285列車須ケ口行き特急

2023年2月1日(水)、2023年3月18日に実施されるダイヤ改正後の各駅の時刻表が発表されました。
先日概要が発表された際にも述べましたが、今回の改正のポイントは以下の二つになります。

  1. 全線に渡る本数削減
  2. 各務原線・知多新線のワンマン化

この2項目に加え、

  1. その他注目ポイント

を加え、今回は考察していきたいと思います。先回あげたダイヤ改正関連の記事や、名鉄ホームページのダイヤ改正のリリースや改正後の各駅の時刻表等をご覧になられてから、お読みいただくことをお勧めします。
ご意見等ございましたら、コメントやTwitter・公式LINEアカウントなどでお知らせ頂ければ幸いです。





まずは、全線に渡る本数削減について。
時刻表を見て、一番驚いたのは、岐阜発着の急行が早朝と深夜以外消滅してしまったこと。
1月17日に発表されたリリースでは9時~20時台となっていますが、8時台も一宮~岐阜間は急行の運行はなく、現在当たり前のように見ることができる、岐阜行き急行は早朝・深夜時間帯にしか見られないレアな列車になります。早朝・深夜時間帯にしか見られなくなる岐阜行き急行(2022年8月、神宮前にて撮影)。

休日の昼間時間帯の豊川稲荷・国府~一宮間の急行が削減され、代わりに、豊明~須ケ口間で準急が運転されるようになるのは、先回取り上げた通りです。豊明~須ケ口間の準急の時刻ですが、そのまま国府~一宮間の急行のスジ(下り:名古屋:13分・43分発、上り:名古屋29分・59分発)に入るのかと思いきや、下りは名古屋:13分・43分発、堀田で特急待避で、国府~一宮間の急行のスジほぼそのままですが、上りは、二ツ杁で特急の待避をするようで、須ケ口発車は豊川急の時間、二ツ杁で待避をし、名古屋発は豊明準急の時間になるようです(名古屋07・37分発)。
なお、2021年5月改正から運転されていた平日昼間時間帯の須ケ口から常滑線・河和線への普通は削減されるようです。西枇杷島や新川橋は1時間に2本の発着に戻ってしまいます・・・・・

他の路線でも削減が進むようで、平日・休日とも、広見線の上りで45分間列車が来ない時間が新たにできるようです。現在公表されている駅別時刻表のみで、すべての路線を把握するのは非常に骨が折れるので、路線時刻表が発表され次第、比較してみたいと思います。




続いて、各務原線と知多新線のワンマン化について。
各務原線は、全列車が岐阜~犬山・三柿野間の折り返し運転となり、すべて普通での運行となります。
時刻は現行を踏襲し、犬山線の特急や急行と接続が良いので、それほど違和感なく受け入れられるのではないでしょうか・・・?

心配なのは知多新線です。
朝の時間帯を過ぎると、30分毎の運転となります。
30分毎の線内折り返し運転でも河和線の特急や急行と短い時間で乗り換えができれば、それほど不便さは感じないと思いましたが、どうやら現行の普通に近い時刻での運転となるようで、河和線の特急や急行との接続はあまりよくないようです。夕方の上り列車は、知多奥田にある大学の学生で混むこともあり、30分毎・線内折り返しのみの運転・河和線の特急や急行との接続が悪いの3点揃いでは、どうなることやら・・・ 問題にならないと良いのですが・・・光景が様変わりするであろう内海駅(2021年12月撮影)。




ここからはその他の注目ポイントを上げたいと思います。
まず、西尾線への特急車の入線が消滅します。
朝の西尾発須ケ口行き(土休日は名古屋行き)一部特別車の特急(285列車)は、平日は、吉良吉田発須ケ口行き全車一般車の特急に変わり、土休日の西尾線の特急の運転はとりやめとなります。また、深夜時間帯に運転されていた名古屋発西尾行き一部特別車の特急(434列車)は運転取りやめとなり、434列車に先行している新安城行き急行(2340列車)と一体化され、西尾行き急行として運転されます。
特に平日の285列車は、特別車の利用がかなり多いそうなのですが、廃止して大丈夫なのでしょうかね・・・?
平日に新設される吉良吉田発須ケ口行き全車一般車の特急は、吉良吉田発なので、2両か4両での運転となりそうですが、ラッシュ時の新安城や知立に2両や4両で入線するとは考えづらいので、西尾か新安城で増結することになりそうです。時刻を見てみると、吉良吉田~西尾間は現行の西尾行き普通が特急化されるような感じになるようですが、西尾着が現行より3分も遅くなっており、西尾で増結されるのでしょうかね・・・?
(2023年2月4日追記:知立駅に4両で運転される旨掲示されているそうです)
余談ですが、新設の吉良吉田発須ケ口行き全車一般車の特急は福地駅にも停車するようです。福地駅は、元々は普通しか止まらない駅でしたが、2008年6月改正で急行停車駅に昇格し、今回の改正では、特急停車駅に昇格! まさに大出世です。285列車須ケ口行き特急改正後は全車一般車での運転となる平日の須ケ口行き特急285列車(2021年11月、神宮前にて撮影)。

細かな行き先変更も多数見られるので、紹介します。
このサイトをご覧の皆様の中には、車両運用に興味をお持ちの方も多いと思いますが、現在三河ワンマン車で運転されている平日朝の岐阜行き普通(鳴海~神宮前間は急行、853レ)が佐屋行きに変更になります。三河ワンマン車のいわゆる”脱走運用”にも変更が生じると思いますので、こちらにも注目していきたいと思います。853列車(三河ワンマン脱走運用)現在は三河ワンマン車で運転されている平日の853列車(2022年9月、神宮前にて撮影)。

平日の853列車以外では、上で述べた通り本線の急行の多くが一宮発着となります。また、現在の犬山経由岐阜行きの列車は、土休朝の1本は犬山行きになり、それ以外は新鵜沼行きとなります。他に興味深い行き先の変更は、平日朝の国府行き急行(742列車)が本宿行きに変更、平日朝の知多半田行き急行(880A)が河和行きに変更といったところでしょうか? 他にもあると思いますので、注目した方が良いところなのに、抜けている等々ありましたら、コメントやTwitter・公式LINEアカウントなどでお知らせください。

最後になりましたが、しばらくしたら名鉄ホームページで路線毎の時刻表が発表されると思います。
発表後、また考察記事をあげたいと思っています。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

おわり。


投稿者 めいはん

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