葛生駅をじっくり堪能して東武佐野線に戻り、館林駅まで乗り通した。
実はまだ、この旅の目的はあとひとつ、残っているのだが…
小泉線の電車や「リバティりょうもう」の発着を見届け、また佐野線に戻る。
1990年夏、最初にここで見た時は吊り掛け駆動の3050系の4両編成。
2003年頃、太田界隈に向かう途中に見た時は1800系の通勤型化改造車4両編成。
そして2023年冬、今の主力は8000系2両編成ワンマン車。
本数こそそんなに変わってはいないようだが、編成内容から衰退はじわじわと進んでいる。
16:58に館林を離れ、どんどん日が暮れていく中を走って17:14佐野着。
ここで改めて下車となる。
佐野駅のコンコースには、SL大樹のC11や歴代特急車などの模型・ペーパークラフトや…
どこにあったものだろう?
「きっぷ発売所」なる年代モノの看板。
無人駅の近くの店とかに掲げられていたのだろうか?
…さて、そんなものを見てから北口を出て、佐野市内の暗い道をトボトボ一人で歩き始める。
中には暗くて怖い、細い路地も抜けて…
10分ほどかけて歩いてやってきたのは、佐野ラーメンのお店。
事前に色々リサーチをして、一番好みに近いであろうお店をピックアップしておいたのだった。
ネットには夕方が17:30から再開店と書いてあったので、しばらく待っていたのだが…
…おや?
店内に電気は灯っているのだが、動きがまるでない。
そして、誰もお客も来ない。
ずーっとひとりぼっち。
17:30になっても動きなし。
5分…
10分…
これはおかしいぞと、戸を開けて声を掛けてみた。
麺の売り切れのため、昼で営業終了
マジかいな!!
なんと、夕方はお店を開けないという。
ここまで頑張って歩いてきたのはなんだったの〜!?
…失意に暮れて、東武佐野線の陸橋を潜り、佐野駅南口方面に歩き出す。
まだ、駅の周りにいくつか店があったはず…
昭和の頃が色濃く残る商店のある道を抜けていったのだが…
ここも、
そこも、
あそこも!!
まだ時間は土曜日の18時前である。
それなのに、どこのお店も開いていない。
そして、やっと開いている店を見つけたが…
ラーメン完売です
ちーん
詰んだ…
佐野ラーメン、終了。
この時点で、違うメニューを頼む気も失せる。
そして、さらなる佐野駅界隈徘徊へ。
どうなる、食事難民!?