバリエーションが広がります。
キハ85-8(改番済み), キハ84-8
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