旧国73系の加工に気を取られて、加工仕掛り状態から抜け出せていない湘南色三羽ガラスの作業が後手に回ってしまいました。今回は、この3両で同一作業を行うことにします。

 

左からクハ85-100番台,モハ164-500番台,クモユ141の湘南色三羽ガラスです。この3両の屋根板の塗装を同時に済ませたのは、昨年12月4日のことでした。その後の2ヶ月間の進展状況は、クハ85-100番台が、ボディを湘南色に仕上げて車番インレタを転写して(→こちら)から、クリア塗装まで済ませています。モハ164-500番台は、V字溝になったボディの継ぎ目を、一旦切り離してからプラ板を挿入して再接合しています(→こちら)。クモユ141は全くの手付かずのままです。

 

今回実施するのは、継ぎ目を目立たなくするために隙間を埋める作業になります。

クハ85-100番台は、屋根板の継ぎ目を処置します。

 

モハ164-500番台は、ボディの切継ぎ箇所,ドアと妻板間の接合箇所にある隙間を、両側面で処置します。

 

クモユ141は、側板と雨樋との長手方向の接合部に生じた隙間を、両側面で処置します。

 

 

隙間を埋めるためにパテやサーフェーサーを使用しますが、広範囲に塗り付けると後処置が大変ですので、必要最小限の範囲に塗布できるよう、マスキングテープで覆って作業することにしました。

クハ85-100番台の屋根板

 

モハ164-500番台のボディ

 

クモユ141のボディ

 

溶きパテと液状サーフェーサーを準備しました。先ずはサーフェーサーを隙間に流し込む要領で塗布してみて、埋め切れなかった箇所には追って溶きパテを使用することにします。

 

サーフェーサーを面相筆で塗布しました。完全に乾くまでこのまま放置しておきます。

 

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