東京印刷調製の出場券~3 | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

昨日のエントリでご紹介いたしました、東海道本線豊橋駅の「出場券」の画像の再掲です。

 

 

発行は昭和59年3月で、当時豊橋駅を管轄しておりました静岡鉄道管理局では、D型以外の硬券は名古屋印刷調製の券から東京印刷調製の券に変わり始めた頃でした。

 

 

 

 

 

半年後の59年9月に発行されました、豊橋駅の「出場券」です。

 

 

 

名古屋印刷調製の券から東京印刷調製の券に変わりました。

 

名古屋印刷調製の「出場券」の特徴であった領収額の記入欄が無くなり、東京印刷の首都圏地区に設備されていた「出場券」と同じ様式となっています。

 

 

 

 

 

先のエントリでご紹介いたしました両毛線桐生駅の「出場券」の画像の再掲です。

 

 

「出場券」の部分の明朝体の活字に微妙な差異はありますが、様式は同じです。

 

静岡鉄道管理局の東京印刷調製の硬券は、首都圏地区の券とは異なっている点が多かったのですが、「出場券」については首都圏地区の券と同じ様式で、昨日のエントリでご紹介いたしました名古屋印刷調製の「出場券」は2点とも領収額への記入が無かったのですが、実際の現場では領収額欄への記入は殆ど行われおらず、東京印刷調製の券に変わって領収額の記入欄が無くなっても、実務上は支障が無かったのかも知れません。